りんごの話☆ | フルーツパーラー クリケット スタッフブログ

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世界のフルーツをおいしく食べてもらおうと考えた京都中央市場の荷受け業者がオープンさせたお店。

こんばんは。

クリケットの小坂です。

コロナウイルスの影響は広まるばかりでせっかくの春も暗くなるニュースが続いて気分がすっきりとはしませんね。
一刻も早い終息を願うばかりです。

このような状況下、自宅待機をされている方も多いと思います。

そこで、旬ではありませんがお近くのスーパーなどでも手軽に購入し自宅で楽しんで頂ける「リンゴ」について今回は投稿させていただきます。

今が旬でないと言いましたが本来は秋冬がシーズンのリンゴを年中スーパーなどで見かけ無い時期は殆どないと思います。

これは年明けから出回っているリンゴは昨年から生産地で貯蔵されており、年中供給できるよう調整して出荷されているからです。リンゴの大産地である青森県などに行くとリンゴ貯蔵用の体育館のような大きな倉庫設備がたくさん並んでいます。

前回のイチゴと同じくリンゴにもたくさんの種類がありますが、赤いりんごの「つがる」「ふじ」、青リンゴの「王林」「トキ」などが一般的でしょう。

美味しいリンゴの有名な見分けとして 「蜜入りりんご」

というのは聞かれたことがあると思います。

ではなぜ蜜入りリンゴは美味しいとされているのでしょうか?

この「蜜入り」というのは本当に蜜が入っているわけではありません。
その証拠に蜜部分だけを食べても特に甘くありません。

ですが蜜入り状態になっているリンゴが美味しいのは間違いありません。

それは「蜜入り」という状態が完熟の合図だからです。
リンゴにはソルビトールという果糖などに変わる物質が含まれており、そのソルビトールはリンゴが完熟すると水分を吸収します。そしてその部分が蜜と呼ばれています。

つまり、

これ以上ソルビトールが糖に変換しなくてもよい状態=完熟している

と判断できるわけです。

そして、大切な見分け方ですが、 ・表面が赤く色づいているだけでなく、お尻部分を見て飴色(濃い黄色)になっている。 (色づきは果物の基本でしっかり太陽を浴び生育できている証でもあります) ・手に持った時にずっしりと重みのあるもの (ソルビトールが水分を吸収し蜜入りになるとその分重みが増します) ・表面が少し照かりべたつくもの (リンゴの表面から出るろう物質が時間の経過で溶けた状態。リンゴの熟しているサインでもあります。) これらが分かりやすい見分け方だと思いますが、王林やジョナゴールドは蜜入り状態にはなりませんのでお気を付けください。

最後に食べ方ですが、皮を剥いたり、ウサギ型にしたり、もちろんそのまま丸かじりでも美味しいリンゴですが、おすすめは「輪切り」です。

リンゴを横向けにして1センチ幅くらいで輪切りにするだけです。

この切り方ですと、
・切る手間がかからず ・芯の周りまで食べられ
・皮ごとでも抵抗なく食べることができます。

免疫力アップにビタミンは不可欠です!
是非おうち時間でお手軽にリンゴの見分け、食べ方を試して楽しんでみてください!

リンゴは古くから
「一日一個のリンゴで医者いらず」
と言われる果物です。

病気になってからの対応も大切ですが、それよりもっと大切なのは「未病」であることです。

皆様もぜひ果物のある生活を取り入れてみてください!