今後のこととか | 精巣腫瘍治療記+α

精巣腫瘍治療記+α

2009年末、21歳で精巣腫瘍に罹患。一度は転移なしとなったものの翌年再発し5月から化学療法。患者であると同時に薬学生でもあるので、患者側と医療側双方の視点でこの病気と向き合っていければと思います。また自分の病気とは関係ない勉強、研究、趣味の話もちらほら。

昨日深夜、というか今日の未明というか、ワールドカップ日本vsデンマークでしたね!
病院の就寝時間は21時―6時で、前日は22時くらいに眠りについて、
起きて見ようという気持ちはそんなになかったのだけど、ちょうどキックオフの時間に目が覚めて^^;
結局最初から最後まで見てしまいました。
日本予選突破おめでとう!


治療の方は、水曜日にブレオの投薬があり。
多少気持ち悪くはなりましたが、ほとんど表に出る副作用はなしですね。
白血球数はここ数日3000前後を横ばいで推移しています。
主治医は週明けあたりから下がってくると予想していますが、はたしてどうなるか。
もし下がってくれば、第1クールとまさに同じ感じで、G-CSFの投与が必要になってくると思います。


そして、そろそろ今後の治療方針についても考えなければいけない時期になってきました。
そもそも、先月の治療開始の時点で言われていたことは、
「まずは2クール化学療法やって、その時点での治療効果を見てその後について決めていく」
ということ。
そろそろ第2クールが終わり、今後の方針を決める時期が近づいています。
今のところ、治療効果としては。
腫瘍マーカーであるHCGは、水曜日に0.3mIU/mLを下回り、数値上陰性化しました。
また、来週月曜日にCTを撮りますが、今までは画像上でもたしかに腫瘍は縮小しているようです。

今の時点でもっとも可能性の高い今後の治療方針は、
念のためあと1クールBEP療法 → リンパ節廓清(手術)
という流れのようです。
正直、今まで怖くて主治医に聞くこともためらっていたのだけど、
やはり遅かれ早かれ廓清すなわち手術はすることになる可能性が高いらしい。

廓清はした方がいい。というのは、たぶんその通りなのだと思います。頭では分かる。
腫瘍マーカーが陰性化したといっても、CT上で腫瘍の影が見られなくなったとしても、
ごくごく少数のがん細胞がどこかに残存している可能性は否定できない。
で、もしがん細胞が残存していた場合、それを手術で取らずにおいてまた再発したら、
今度もまた化学療法が効くという保証はない。
つまり、がん細胞が化学療法に対して耐性を獲得している可能性がある。
であるならば、疑わしきはとってしまおう、ということで、現在では、おそらく、
リンパ節転移の症例に対しては最終的に廓清をするのがスタンダードなのだと思います。
(もし現時点で肺などに転移していれば、もちろん廓清しても再発のリスクはあるわけですが…)

何度でも言うけど、頭では分かるんですよね。頭では。
ただ、それでも手術は受けたくない、というのがやっぱり本音です。
それは、手術そのものが怖い、というのもあるけれど、
一番怖いのは、この手術には射精障害という後遺症のリスクが付きまとうということです。
より正確にいえば、逆行性射精というものになってしまう可能性があります。
参考:国立がん研究センターのページ(「2.射精機能障害」を参照)

射精障害について、色々書いてみようと思うのですが、長くなりそうなので次に回そうと思います。
いろんな方の意見が聞きたいなと思っています。
射精障害、というものを聞いてぶっちゃけどのように思われるのか。
次のエントリのコメント欄にご意見いただければ幸いです。よろしくお願いします。