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休憩室のMonologue

時事ネタや書籍・音楽・映画・アニメ等の感想など
少々長めの文章で書いていきます

甦れ、ユーミン!―「シャングリラ」の悲劇とポップスの死 (Love & Peace)/山下 邦彦

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なんとも衝撃的なタイトルの本である。
90年代後半からのユーミンの低迷と、
その間に行われた一大スペクタルショー「シャングリラ」に関する徹底的な批判を想像したが、全く違う。

結論として、松任谷由実の低迷は
「ユーミンの時代が終わった」とかそういうことではない。

ファンの耳が以前より鈍感になっているからだと言うのだ。

”ユーミンは過小評価されている。
 あまりにも巨大過ぎて誰もが知っているが、その本質は知られていない”

とは音楽評論家の渋谷陽一の言である。
また、2000年に音楽雑誌「bridge」で”松任谷由実の10枚”という特集で語られているのは、
ゴージャスとかリゾートとかのイメージでマスキングされがちだが
デビューアルバム「ひこうき雲」で既に描かれていた「かなしみ」こそがユーミンである、ということだ。


本書の著者、山下邦彦も基本的にこれと同意見である。
だがアプローチの仕方が全く違う。渋谷陽一のように詞と曲からの世界観だけからではなく、
そのメロディーとコード進行がいかに凄いか、そして素晴らしいか。
それは単にオリジナリティだけの話ではなく、
ユーミンは日本、いや世界の音楽界において、とてつもない音楽的な冒険を続けている。
しかも音楽理論からではなく、感性・感覚からそれを行っているのだ。
ということを、かなり過剰な思い込みと仮説と愛情を持って説く。

過去のあらゆるユーミンの発言から、かなり噛み砕いた解説をしている。
そしてメロディーとコードについては楽譜ではなく、ドレミ譜だけで懸命に伝えようとしている。
でも申し訳ないが、ある程度コード理論が分かってないと著者の主張は掴みきれないだろう。
なぜ「D→Am」がすごいのか。普通なら「D→G」なのにとか。
「B♭」がいかに重要であるかとか。

私も鍵盤で追ってみたが、よく分らない。

要は「ちゃんと聴き直せや、こら!!」
ってことなんだろうな。うん。
はい、私もそうします。



驚異的な鳥肌注意報、発令!!!

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心配で、慌てて家に帰ってきた父親が見つけたのは
嵐の夜に熱を出して寝込んでしまった和奏だった。
何処にいったのか分らなかった猫(ドラ)はちゃっかり家に居る。
そういえば、このドラについてはまだ何の経緯も語られていないけれど?

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夏休みが終わり、二学期が始まる。
入院中だった校長先生は復帰しているが、和奏はまだ熱のため、休んでいた。
彼女が心配な来夏は「うざがれるかも・・」という不安に堪えながらも見舞いに行く。
君、えらいよ!!

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海岸でのラッキーイベント(違うw)から、和奏の家にお邪魔する来夏。
ところで毎回、背景が素晴らしいのだが、江ノ島はこんなにきれいなんだっけ?
過去2~3回行ったことがあるが、夏場に行ったのでとにかく暑かった思い出しかない。
景色を満足に眺めていなかったか・・。
「TARI TARI」を観ているともう一度行きたくなる。
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”叶わなかった約束は、忘れられない思い出”
叶えてしまったら、それでおしまいだから。
叶わなかったからこそ、その人を憶えていける。
来夏も、祖父との約束を叶えられないままだった。
その言葉に、和奏の心が少しずつ動き出す。

後日、紗羽の家に母・まひるの写真を受け取りに行く和奏。
同時に合唱部のテープも渡される。
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ここでさらりと紗羽の家の事情が語られる。
父と喧嘩していたのは、紗羽の進路を巡ってのことだったのか。
お寺を継ぐとなると婿養子をもらわなきゃならんわな。
もちろんそれだけじゃなく、騎手になりたいという夢があるからこそだけど。
でも次回予告だとその夢が崩れかけるようだけど果たして・・・。

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前にも書いたけど、馬に乗るのって本当に大変なのです。
和奏みたいに内股が異常に痛くなります。
座ってれば良いもんじゃないのです。
自分で体を支えなければならないのです。
しかもその状態で走るとなると・・・。
競馬の騎手がいかにすごいかが分ると思います。

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合唱部のテープを聴くため?に朝早く学校に行く和奏。
すると秘密の特訓中の大智とヴィーンとばったり。
いや確かにおかしいよ、それw

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ここではじめて和奏の歌声が披露される(発声練習だけど)
「遠くに大好きな人がいて、その人に私は元気だよーって楽しい気持ちを届けるつもりで」
まひるの言葉が、和奏を再び音楽に導く。

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無事出産した高橋先生の家に赴く和奏。
今回は和奏がかなり動く話だよなぁ。
赤ん坊はかわいい。確かに。
育てるとなると、もう毎日が格闘ですけどね。
だが君もかわいいよ和奏w!!

夜、父親にまひるのことを尋ねる和奏。
なぜ病気のことを教えてくれなかったのか?
それは─
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─かなしみの歌を、和奏と一緒に創りたくなかったから。
母親として、やさしさとか強さとか
もし私がいなくなっても、その歌が私の代わりにずっとあの子と一緒に居てくれる。
その歌を聴いて、あの子が私を思い出すの
私、あの子を絶対に一人にしない─


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母に愛されていたことを実感し、音楽と思い出を捨てようとしたことを後悔する和奏。
だが、思い出もピアノも捨てられてはいなかった。
父親はまひるの死後、和奏がある程度落ち着くまで、じっと待っていたんですね。
前回、ピアノを処分しようとした和奏に何も言わなかったのが不思議だったのだが。
そしてまひるが創ろうとしていた「和奏の歌」の譜面を渡す。
思い出のアクセサリーも。

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再び、心の旋律が響く。
和奏が歌う。そして合唱部が。
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この5人の合唱に完全鳥肌!!
これすごいよ!生で聴きたい!

和奏と母・まひるの話が今回で一応の結末を迎えたと言っていいのかな。
自分を愛してくれた母の思いと音楽が、再び和奏を動かしたということだが、
一方で思うのが、同じく今期放送されているアニメ「夏雪ランデブー」だ。
これも愛する人に先に逝かれた女性の話だが、この場合は親子愛ではなく男女愛である。
女性は亡夫を思うあまり、その想い出が強すぎて先に進めない。
”思い出と共に生きてゆける”というテーマのマイナス面を描いてるように思うのだ。
「思い」は「重い」でもある。どちらが幸せなのだろう。


今回浮かんだ歌は2曲。
どちらも同じタイトルだが、名曲だ。

”この物語の続き これからページ埋めよう
 たくさんの奇跡が待ってる こんな何気ない一日
 新しいメロディーを口ずさんでみるんだ
 今日もお日様に照らされて 生きてゆける 
 それだけでも喜びを味わえる
 目にするすべてにありがとう 生きてゆこう
 毎日新しい歌を見つけながら”
            「love your life 」豊崎愛生


”愛されてる 君は確かに愛されてるいるから
 今よりも ずっと遠くに跳べるはずだ
 愛されてる 君のシャツが真っ白なのは何故?
 君はきっと 君が思うよりずっと愛されてる”
     「Love your Life」石田ショーキチ


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葉月の体を借りることに成功した島尾。
だが六花にその事実がわかるはずもない。
もし仮に、霊が生身の体を乗っ取ったということを目の当たりにしたとして、
人はそれを100%受け入れることが出来るだろうか?
ありえない現実を目の当たりにしたら、それを否定することから始めてしまう気がする。

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六花も、葉月がいつもとちょっと違うと感じるが、酔っ払ってるとしか思ってない。
島尾も六花に触れることが出来たとしても、それは葉月としてであって、
やっぱこいつに触らせたくない。といった子供じみた行動を取ってしまう。
そして六花が葉月に触れようとすることにも抵抗を感じてしまう。
自分が幽霊だったとき以上にだ。

この男二人の入れ替わりは一晩だけと思ったが、しばらく続くようで想定外だった。
しかも入れ替わりが行われた場合、どういう事態が起きるのか?

島尾は葉月として過さなければならない。
葉月がコンタクトレンズを使用していることにも、すぐには対応できない。
お金があれば、まあ大丈夫だろうと思いきや、
島尾は、葉月が使用しているであろう銀行カードのパスワードも知らないのだ。
財布が空になったらどういようもない。
だから恥を忍んで六花に給料の前借りを申し出た。
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しかし勝手に髪を切るのは可哀想すぎるw
でも意外に格好いいじゃん。

乗っ取られた方の葉月はどうなるのか?
大抵は眠っているとか、そのときの島尾の行動を夢のような感じで認識してるとか、
そんなパターンかと思ったが、
島尾の精神世界?深層心理の世界?に赴くことになる。
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そこで登場する萌え萌え六花ちゃんw
反則だろ!
一緒にいなくなった王子様を探しに行く。
王子はどこにも行けないまま、六花への思いだけを具象化した世界に留まっていたのか。
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村上春樹の「世界の終わりのハードボイルド/ワンダーランド」をふと思い出す。
結局あれも主人公の精神世界の中だけで終わってしまう話なのだが、
まさしく島尾はその兆候がある。
時間の概念がない世界ではそうなるものなのか?想像もつかない。
江原だったら分かるのかよw

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「お風呂で背中、流させてくれませんか?」
おい、どうするよ島尾君w?

Yeah a man loves a woman but he cant understand
(男は女を愛する でも彼には解らない)
Why shes sad when she stares at the ring on her hand
(なぜ彼女が自分の手にはめられた指輪を見て悲しむのか)
Then she sits in some club where the long shadows fall
(そしてクラブでも椅子に座って長い影を落とすのか)
Drops a coin in the jukebox not the phone on the wall
(どうして電話ではなくジュークボックスにコインを入れるのか)
So close
(こんなにも近くなのに あまりにも遠くて)
Yet so far away
(こんなにも近くなのに あまりにも遠くて)
We believe in tomorrow and a better day
(僕たちは明日を信じてる きっと今日よりも良くなるものと)
We lie down to sleep so close
(こんなに近くなのに 僕たちはこんなに近くなのに)
Yet so far away
( あまりにも遠くて)
Some people think if you really believe
(こう考える人もいる――信じられないかもしれないけど……)
Thats all you need to solve all the mysteries
(全ての謎を解くのはみんなが必要としているものなのだということを)
Well I know someone who just heads for the sun
(僕はそれが誰なのか知っている――太陽にただ向かっていった人……)
She says I dont wanna be wise, I just wanna stay young
(彼女はこう言う 「賢くなんてなりたくない。ただ今のままでいたいだけ」)

              「So Close」Hall&Oates


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バドミントン部の予選大会が始まる。
といっても出るのは大智一人。さすがにヴィーンは無理だわな。
んでもって、全員で応援するわけだが。
・・・一体何の寸劇が始まったのかと思ったわw
ノリが良すぎるぜ来夏(笑)
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紗羽もだけど。
このダンスで涼谷ハルヒを思い出したのは私だけ・・・てことはないよねw
ちなみに、ここで来夏とヴィーンが歌ったのは「熱闘戦隊ガンバライジャー」のテーマで、
ヴィーンが大好きという設定が漫画版の方にあり。

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大智はベスト8まで行ったものの全国大会出場は叶わなかった・・。
ここまで行けば大したものだと私も思うけど。
今、巷はオリンピックで盛り上がっているというか、周りが異常に盛り上げてる様な感じだ。
もちろん金メダルを多く取ってもらいたいと願うけども、
オリンピックは出場するだけでも価値があり、その選手がベストを出せればそれだけでもいいじゃないかと。
周りがどうこういう問題ではないじゃないかと。
そう私は勝手に思っているが、それはやはり外からの意見であって、
高みを目指している選手にとっては、悔しいばかりなんだろう。
大智は本当に真面目でいい奴だよ。もう負けたくないからと今日の試合のイメージトレーニングまでするとは。
でも高校3年生の夏ということは、高校での大会はもうないのか・・。
岡村靖幸の「カルアミルク」の一節を思い出す。
”頑張ってみるよ 優勝出来なかったスポーツマンみたいな ちっちゃな根性身に付けたい”

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大智と紗羽のツーショットがやけにいい感じに見えるが?

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和奏も来たはいいものの、先日のコンドルクインズとの一件が頭を離れない。
途中で退席。

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後日、偶然紗羽の母・志保に会った和奏はまひるの写真を見せられる。
やはり志保はまひるを知っていた。1個上の先輩だったか。
そして教頭先生も知っていた。

和奏は高校時代のまひるのことを一切聞かされていないようだ。
今回、初めて和奏目線で親子で何があったかが語られる。
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有体に言ってしまえば”和奏は反抗期に母を亡くしてしまった”のだ。
音楽科への受験を控えナーバスになっていた和奏に対して、ラフな態度で接していたまひる。
重たい病気であることも和奏は受験だったから、ということで黙っていた。
そして受験当日に母は死んでしまった。
母の願いは娘・和奏とともに歌を歌うことだった。
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思い切って自室のピアノを処分した和奏だが・・・。
自責の念にかられる彼女をどう救うのかが、序盤のクライマックスなのだが果たして?


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2004年にリリースされた、照井利幸のソロプロジェクトの作品
ミッシェル解散直後のチバユウスケが、ボーカルで参加したことでも話題になった。

私はミッシェル・ガン・エレファントのファンでもなく、
ブランキー・ジェット・シティもリアルタイムから解散まで知ってはいたが、
その世界観と演奏力はものすごいと思っていたものの、ハマるまでにはいかなかった。

だが、ベースの照井利幸はずっと気になる存在であった。
もともと私がセンターに立つ人間より、サイドにいる人間の方にどうしても興味が向く性質なこともあるけども。
ある雑誌のブランキーのインタビューを読んだとき、
照井が「最近はMACで曲作りをしている」と語っていたことに、かなりびっくりした。
イメージとして音楽を感覚で、一発勝負的な形で奏でているものとばかり思っていたので、
そういう構築するような曲作りをしていると知って、ちょっとしたカルチャーショックを受けた。
ブランキー解散後の最初の作品が、打ち込み主体の音楽だったことも非常に興味を惹かれた。
結構後になって聴いたのだが、名盤だと思う。照井の音楽の降り幅の広さを感じさせる。

その後、チバユウウスケとROSSOを結成し、再びロックンロールをかき鳴らすが、
これは本人が語るに、消化不良気味だったらしい。
色々考えすぎた上での後悔があったそうだ。

で、ミッシェル解散後、本格的に第二期ROSSOを始動する前に出されたのが本作。
照井のベーシストとしての本能的な部分と、多彩な音楽性が結実された改心作だ。

ROSSOは再び活動休止。
照井はソロプロジェクトSignalsを始動させるが、これまた予想外。
アコースティックギターとドラム、バイオリンで構成された音楽は、ロックンローラー照井利幸ではなく、
内なる情熱を秘めた音楽家としての姿を見せてくれる。

先述した通り、私はブランキーファンではなかったし、
激しいロックが大好きというわけでもないので、何の抵抗もなく馴染めた。
でも、ブランキーの熱心なファンからはどう映るのだろうか?
と、どうでもいいことをちょっと気にしたりするけど・・。
照井はまた浅井健一と組んでロックを奏でたりしているが、
今後も目が離せないアーティストの一人だ。
少なくとも、私にとっては。


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