http://wmg.jp/tatsuro/movie.htmlまさか山下達郎のライブ映像を観れる日が来るとは思わなかった。TVには一切出演しないし、本人出演のPVも作らないし、
ましてやライブビデオ・DVDを発売したこともない人なのだ。
今まで実際にライブに行った人しか「歌う・弾く・動く山下達郎」を堪能出来なかったのだ。(FMのラジオの番組は長く続けているが・・)
私が今回、このシアターライブの情報を知ったのはたまたまのことで。
母が高倉健主演の「あなたへ」が観たいというので映画館を検索して調べていたら、
「山下達郎シアターライブ」の名前が飛び込んできて、更に調べると上映期間が一週間しかないとのことで、
もう慌てて日曜日の夜に高崎まで車を飛ばして観に行った。
ライブの1曲目は「SPARKLE」しかも86年のライブだ。
しっかり映像が残っていることにまず驚く。恐らく販売用ではなく、あくまで記録用に残していたものなのだろうけど、
「なんてもったいないことをしているんだ・・」そう思わずに居られなかった。
80年代後半時の映像がしばらく続くのだが、
山下達郎唯一のライブアルバム「JOY」と同じ音源であることに気付いた。やはりあれは、完全主義者の山下達郎がOKを出したこともあって、
かなり完成度の高い演奏だったのだろうと思う。
90年代の演奏をはさみ、いよいよ00年代に突入するのだが、
声が変わっていないことに驚いた。もっとよく聴けば、おそらく微妙な変化があるのだろうが、
観ている瞬間にはあまり感じられなかったのだ。
圧巻なのは「希望という名の光」。震災があったことで。新たな意味づけをされた曲だったが、
もう一度本人の手に戻したいと語っていたのが印象的だった。
しかも間に「蒼茫」のフレーズも歌っていた。
ライブを意識した曲順になっているようで、
アンコールに「RIDE ON TIME」が奏でられると興奮が抑えられなくなる。
しかも終わりとみせかけて、もう1曲「恋のブギウギトレイン」と来れば、
もう参りましたとしか言いようが無い。
本当にライブを観ているような気分になった。「どうもありがとう」と伝えたいです。
実は、山下達郎のライブを観たのは初めてというわけではなくて。
2000年に行われた竹内まりやのスペシャルライブで1回だけ、
動く山下達郎をみたことがある。
そのときはサポートながらも、歌う・弾く姿に圧倒された。
今回のシアターライブでも思ったが、
ギターが本当にすごい・・。
竹内まりやが「化け物みたいにうますぎる」と評していたのを唐突に思い出したが、
あれはすごい。しかも歌いながら弾いてるんだぜ・・?
その一方で、バンドで再現できないオーケストラアレンジやアカペラの曲を歌う際は、
カラオケを使用する躊躇いのなさにも感動した。もうひとつはバンドメンバーの豪華さ。
ギターが佐橋佳幸。キーボードが難波弘之。
個人的にはコーラスで、三谷泰弘(元スターダストレビュー)が観れてうれしかったのと、ドラムの小笠原拓海(sing like talkingのアルバムで名前を目にしていた)が、
かなり若い人だったことに、エンドクレジットで気付いて驚いたりした。
DVDとして販売する予定は無いとのことだが、なんとももったいない。しかし今回、山下達郎がシアターライブに踏み切ったのは
映画館の音質が格段に向上してきたことによるらしい。
(音が悪いからという理由で今まで武道館でライブをしたことがない人なのだ)
だとするなら、家で見ることは叶わないのだろうなぁ・・。
ならライブに来いということだな。
でももう一度、シアターライブが観たい。別のライブ映像でもだ。
これは是非ともお願いしたい。
OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~(初回限定盤)/ワーナーミュージック・ジャパン

¥3,980
Amazon.co.jp