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タイミングを逃してしまい、いつか観よう、いつか観ようと思いつつも
なかなか観ないままになっている映画というのがけっこうある。
これはそのうちの一本。
何と2000年公開の映画である。随分時間が経ってしまった・・・。
ガス・ヴァン・サント監督(「グットウィルハンティング」)の作品であることと、
ジャズ(マイルス・デイヴィス、オーネット・コールマン)が非常に効果的に使われているという話から、
いつかちゃんと観なければと思っていたが、ようやく観れて良かった。
だからどうした?という話だけど(笑)
ブロンクスに住む16歳の黒人少年が、その類まれな学力とバスケットの腕から、
名門学校にスカウトされる話から始まるのだが、
ここであのマイケル・ジャクソンの「BAD」を思い出す人は多いんじゃないだろうか。
あれは良い学校に行ったスラム出身の子が休暇で戻った時に、それに嫉妬した友達に殺されてしまったという
実際の話をモチーフにした曲らしい。
また「Bad」とは本当の意味での「Bad(悪い)」と、最高という意味の俗語の「Bad」の両方で使われているそうだ。
http://mjwords.exblog.jp/9378695/
これによってPVのイメージが変わってくる。
「小説家を見つけたら」では、ショーン・コネリー演じる元小説家の老人との友情により、
そういった危機からは脱することになるのだけれど。
非常にややこしいのだが、成功した黒人に対して、周囲の黒人はかなり厳しい目で見ることがあったり、
また黒人自身も、白人はどうせそういう差別的な目で自分を見ているんだろうという、
逆差別的な視点を持っていたりと、アメリカの社会はかなり歪んでいるように思う。
主役の黒人少年も最初はそういう目でショーン・コネリーを見ており、
ショーン・コネリーもそれを試すような言葉を発するシーンがある。
あと印象に残ったのは、少年に作文を教えるところ。
「自分のために書く文章は、人に見せるための文章に優る」
「考えるな。考えるのは後だ。第1稿はハートで書く。リライトには頭を使う。
文章を書く時は、考えずに書くこと。」
「それをタイプしろ。タイプの単調なリズムで1ページから次のページに進む。
自分の言葉が浮かび始めたら、それをタイプする」
私がいうのもおこがましいが、blogの文章を書く際には、
結構同じ様なことを考えていたので、何となくうれしかった。
そういうのを仕事にしている人にとっては、当たり前の技術なのだろうけど。
あと、最後の最後にマット・デイモンが出て来たのはかなり驚いた。
ほんとにちょっと出るだけなのだが、かなり印象に残る。やはり演技派だなぁとあらためて思った。
エンドクレジットを見ていると、様々なジャズミュージシャンの名前が出て来て、
ジャズファンとしては非常に興奮するところでもあるのだが、
プロデューサー(あるいは監修?)のところでハル・ウィルナーの名前が出てきて驚いた。
ミュージシャン、あるいは編曲家ではないタイプのプロデューサーなのだが、
様々な音楽の企画でジャズマンのみならず、キース・リチャーズやスティングなど、
ロック界からも偉大なミュージシャン呼び寄せ、名盤を創りだしている。
(ハル・ウィルナーの仕事)
これはサントラを買わねば・・。


































