久しぶりにクラシック音楽の更新です。
今日はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴いて
みました。
この曲は、クラシック音楽に目覚めた頃に、幾度も耳に
したもの。意識して聴こうとしなくても、よくラジオ放送で
流れていたように思う。メンデルスゾーンのヴァイオリン
協奏曲も同じような記憶がある。
しかし、私がむしろ傾倒したのは、先ずはベートーヴェン
の、そして次はブラームスの協奏曲の方であった。
その頃、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスが
3大ヴァイオリン協奏曲と呼ばれ、チャイコフスキーは
なぜ除かれるのか、とか言われていたのを見聞きした。
もっとも、以上の4曲を4大ヴァイオリン協奏曲と呼んだり
もするようだが・・・。
それなら、シベリウスを加えて5大協奏曲にすればどうか
なと思ったりもするが、そうなると興味の問題かも知れない。
現在の私の興味で言うなら、3大はベートーヴェン、シベリ
ウス、エルガーになるか。サンサーンスとウォルトンも入れ
たいので、それらで5大協奏曲と言うことにしよう。
ところで、3大協奏曲が3曲ともニ長調であることは、よく
指摘されるところであるが、チャイコフスキーもやはり
ニ長調である。
序でながら、これらすべてが各作曲家にとって唯一の
ヴァイオリン協奏曲である点もよく知られるところだ。
それなら今ここで挙げた他の曲はどうかと言うと、シベリウス
を除いて、他の3曲はロ短調。 これはニ長調と同じく♯一個
で、ハ長調とイ短調と同じ関係だ。これを音楽用語で何関係と
称したかな? (シベリウスはニ短調)
そして、サンサーンスを除いて、シベリウスもエルガーもウォル
トンもヴァイオリン協奏曲は一曲しか残していない。
上に挙げたサンサーンスの協奏曲は第3番のことである。
共通点の多いことを長々と書いたが、どれほどの意味がある
か?(苦笑)
おいおい、曲の感想はゼロか!?・・・まあ、こんな日もあって
いいことにしよう。
聴いたCDの演奏はチョン=キョンファ/プレヴィンとロンドン響。
ネット検索で知ったが、このヴァイオリニストが1970年に
ヨーロッパ初デビューして大成功を収めた時も同じ指揮者と
オケであった。
そしてこの録音は同じ年であり、このヴァイオリニストの録音
初デビューとなった記念すべきものだそうだ。