前回のエルガー第一交響曲に次いで、同じ演奏の
第2番も聴いてみました。私にはこの曲はまだ難解
なので、他の演奏と比べてどうのこうのと言えるには
至りません。ただ、第2楽章以下は大分馴染めてきた
感じもあります。
このアダージォの情感がいいと思えるし、第3楽章の
オーケストレーションの華やかさ、そして第4楽章の
主題のメロディもかなり覚えられてきました。
最後の清浄な響きで静かに終わるところもいいですね。
ま、いずれまた感想を書いてみたいとは思います。
今日はエルガーの序でに買ったCDの中の一枚、
レスピーギの「ローマの泉」と「ローマの松」を聴きました。
これは、ライナー指揮のシカゴ・シンフォニー・オーケストラ
の演奏で、SACD(輸入盤)です。
聴いた感想は、ともかく音がすばらしく良いこと。
SACD盤ということもあるのだろう。よく知らないが、それ
専用のプレイヤーで聴けば更に優れた音で聴けるのだろう。
「泉」の第一曲冒頭に鈴のような音がかすかに聞こえる。
これは以前エントリーしたLP(オーマンディ/フィラデルフィア)
ではどうだったのだろう?
そう思って以前のブログを読み返してみると、そのことには
言及されてないので、多分聞き逃していたのだろう。
ついでながら、あのエントリーが今からほぼ一年前になること
を知った。もう一年!・・・・・・早いな~。
あの時の感想を読み返すと、それまで食わず嫌いで初めて
聴いた曲の感想にしては、よう頑張って書いたものだと、自分
ながら思えるよ(苦笑)。
で、今日はもうそれに何も書き足すことはない。
あえて言うなら、この曲は休み無く全部通して演奏されるん
だったのかと気付いたこと。。。ああ、しょうもない感想(汗)・・
第一部のクラリネットの音が終わるか終わらない瞬間に、
ホルンが大きな音でびっくりさせられたよ。
この後に繰り広げられるすばらしいオーケストラの響き。
それは第3部ではさらに壮絶を極める。
音が大きいだけでない。第4部のヴァイオリン・ソロが出る
ところからの伴奏の響きの綾。なんともすばらしかったです。
そして、教会の鐘が、最後の最後にもうひとつ鳴って静かに
消えていく・・・・。なんともすばらしい印象。
続いて「ローマの松」。
第一部はオーマンディで聴いたより早いテンポのような気が
するが、果たしてどうか? 全くの感。ただそう思っただけ(汗)。
ともかく、子供のはしゃぐ様子が、以前のより一層如実に描か
れているように感じた次第。
第二部 前半の宗教的雰囲気がいいですね。
そして、終り近くでの強奏の音の凄さ。唸る低音。
第三部 オーマンディの時に感動したクラリネット(月の光を
想う)の音が、今日はそれほどでもなかった。あまりにも乾いた
音で。
第四部 次第に盛り上がる最後のオーケストラの響きには、
ただただ圧倒されて言う言葉がない。
なお、曲の内容に関することは、以前のオーマンディ演奏の
感想に書いていますので、興味ある方はご笑覧下さい。
http://ameblo.jp/crest-my7/entry-10025767156.html
http://ameblo.jp/crest-my7/entry-10025932211.html