モーツアルト フルート協奏曲第 2番 ニ長調 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

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クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。

今日はモーツアルトのフルート協奏曲第2番ニ長調 K.314
を聴く。
第2番と言うから勿論第1番がある訳だが、私の中高校時代
は専らこのニ長調のみを聴いて知っていた。果たして第2番と
言っていたのかどうか、少なくとも私にはそれは頭になかった。
モ-ツアルトのフルート協奏曲とはこの曲だけであったし、
かなり気に入ってもいたのだ。

ところが、とこらが、ずっと後で知ったことだが、これは実は
オーボエ協奏曲が原曲であった。 
モーツアルトは約束の期限に間に合わなかったので、先に
作曲して評判の良かったオーボエ協奏曲を、殆どそのまま
フルート用に転用したと言うのだ。
そのため、モーツアルトは約束のお金を支払ってもらえなか

った。
序でながら、作曲の依頼者は第1番と同じフルート奏者だった。


こんなことを早くに知っておれば、第1番の協奏曲はどんなの
だろうと、好奇心も湧いただろうに、これを知ったのは私がレ

コードを買い集めるようになってからであった。

そして、第1番を聴いてからは、早くに知っていた第2番よりも
よく聴くようになってしまっていた。


と言うことで、久しぶりに、いや~本当に30年ぶりかも知れな

いが第2番を聴いてみたのだが・・・・・・・・・。

青春の頃に知ったこの曲の良さは、懐かしさを除いては少し

期待はずれの感であった。
あの頃聞き覚えのメロディはそのまま思い出せるというか、

非常に馴染み深いものだが、それは極く断片的、ないし主題の

1節であった。「少し期待はずれ」というのは、それ以外からは

あまり感動的な印象が見出せなかったからだ。


例えば、第2楽章冒頭のやや荘重なメロディ

   (ドーソーミーファー)
とか第3楽章の冒頭の楽しく愉快なメロディ。

それ自体は大変いいのだが、あと全体的にはどうもあまり・・・・・。
意外なのは、第2楽章もソナタ形式と解説にあった。
そんな風に聞こえなかった。勿論私の耳の問題で、曲のせいでは
ないのだが、私は感情的に面白くないのだ。(^o^;)


聴き終わって、参考までに第1番を聴いてみた(これは随分以前に
エントリーしている)。
別に私の第2番の感想を正当化しようというわけではないのだが、
どうも私の耳には第1番の方が情感が豊かに思える。
何故昔は第2番ばかりだったのか。(`Δ´)

現在でも第2番の方が有名、ないしポピュラーかも知れない。
そんな名曲に対して、今日の私の感想は吾ながらひどいデス。
お許し下さい。m(_ _ )m


 演奏:オーレル・ニコレ/ダヴィト・ジンマン指揮

            アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団