ドボルザークの交響曲なら、絶対8番です。7番もいいけれども。
えっ、9番「新世界より」は?・・・の声が聞こえそうですが、これは
クラシックを知り始めた昔々のこと。
レコードを買うようになってからは 第8番が いいのです!
(ついでに告白すると、9番のレコードは持ってない。いつかも書
いたが、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を持っていないと
同類で。 自慢にもならぬけれど、私の一寸変人ぶり。ハハ)
もうひとつ、ついでに書いときますが、作曲者自身この第8番の
出来に満足で、9番よりも気に入っていたそうですよ。(^。^)
今日は夕飯後に書いておりますので、酒の影響が自分で分かり
ます。 どうか、ご容赦ください。<m(__)m>
さて、この交響曲を私は主にワルター/コロンビア交響楽団の演奏
で親しみました。 この演奏でブログも書くところでしたが、最近、
アーノンクールのCDをやや衝動買いのようにゲットしましたので、
それを聴いた感想にします。
この指揮者は正直殆ど知りません。オリジナル楽器での演奏で
有名であるくらいしか・・・・・。
しかし、聴いてみて大変良かったです。気に入りました。
最初のチェロによる、なんというか 心の底からホットするような
なごやかな旋律・・・望郷、或いは憧憬を思わせる旋律と言える
かな・・・を、アーノンクールはチェロよりも管楽器音を中心に
聞かせます。 先ずこれに驚きました。
そこで今回久しぶりにスコアを手にしながら聴いたのですが・・・。
スコアを見ながら聴くことについては一長一短で、演奏の良し・
悪しとか気に入る・入らないの判断は、私のような素人には
スコアなしがいいです。 ただ耳のみで音に身を任せて聴く方が
音楽がよく分かります。
それは分かっているのですが、最初の音の印象が強かったので
スコアを気にしてしまったわけです。
まあ一応ずっと通してスコアを見ながら聴いたのですが、非常に
スコアに忠実な演奏のように思えました。
取り立てて、スコアに書かれていないことを誇張して自己主張
しているようなところは見当たらなかったように思えます。
それでいて、音は非常に鮮明で明白。音楽の流れもいいし、かつ
大変きびきびして躍動感がある。 そんなところににこの指揮者
の優れた表現力みたいなものを感じました。
この指揮者について全くと言っていいほど知らない上に、演奏も
一回聴いたのみですから、書いた内容に自信はありませんが。
それでも、ともかく自分には惹かれるものがあります。
第7番とカップリングで こちらも早く聴きたい。
1998年の録音。 1000円はお買い得だったで~す!
演奏:アーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団