Z32後部ガラスフィルム施工。…マイスターK氏の職人技をどうかご覧あれ。
今回お客様から…ご依頼されたミッションは、
平成5年型 日産 フェアレディZ 300ZX 5MTのTバールーフとハッチバックのフィルム施工です。
オーナーは、屋内で大切に維持管理され…Z32をこよなく愛されている方です。
具体的なミッションは…
ゼットのTバーは内側にカバーが付いているものの…
この季節…日中の炎天下に走行していると流石に熱いことやエアコンの効きにも影響すること、
ハッチバック部については…
直射日光による室内インテリアの劣化を防ぎたい…
そのためのフィルム施工とのことでしたので…早速お客様ご指名のK氏に連絡。
このK氏。(知る人ぞ知る…マイスター。)NSXだけでも300台以上手掛けたという…プロ中のプロです。
ミッションの高揚感で迎えた…とある吉日の朝…。
ショールーム脇のガレージにZ32を入庫して…早速K氏に取り掛かっていただきました。
私もいざ撮影開始。(もちろん、いきなりフィルムを貼るなんてことはいたしません。)
まず…作業に当たって…リアワイパー、Tバールーフの留め金等を丁寧に外した上で、
施工作業中の溶剤の垂れからボディと室内を守るために…養生を開始。
ガラス表面の汚れ(付着物、油汚れ等)を専用の溶剤を使って除去することから作業は始まります。
次に…実際にフィルムを施工する面の表側(外側)に事前に寸法取りしたフィルムを当て、
その下敷きにしている透明なフイルムから型取りを行ないます。
ここで大切なことは…実際に施工するガラス面にあるセンサー類や配線の位置を考慮して型取りすること、
乾かす作業の中で伸縮するフィルムの面積も計算に入れながら作業を進めることです。
型が取れた段階から…本作業に入るわけですが…ここからがK氏の技術の真骨頂。正に…賜物です。
中性溶剤を万遍なく吹き付けながら…施工面にフィルムを張り付け、
ガラス面とフィルム面をセンター部から順に接着させていくわけですが…これがまた難しく大変。
専用のドライヤーで高温の空気を吹き付けながら…ガラス面とフィルムの間に入り込んだ気泡を除去した上で
熱で微妙に伸びるフィルムを接着。(完成誤差は…わずかに数ミリというから驚きです。)
特に今回は…ハッチバック施工に加えてTバールーフ施工も依頼されており、
先を見越した段取りとそのスピーディで無駄のない動きには…思わず敬服してしまいます。
問題のTバールーフ。
といいいますのは…………
Z32のTバーの内側には…前述したインナーカバーが装着できるように
直径5センチほどの丸い装着パーツがガラスに嵌め込んであるため、
そこを旨くかわしての型取りが難しいこと、仮にできたとしても…曲面処理したフィルムが縮む恐れがあること、
その結果、UVカット機能にも支障が出ることもある…と…マイスターK氏談。
作業を見つめるだけで…何もサポートできない自分に反省しながら…息を殺して進捗を眼で追います。
お見事…。
「後は…ウィンドを開けて…自然に乾かすだけです。」
「今日は湿度が高いから暫く時間が掛かりますが、問題はないと思います。」
「Tバーの施工部分から一週間後に結露があるかもですが、
このヘラを使って空気も淵の部分から一緒に押し出してもらえば…大丈夫です。」
仕上がりは…秀逸の一言。
フィルム面が歪曲していないことに加えて気泡等も一切混入していないこともあり、
実際にフィルム面に光を当てても反射や屈折はありません。(拍手…喝采…敬礼。)
今回の施工に立ち会っていただいたオーナーもK氏の作業進捗と仕上がりを絶賛していただきました。
私なんか…プラモデルに貼る”日の丸シール”さえ曲がってしわになってしまう人間ですので、
この大きさの…それも薄くて傷つきやすいフィルムを難なく貼れるK氏の技術と精度。
正に…神様の領域です。
「元々器用だったので…誰かに教わったわけではありません。」K氏談。
決して誇るでなく…聞いている方もフムフムと納得してしまう穏やかな語り口。
一度でいいから…誰かに言ってみたい…大人の一言です。
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平成5年型 日産 フェアレディZ 300ZX 5MTのTバールーフとハッチバックのフィルム施工です。
オーナーは、屋内で大切に維持管理され…Z32をこよなく愛されている方です。
具体的なミッションは…
ゼットのTバーは内側にカバーが付いているものの…
この季節…日中の炎天下に走行していると流石に熱いことやエアコンの効きにも影響すること、
ハッチバック部については…
直射日光による室内インテリアの劣化を防ぎたい…
そのためのフィルム施工とのことでしたので…早速お客様ご指名のK氏に連絡。
このK氏。(知る人ぞ知る…マイスター。)NSXだけでも300台以上手掛けたという…プロ中のプロです。
ミッションの高揚感で迎えた…とある吉日の朝…。
ショールーム脇のガレージにZ32を入庫して…早速K氏に取り掛かっていただきました。
私もいざ撮影開始。(もちろん、いきなりフィルムを貼るなんてことはいたしません。)
まず…作業に当たって…リアワイパー、Tバールーフの留め金等を丁寧に外した上で、
施工作業中の溶剤の垂れからボディと室内を守るために…養生を開始。
ガラス表面の汚れ(付着物、油汚れ等)を専用の溶剤を使って除去することから作業は始まります。
次に…実際にフィルムを施工する面の表側(外側)に事前に寸法取りしたフィルムを当て、
その下敷きにしている透明なフイルムから型取りを行ないます。
ここで大切なことは…実際に施工するガラス面にあるセンサー類や配線の位置を考慮して型取りすること、
乾かす作業の中で伸縮するフィルムの面積も計算に入れながら作業を進めることです。
型が取れた段階から…本作業に入るわけですが…ここからがK氏の技術の真骨頂。正に…賜物です。
中性溶剤を万遍なく吹き付けながら…施工面にフィルムを張り付け、
ガラス面とフィルム面をセンター部から順に接着させていくわけですが…これがまた難しく大変。
専用のドライヤーで高温の空気を吹き付けながら…ガラス面とフィルムの間に入り込んだ気泡を除去した上で
熱で微妙に伸びるフィルムを接着。(完成誤差は…わずかに数ミリというから驚きです。)

特に今回は…ハッチバック施工に加えてTバールーフ施工も依頼されており、
先を見越した段取りとそのスピーディで無駄のない動きには…思わず敬服してしまいます。
問題のTバールーフ。
といいいますのは…………
Z32のTバーの内側には…前述したインナーカバーが装着できるように
直径5センチほどの丸い装着パーツがガラスに嵌め込んであるため、
そこを旨くかわしての型取りが難しいこと、仮にできたとしても…曲面処理したフィルムが縮む恐れがあること、
その結果、UVカット機能にも支障が出ることもある…と…マイスターK氏談。
作業を見つめるだけで…何もサポートできない自分に反省しながら…息を殺して進捗を眼で追います。
お見事…。
「後は…ウィンドを開けて…自然に乾かすだけです。」
「今日は湿度が高いから暫く時間が掛かりますが、問題はないと思います。」
「Tバーの施工部分から一週間後に結露があるかもですが、
このヘラを使って空気も淵の部分から一緒に押し出してもらえば…大丈夫です。」
仕上がりは…秀逸の一言。
フィルム面が歪曲していないことに加えて気泡等も一切混入していないこともあり、
実際にフィルム面に光を当てても反射や屈折はありません。(拍手…喝采…敬礼。)
今回の施工に立ち会っていただいたオーナーもK氏の作業進捗と仕上がりを絶賛していただきました。
私なんか…プラモデルに貼る”日の丸シール”さえ曲がってしわになってしまう人間ですので、
この大きさの…それも薄くて傷つきやすいフィルムを難なく貼れるK氏の技術と精度。
正に…神様の領域です。
「元々器用だったので…誰かに教わったわけではありません。」K氏談。
決して誇るでなく…聞いている方もフムフムと納得してしまう穏やかな語り口。
一度でいいから…誰かに言ってみたい…大人の一言です。
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