トヨタの赤い彗星。平成5年型 MR‐2 Gリミテッド Tバールーフ 5MT ワンオーナー
久しぶりに…池袋ショールームにお目見えいたしました。
SW11生産終了から2年。…2リットルのミッドシップクーペとして蘇った…SW20。
四角四面の前型から…一変。…すっかり大人のスタイリングと顔立ちになりました。
平成5年型 トヨタ MR-2 2.0 Gリミテッド Tバールーフ 5MT ワンオーナー フルノーマル
とはいえ…時は…平成になって数年の日本列島。
NSX、FD、GT-R…と、メーカーがこぞってスポーツカーを発表する中、
SW20といいますと、
決して大々的ではなく…比較的穏やかなプロモーションで世に出てきた印象でした。
でもそこは…天下のトヨタ。(満を持した余裕のものだったのかもしれませんね。)
当時の…私はといいますと…そんな日本メーカーの罠!?にすっかりハマリ、
日産シーマに乗りながら…週末はショールームに通う日々を送る…ヤンチャな青年!?でした。
今にして思えば…赤面することばかり…。
対象のスポーツカーを店舗で見るなり…スタイルがいけてない、アルミが今一だの…
講釈は一丁前に垂れるものの…それも実際に乗ってもいないのに…
メーカーが大切にしていたコンセプトやスポーツカーの本質は分かっていなかったかもです。
残念とは…正に…私のことですね。
さて…長~い反省は置くとして…現車に眼を向けてみましょう。
発売当時のまま…トヨタビスタのショールームあったままの…純正フルノーマル。
ボディカラーは…大好きだった…ピカピカ艶々の…スーパーレッドⅡで、
無板金無塗装という…かつてない圧倒的な品質。
室内インテリアに一歩入ると…あのMR-2の新車の”薫り”が立ち込めています。(素晴らしい。)
発売から20年以上経過して…今…このコンディション。
オーナーがとても大切に慈しんできた…ワンオーナー車だからこそのクオリティがあります。
もちろん、最新のオーディオやナビ等の換装も一切施されておらず、
カセット純正付オーディオ、純正デジタル時計も…当時のままの”姿”です。
20年以上の間…丁寧に扱われてきたことは…一目瞭然。
当然のですことが、シート、天張り、ドア側面に擦れや劣化も見当たらず、
電装系のスイッチやツマミにも割れや欠損もなく、液晶の文字掛けもありません。
オーナーの愛すら感じられる…純正フルノーマルの価値と素晴らしさを垣間見た気分です。
内外装がそのレベルにあると…機関系、足回りも同等のクオリティがあることは…確かな事実です。
傷みやすく劣化が進み易い…ボンネット内のプラスチックパーツもこの通り。
少しマニアックに話させていただければ…
新車出庫時に貼られたシールですら…先週貼られたばかりの感じがするほどの品質は、
テレビ東京の”なんでも鑑定団”に出てくる…箱付きの綺麗なブリキのオモチャも凌駕するかもです。
平成5年5月登録 走行距離 72455km 駆動方式 ミッドシップ トランスミッション 5MT 車検 受渡し
ボディカラー:スーパーレッドⅡ(3F5)
ワンオーナー フルノーマル仕様 禁煙車 AIS検査済
フォグライト 純正フロントスポイラー/リアルーフスポイラー サイドインパクトバー ABS LSD
純正専用スポーツファブリックシート 純正マット 純正液晶時計 オートエアコン パワーウィンド
本革巻きステアリング 純正カセット付オーディオ
純正15インチAW BRIDGESTONE POTENZA RE-11 195/55R15 85V 225/20R15 91V
スペアキー
新車時保証書 取扱説明書
定期点検記録簿:新車時~H5.6/22:1250㌔ H6.3/3:6314㌔ H6.12/12:11486㌔
H7.6/23:15209㌔ H8.5/17:21195㌔ H10.5/22:34770㌔ H11.7/15:40691㌔ H12.5/17:44007㌔ H13.5/16:48984㌔ H14.5/8:52229㌔ H16.5/13:56952㌔ H18.5/18:60567㌔ H20.5/22:62808㌔
H22.5/13:64892㌔ H24.5/7:67265㌔
型式 E-SW20
エンジン形式 3S-GE
最高出力 165ps(121kw)/6800rpm
最大トルク 17.4kg・m(170.6N・m)/4400rpm
種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量 1998cc
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
ステアリング形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前・後) ストラット式コイルスプリング
ブレーキ形式(前・後) ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(前)195/55R15 83V(後) 225/50R15 91V
優雅で贅沢な逸品ですね。