”NSX”を日本一販売した男たち -30ページ目

10系セルシオ C仕様 F-pkg 4AT 3H9。…往年の世界基準セダン。

昭和が終わり、平成を迎えた…あの頃あの時。

技術の日産から31系シーマが発売されて社会現象が巻き起こる中、

トヨタからは、クラウンを超える最上位セダンとしてセルシオが登場しました。

 

平成2年型 トヨタ セルシオ C仕様Fパッケージ サンルーフ 4AT ダークブラウンマイカトーニングG

 

 

当時の高級セダンといえば、まだまだメルセデスEクラスやBMW7シリーズに人気が集中して、

一歩も二歩も及ばなかった…ジャパンセダン達。

その空気を一変させたのが、この10系セルシオだったことも記憶しています。

 

 

トヨタの中でも…「いつかはクラウン」という、最高機種への呪縛があった…そんな時代。

4リットルの水冷V型8気筒DOHCエンジンを搭載して、

ビーエムやベンツに喧嘩を売った!?…世界市場をターゲットにしたインパクトは、

高級セダンが大好きな…当時のオジサン世代や経営者に大きな支持を集めました。

 

 

今見ても…というより、今見るからかもしれませんが、

初期型セルシオのボディラインと室内インテリア、エンジンサウンドには、

トヨタがこのクルマに賭けた…意気込みと矜持を感じることができます。

 

 

それは、優雅なスタイリングはもとより、

妥協なく丁寧に創り上げられた室内インテリアの仕上がりに驚かされるからです。

また、デザインや装備だけではなく、どこを見ても丁寧な作りに感服。

トヨタ派!?ではない私も、このセルシオだけは別格の印象です。

 

 

シャーシやエンジン、コックピットに至るまで専用設計された…10系セルシオ。

セダンそのものの市場が縮小した…今の時代では決して作れない、叶えられない、

一台のクルマを時間を掛けお金を掛けて作れた時代の秀作です。

 

 

平成2年3月登録 走行距離 14794km 駆動方式 FR トランスミッション 4AT  車検 受渡し
ボディカラー:ダークブラウンマイカトーニングG(3H9) 内装:ベージュ系
純正フルノーマル仕様 ビルトインガレージ保管禁煙車
AIS鑑定書

 

 

フロント/リアフォグランプ ディーラーOPフロントリップスポイラー 運転席エアバック オートWエアコン 純正マット ABS
トラクションコントロール クルーズコントロール 本革巻きステアリング ベージュ系ファブリックシート 木目調パネル
ガラスサンルーフ 後席コントロールパネル 後席シートヒーター付マッサージシート
Panasonic SDナビ/チデジ:CN-GP720VDオンダッシュ加工 ETC
純正15インチAW BRIDGESTONE REGNO GR-XT 215/65R15 96H
サイドインパクトバー ステアリングテレスコピック機構 サブキー
新車時保証書 取扱説明書 サービスネットワーク
整備記録簿(全ディーラー記録):新車時~26枚

 

 

型式 E-UCF11
エンジン形式 1UZ-FE
最高出力 260ps(191kW)/5400rpm
最大トルク 36.0kg・m(353.0N・m)/4600rpm
種類 水冷V型8気筒DOHC32バルブ
総排気量 3968cc 燃料タンク容量 85リットル  
ステアリング形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前・後)ダブルウィッシュボーン式エアバネ
ブレーキ形式(前・後)ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(前・後)225/60R16 98H

 

 

バブルを経験された大人だけが感じられる…優雅さ。

            今に蘇ります。