『準備9割、実行1割』、準備がいい加減だと実行に何倍もの労力が掛かります。スパイラルケーブルの改造は大したことはないけれど、それに接続する端子を調べて揃える準備が結構大変です。
それでも 有り余る恩恵が享受されるので苦労もひとしおではあります。
今回流用したスパイラルケーブルはこれ。
『トヨタ アクア NHP10 スパイラルケーブル』 純正品番:47060-75E920 になります。
1年ほど前はヤフオクで新車外しとして何個も出品されていたけど、今では中古品か別品番のOEM品が多数出品されている様です。別品番でも写真で形状を比較する限り同じに見えるけど、OEM品なので品質は不明です。
このスパイラルケーブルをカムロードにポン付けは出来ません。大別して2箇所のちょっとした改造が必要になります。
裏側に固定用の爪が3本出ています。赤丸の爪は取付位置が合わないので切り取ります。黄丸の爪は同じ位置なのでそのまま使います。(このスパイラルには舵角センサーが付いていますが邪魔ではないので取り外さずそのまま残しています)
横から見て赤線でカットします。赤枠はカットした爪。
爪をカットしてもスパイラル本体はステアリングシャフトと下側の爪、そしてコラムカバーで押さえ付けられるのでグラ付く感じはありません。更にステアリングを組めばビボット部で押さえられるので抜けたりズレたりはしないでしょう。
次にスパイラルの中央部にセットされているカラーを取り外して赤線部分の様にカットします。ウインカーのキャンセルタイミングが乗用車とトラックで違うのでしょう。
このカラーを取り外す時はスパイラル本体が分割しない様にしっかり握っていないと、分割した中からケーブルがベロベロと出てしまい収集が付かなくなるので注意です。実はやりました。
カムロードのカラーの切り欠きをみて大体の位置でカットして面を整えます。
改造はこれにて終了です。スパイラルを車体にセットして収まり具合を確認します。
スパイラルは左右に3.2回転づつします。このセンターが出ていないとハンドルを切った時にバキッとケーブルが切れるので注意が必要です。
後は地道に配線をします。お好きなピンにお好きな機能をどうぞ。
もしこの改造に興味が有るならこのまとめ記事も読んだ方が良いでしょう。言葉足らずな部分もありますが大方は間違い有りません。
最後に、、、
この記事はカムロードのステアリングスイッチ化と多機能化のために行った、流用スパイラルケーブルの改造を備忘録として記載したものです。
同じ作業をする場合はご自身の判断と責任の上で実施して下さい。当方は何ら一切の関知は致しませんのでご了承下さい。