ZEN房総博物館 -3ページ目

ZEN房総博物館

シーカヤックやマウンテンバイクツーリングなどアウトドア活動で出会ったものたち。
主に房総で活動していますが、興味深いものたちであふれています。
HP http://zenjp.com メアド infoアットマークzenjp.com


ZEN房総博物館

サルボウ
別名:モガイ(藻貝)
Anadara subcrenate
Scpharca kagoshimensis
本州中部日本以南、西部太平洋。内湾の多少淡水の混じるようなところを好む。
標本は上総湊

放射肋は32本前後です。

缶詰の赤貝はたいていがサルボウを使っています。
商品名が「赤貝」で原料は「サルボウ」。
きちんと明記されていますよ。

 貝は住む環境が限定される。サルボウは砂泥の中に住むのが普通なのだけれど、なん
と海草の茎にへばりついて暮らすものが現れてきたらしい。
 シッタカは海草にへ張りついているのはよく見かけますが、二枚貝があそこに留まる
のは難しそうですね。
海草に付いたサルボウ、その殻の上にフジツボが付いていたりするそうです。
 砂地に海草、その上にいるはずのないサルボウ、そして岩場にしかいないフジツボ。
住む環境を広げているチャレンジャーたちがいるのですね。
 そのような関係を「棲み込み」というようです。出稼ぎに来て、住込みで働いている
ようですね。
 タイ南部のアンダマン海の海草藻場で発見され、東北大の鈴木孝男氏によって研究さ
れています。
http://www.brh.co.jp/s_library/j_site/scientist/suzuki_t/index.html
 日本ではまだ発見されて無いのだろうか?潜る時は気をつけて見てみましょう。


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リュウキュウサルボウ
Anadara maculosa
赤貝の近縁種で、水深の浅い砂底に生息しています。
体長: 約10cm
沖縄以南、東南アジアからマダカスカルの波打ち際から水深5mの貝殻混じりの砂底に
すむ。
水中の有機物を食べ水質を浄化する働きをします。微小生物が発生している環境が適
しています。
けなげに海底のお掃除をしてるのだねえ。南のきれいな海をますますキレイにしてくれ
る~♪

放射肋 は38本前後ですが
これが他と変わっているのは放射肋の一つの中に細かい筋が入っていることです。
だから38xn????


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 沖縄無人島シーカヤックツーリングで宮城島という所に行った時、何気なく貝殻を
拾えてしまった。
あったらいいなーと思ってたらホントに巡り会えた感じ。
沖縄の潮干狩りでも、けっこう採集されているみたい。リュウキュウサルボウは刺身が絶品らしい。

または殻ごと炭火焼きにして、じんわりと火が通ったところで風味付けに
醤油を一滴、なんていうのもいいらしい。セツはまだ食べたことはないけど。

 沖縄ではコレをアカガイと言っているらしい。

☆ハイガイ
Anadara Tegillarca granosa (Linnaeus,1758)
◆フネガイ目フネガイ上科フネガイ科
◆生息域 伊勢湾以南。朝鮮半島、中国、東南アジア。
潮間帯~10mの泥底に生息する。国内では有明海に残るのみという説が有力。
でも有明海も諫早湾の干拓事業で激減したとも言われています。
これは人間の環境破壊の影響を強くうけている貝ですね。

殻は厚く、放射肋は16~18本

 この貝は内湾の干潟のような泥がちなところを好みますが、波の荒い砂浜の外房・鴨川で拾ったことがありました。鴨川の海岸、待崎川の河口近くで拾いました。
 これはちょっと黒っぽく着色されていたので、多分化石が地層から洗い出されてきた物と思われます。
 鴨川の平野部に海が進入していたころの名残でしょうか?
現在の鴨川にはいない貝です。

 現生種では有明海や山口県の干潟にいるようです。内房でも、取れるという人もいます。
でも内房のは生きているものか地層から洗い出された化石なのかちょっと疑問です。
化石としては内房の上総湊から磯根岬あたりでよく見つけます。


地方名で面白いのがあります。
佐賀県鹿島市では「ししがい」と呼ばれています。
「しし」とは漢数字の4の「四四貝」
これは「四四貝」ということで四四=一六、すなわち貝の放射肋が16前後あることからきている。

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スズメの死骸を見つけたらどうする?

ゴミで出すよりも自然に還したい。

草むらにでもほおっておけば、虫たちが分解して自然に還ってくれる。

それでも虫たちのエネルギーになるけれど、なるべくなら空の生き物は空に還したい。






 空の生態系の頂点、猛禽類に食べてもらおう。

鳥葬である。

 鴨川ではトビがその座にいる。空の王者!

ウチの近くの電柱には毎朝、パトロール中のトビが止まって、ピーヒョロと鳴いて縄張りを宣言している。


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 スズメ君は糸で枝に縛ってブラブラさせる。

目のいいトビは目ざとく見つけ、いつの間にか、お持ち帰りしてくれた。

 持って行く瞬間は残念ながら見られなかったけど、枝にはちぎれた糸だけが垂れ下がっていた。

僕は青空の白い雲を目で追い、「還ったんだね。」とつぶやいた。

ふと足元を見ると、トビの大きな羽が一枚落ちていた。

そんなはずはありっこないけど、トビのやつ、お礼にしてはずいぶんイキだぞ♪



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 アンデスだかどこかで、ヒトも鳥葬されているらしい。残酷だという人もいるけれど、燃えるゴミと同じように油で燃やされて、自然に還れないのは、ある意味、残酷と言えようか。

 社会ルールで勝手なことは許されないけれど、最近は樹木葬とか、海に散骨する人もでてきている。

地球に還るのはカルシウム分だけだけど、地球のミネラル増加に少しは役立っているかな。


 笠貝は似たようなのがあって、見分けに困りますよね。
各種の説明で個々に書いてるけど、まとめてみました。

 今回はスジ(肋:ろく)のあるタイプで間違えやすい、ウノアシ~キクノハナガイ~コウダカカラマツ~カラマツガイ


写真の左列がウノアシ、二列目がキクノハナガイ、三列目がコウダカカラマツ、右列がカラマツガイです。
左列のウノアシと右列のカラマツガイはまったく違うのでわかりますよね。でも隣同士は似ていて、混同してしまいます。グラデーションに徐々に変わっていって、左列と右列は大きな変化!
 ウノアシとキクノハナは似ていて、キクノハナとカラマツガイは似ている。
しかし、ウノアシとカラマツガイは似ていない。
そう、こうやって、似たもの同士を分類して仕分けていくと、貝の名前を覚えやすいですよ!!

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 まず左の二列、ウノアシとキクノハナガイ。
これらはよく似ていて、キクノハナをウノアシと間違って紹介してるサイトもあります。

 放射肋(ほうしゃろく)のパターンが違います。よーく見てください。
 ウノアシは星型、キクノハナは菊の花びら。

ウノアシガイ
 7~8本の肋が強く張り出していて、水鳥の水掻きのような「鵜の足」です。
殻の色は黒青色で、黒色や白色の縞模様があります。

キクノハナガイ
 黒~紫褐色の地色に7~10本の太い白色の放射肋(ほうしゃろく)。
その中の1本がやや太めなことが多いようです。

 キクノハナではメインの肋の間に細かい肋があるけれど、ウノアシにはありません。

 両者は所属する科も違います。ウノアシはユキノカサガイ科でキクノハナはカラマツガイ科。

 右の二列はカラマツガイ科、最右がカラマツガイで右から二番目がコウダカカラマツガイ。
 コウダカカラマツガイは千葉県内では生息がないとされていますがアヤシイです。
奄美諸島から南に生息とされていて、この標本も沖縄シーカヤックツーリングで採集しました。
実は南紀でも見つかっているそうです。黒潮に乗って来ているのでしょうか?温暖化の影響とあいまって、北限が上がってきているようです。なので房総で見かける可能性も充分ありそうですね。
見つけてみたいなー。

 両者はよく似ています。でもコウダカはあきらかに高さがあります。異常に高いです(コウダカカラマツのコーナー参照)。
 普通カラマツに較べてコウダカカラマツは肋がかなりクッキリ彫りが深いですね。メリハリがくっきりしています。
 カラマツガイは黄白色の放射肋(ほうしゃろく)がほぼ均等に多数あり、揃ってる!という感じがしますが、コウダカカラマツはメイン肋の間にサブ肋があります。

 そのサブ肋のあるのがキクノハナとよく似てます。似ているけど、メイン肋のようすが違いますね。
キクノハナは7~10本の太い白色の放射肋、コウダカカラマツの放射肋は13~15本です。
肋自体も、較べてしまうと、キクノハナの肋はなんだかだらしなくて、コウダカカラマツの方が節度あるって感じがしませんか?
あと、あきらかに高さも違いますから。



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 こちらは裏側の写真です。裏側も大事です。
列の並び方はいっしょです。

ウノアシとキクノハナは老貝では迷うことがあります。でも 裏返すと明確に違います。キクノハナは裏からも肋がくっきり白く見えます。

 キクノハナとカラマツ兄弟とも違いますね。カラマツ兄弟の方が、肋がそろっています。
同じカラマツガイ科でも、キクノハナは外れ者なのかな?

 また、体内構造の違いもあります。
ウノアシは鰓呼吸のため水中で元気ですが、 カラマツガイ科の貝たちは肺呼吸できるため、干潮時に陸上でも活発に動いて藻類を食べ回るようです。

 コウダカカラマツ、房総で見つけたいものですね。
見つけたさいは、生息状況も記録しておくことが大切です。
場所、日にちと時刻と水面からどのくらいのとこにいたか?


しばらくぶりの更新でした。本業のシーカヤックや自転車のスクール・ツアーのアルバムページ更新が忙しかったもので・・ m(_ _)m
標本は色々増えていますー。



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 フィールドワークでの持ち運びを考えて笠貝9種をパックしてみました。

 今回これを作ったのは、この2年間に渡って受講してきた鴨川市主催の市認定プロガイド養成講座の最終段階、実際に公募したモニターツアーで仁右衛門島の磯のガイド用の教材です。

 この博物館ブログを作ったのも、それに向けての携帯用図鑑になればいいなと思ったからです。
参加者への印刷物よりも、こちらの方が、更新し続けて、新たな情報を発信できるし、どんな図鑑より、携帯電話での方が持参率が高いのではないでしょうか。

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 マツバガイ、ヨメガサラ、ベッコウガサ、ウノアシ、キクノハナ、ツタノハガイ、
カラマツガイ、コウダカカラマツ、カモガイの9種。

 房総でよく見られる8つの笠貝と、生息分布は奄美以南とされながらも、近年もしかすると房総で見られるかもしれない笠貝です。 昨年の沖縄カヤックツーリングで採ってきました。
房総で第一発見者になれるかウォンテッドです。
 さ~て、その仲間はずれの貝はどれでしょう?

答えは笠貝の細かい説明に。


これならカヤックツーリングにも持っていけますね。
ZEN店内においておきますので、興味のある方は見てくださいね。

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ラベルには和名、学名、科名




カモガイ
Collisella dorsuosa
(ユキノカサ科)

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 北海道以南全国の潮間帯最上部~飛沫帯に棲む。
(海水のかかりにくい所が好きなようですが、寒冷地では逆に漸深帯へ潜って寒さをしのいでいる)
 殻長25~32㎜。
殻高は高く、ゴツゴツした放射肋を持ちます。


内側は美しいミルキーブルー!
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岩に張り付いて集団でコロニーを作っています。


ヨメガカサ
Cellana toreuma
(ヨメガカサガイ科)



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 笠型の貝で、潮間帯の下位に岩の表面に住んでいます。
北海道以南、全国にいます。
 殻の表面は細かい放射肋で被われ、淡褐色の地に濃褐色の不規則な斑紋があります。
比較的薄めの笠貝ですが、住んでいる場所によって殻の高さには変異があります。
殻長最大約7cmになります。
 放射肋の強弱や色彩、斑紋に変異が大きいです。


 内側は銀光沢で、表面の彩色がすかし見られます。
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 ヨメノサラ、ヨメザラなどとも呼ばれます。
嫁の皿は薄いので充分、たくさん食べさすな、という嫁いびりの風習からきた名前のようですね。
ま、そのほうがダイエットにはいいかな(^^;)


天敵の肉食巻貝に襲われた際の逃げ足は、ヨメガカサガイ科3兄弟のヨメガカサ、ベッコウガサ、マツバガイの中で最速!
秒速0.5cmと他の2貝の3倍の速度の逃げ足!
殻の高さが低くて、軽量化され、おまけに空気抵抗も軽減されたロープロフィールな体躯のなせるワザ!


★みそ汁にするとカサガイではもっともうまいと言われています!
うーん、運動性能が良いということに関係してるのかな?


ベッコウガサ
Cellana grata
(ヨメガカサガイ科)

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 北海道南部から四国、九州の太平洋側の 岩礁域の潮間帯上部で普通に見られます。

群れていることが多いです。


  ヨメガカサと似ていますが、殻は高くて、表面 の放射肋が強く(地域差あり)、暗褐色の斑模様があることで区別します。


裏側がベッ甲模様に!頭頂部は暗褐色になります。
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 産地によって放射肋の荒さにばらつきがあり、一番上の部分がすり減るなど、見た目の変化が大きい(違う貝だろう?というレベルでの差あり)。
写真は鴨川市・浜荻採取。

 図鑑によってはベッコウザラとも書かれています。

 

 独特な苦味が持ち味で、酒蒸し、みそ汁、炊き込みご飯などで食する。

マツバガイ
Cellana nigrolineata
(ヨメガカサガイ科)


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房総では多く見られる大型の笠貝で、房総以南の中潮帯以下の岩礁にいます。
  殻の表面は平滑で、青灰色の地に赤褐色の放射状の模様があります。模様だけです。浮き彫りの肋ではありません。 成長した個体では模様がはっきりしないタイプもあります。
日本本土に産する笠貝中もっとも大型化して、7.5cmくらいになります。
(中潮帯以下と書きましたが、東京水産大学の小池先生の「天津小湊の海浜生物」からの出典です。地域差があるのかな?神奈川大学の方によると潮間帯上~中としています。)

 裏側、頭頂部がオレンジ色なのも特徴の一つです。
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 夜行性で夜、よく動くようです。

 肉食性の巻き貝に襲われると、外套縁(がいとうえん)を素早く殻表にまで広げて、外敵を追い落とすそうです。そんなマツバガイの防御技を見て見たいですねー。マツバガイvs.イボニシ!
 ツメタガイは外套膜で獲物の貝を覆って襲うけど、それにはどうやって対抗するのだろう?対戦カードを組んでみたいなー。

別名、ウシノツメ(牛の爪)。なんかウノアシと紛らわしいな。
英名ではBlack lined limpet。
マツバガイをヨメガサと呼んでる人もいるけど、違う。同じヨメガカサガイ科の仲間だけど。

なお、マツバガサが正式な名という説もあります。なるほど、同じ科のヨメガサラ(ヨメガカサ)とベッコウガサ。それらと同じような呼び方だとマツバガサの方がいいような気もしますね。が、ここでは多くの図鑑でも使われているマツバガイを使います。

 マツバガイは大型だけに、食べでがあります。酒蒸、みそ汁など。

マツバガイの料理で1ページ作った方