ツタノハガイ
Scutellastra flexuosa
(ツタノハガイ科)
殻は背の低い笠型で、表面にはさまざまな太さの不規則な放射肋(ほうしゃろく)があり、エッジも不規則なギザギザです。
房総以南の潮間帯~潮下帯の岩の表面に付着しています。
ツタノハガイ
Scutellastra flexuosa
(ツタノハガイ科)
キクノハナガイ
Siphonaria sirius
(カラマツガイ科)
25mmくらいになる笠貝
黒~紫褐色の地色に7~10本の太い白色の放射肋(ほうしゃろく)。
その中の1本がやや太めなことが多いようです。
カラマツガイ
Siphonaria japonica
(カラマツガイ科)
カラマツガイとキクノハナは似ていて、キクノハナとウノアシは似ている。
しかし、カラマツガイとウノアシは似ていない。
そうやって覚えていくといいです。
殻は笠型で、黄白色の放射肋(ほうしゃろく)が多数あります。潮間帯の岩礁に住み、岩の表面にゼリー状の卵塊を産みつけます。殻長1.5cmくらいになります。
2010沖縄シーカヤックツーリング、ビーチコーミングの成果
今回は山原(ヤンバル)東岸を漕ぎました。
人家は少なく、自然が色濃く残っているエリアです。
スイジガイ大小、ベッコウガサ、アマオブネ、アンボイナ、アサリ、ザルガイ、傘貝sp(セイタカカラマツ)、リュウキュウサルボウ
ちょうどアマオブネを集めていたのでヨカッタ!
房総のアマオブネは白に黒斑だけど、沖縄のほとんど黒、美しい!
ZENの沖縄シーカヤックツーリングはここ
http://homepage2.nifty.com/zen-zen/
ナヌカザメ
[学名:Cephaloscyllium umbratile]
軟骨魚綱サメ目トラザメ科
鵜原沖をシーカヤックで漕いでいた時のこと、前方の海上に何か浮いている。
肌色っぽくて膨れ上がってる。あー犬か家畜のドザエモンかな?
はれ!人だったら嫌だな。そう思いながらも近づいてみた。
ひとめ見てナヌカザメだとわかった。
お腹側は肌色~白っぽいが、背面は暗褐色のブチ模様。
威嚇のため、水を飲んでお腹を膨らませて体を大きく見せる習性がある。
今まさにその状態!
よく深海魚は釣り上げられると圧力変化で眼が飛び出たり、お腹が膨れたりするので、同行の人たちはそう勘違いしてた。
だいぶ弱っているみたい。やっぱり吊り上げられてしまったのか?
カヤックで引っぱって行き、アゴを取ろうかと尾に手を描けたら、抵抗する。
まだ生きる意志があるみたいだから、見逃した。
北海道南部以南の日本各地に分布
沿岸の浅所から水深450mほどの海底に生息。
エビやカニなどが大好物の大人しいサメ。
名前の由来は、水から上げても七日間生きてるからと、
そんなことナイナイ! 試さないで!
漁師伝説~
ナヌカザメの卵殻と子供 http://ameblo.jp/crescentmoons/entry-10796939863.html
ナヌカザメ
[学名:Cephaloscyllium umbratile]
軟骨魚綱サメ目トラザメ科
マウンテンバイカー漁師さんに頂いたナヌカザメ胎児(もう幼体か?)と卵殻
http://ameblo.jp/crescentmoons/entry-10748021634.html
ナヌカザメは卵生で繁殖する。
卵はキチン質のカプセル(卵殻)に収められて産み出される。
写真の卵殻は乾燥しきって、かなりシナビレてる。
キチン質と言えばエビ・カニの甲羅はキチン質だったなー。
ナヌカザメの好物がエビカニって、もしかして子を守るカプセルを作るためだったのかな?
独特な形状の卵殻の四隅からは、スパイラル・コードが出ていて、海藻などに絡まる。
スパイラル・コードもかなりしっかりしていてちょっとやそっとでは切れにくい。
これが中に入っていた胎児。
ナヌカザメの胎児は一年間カプセルの中で過ごして、生まれる時は、すでにいっぱしの捕食者として出てくる。
守られるベイビーちゃんとは違う。
たいていの魚類はたくさんの卵→稚魚→成魚となるが、その間、他の生物にたくさん捕食されてしまい、成魚になる確率は低い。
でもサメは、海の生態系の頂点近くに君臨するプライドと性能を身につけるため、一年間、カプセルの中でじっと我慢しているのだ。
一年間の食料はどうするの?
この胎児の腹部についた卵黄からエネルギーをとって過ごす。
うーん、食べたらうまいのかな?
この子はもう生まれる寸前だったろうに、海草といっしょに上げられてしまった。かいそう~。
サメの展示に力を入れている水族館では、ナヌカザメの胎児入りカプセルを、透過光で、生きたまま観察できるようにしているところもある。
写真は横浜中華街の「よしもと・おもしろ水族館」 うーん、透過光でなくとも見れるようにしてる(^^;)
江ノ島水族館のガチャポンで、ナヌカザメがカプセルから生まれる瞬間をとらえた見事なフィギアがある。
卵殻の描写、スルリと抜け出た躍動感が素晴らしい!
瞳も金色にペイントされ、1年間過ごした狭いカプセルから新世界に躍り出る姿を表現しているんだ。
ナヌカザメの卵殻は『人魚のサイフ』と言われ、お金が儲かる縁起物とされているそうだ。
(所有してるけど、効果は実感してない(^^;))
http://www.chordscenter.net/---_watch-video-xdftvnpprprjljlrt.html
これはダイバーさんがUPした卵殻の中で動く胎児の動画、まだチッコくて卵黄の方がすごく大きな初期段階。
【学名 Dasyatis akajei 】
軟骨魚綱板鰓亜綱ツノザメ・エイ上目エイ目エイ亜目アカエイ科アカエイ属アカエイ
英名ジャパニーズ・スティングレイ(日本エイ)と言われるくらい、日本に住むエイ類の代表格のアカエイ。
学名もそのままDasyatis akajei とわかりやすい。
内房の上総湊にシーカヤックツーリングに行ったさいに海岸に打ち上げられていました。
鴨川松島・小湊・太海などでも目にします。
千葉県中どこにでもいるポピュラーなエイです。
裏面(腹面)は白色でエッジが黄色~オレンジ色が特徴なので、近似種と区別付けやすいです。
背面の目の後ろに噴水孔がありその付近は黄色い。
背面中央から尾にかけて無数のトゲがあり、尾の中間には長大なトゲがあって、かなり危険です。
トゲにグリーンに見えるのは絡まった魚網
カエシというか、ノコギリ状にかなり鋭いギザギザがあって、刺さるのは滑るように刺さり、無理に抜くと傷口は裂傷になります。深く刺さったら、引き抜かずに折って貫通させた方がダメージが少ないです。
刺すほかに、尾をムチのように使い、トゲのノコで切りつけます。
人間の皮膚はノコギリでひかれたようにひどい状態になります。
上総湊のアカエイから折ってきたトゲ標本は全長8cmあります。
(トゲ標本はZEN店舗シャークBOXに展示してありますので見てください)
大人しいので、向こうからは襲ってきませんが、踏んづけるとヤラレます。
ゴムブーツをも貫通させます。砂に潜っているので、砂の海底を歩く時は踏まないように、すり足で歩くべきです!
カヌーシューズを履いていても安心できません。
干潟でも潮に取り残されたのがいることもあるので、潮干狩りでも注意です。
しかもトゲには毒液の通る溝があって、さされて数分で激痛。アレルギー反応で血圧低下、呼吸障害、下痢、発熱等の症状が出る人もあるようです。
タンパク系毒は熱に弱く、45度くらいのお湯に30分以上浸すと毒が不活性化して痛みが和らぐそうです。
野外だと難しいですが、応急処置は、お湯を入れたビニール袋を当てておきます。
エイの事故といえば、2006年、オーストラリアのグレート・バリア・リーフでテレビ番組「クロコダイル・ハンター」を収録中に、主任ガイド役のスティーブ・アーウィン氏(44歳)が、アカエイのトゲで胸部を刺されました。
すぐに船に引き上げられたけど、すでに心停止状態にあり、同船していた医師も蘇生させるはできず、救難ヘリが到着したときにはすでに死亡していたそうです。
通常は深いとこにいますが、初夏、繁殖活動で浅いとこに来ますので要注意。
卵胎生で10センチくらいの子供を5~10匹生むそうです。
ゴカイや二枚貝、甲殻類を食べる。
天敵はサメ、特にシュモクザメ。
口のまわりに、エイのトゲをたくさん刺したままのサメってのもどこかの写真でみました。
東京湾湾奥でも見られます。
船橋海浜公園の潮干狩り場のアカエイ注意の看板
稲毛の花見川河口に何匹も群れで来たのを嶋ちゃんが動画に撮ってくれました。
ホバリングして子供を生んでいるのでしょうか?
食用としては、エイ類の中では美味しいとされています。
刺身、湯引き、煮付け、煮凝りなどに調理。
韓国料理でよく使われるようです。
韓国ドラマ「チャングムの誓い」でもエイ料理でてきましたね。
富津で釣ったアカエイを料理した人のページ
漫画「美味しんぼ」を参考にしたとか。思わず食べたくなりますねー。
http://www.hyouhon.com/nomikui/nom_2006/nom_20060409.html
この方はエイの煮こごり、も作ってる
http://www.hyouhon.com/nomikui/nom_2004/nom_20040614.html
近似種:ヒラタエイ 似るが、こちらは尾が短く、その周りにヒレがつく。
サワガニ
Geothelphusa dehaani<
サワガニ科
鴨川を流れる加茂川の源流の一つ、いさきの池周辺(愛宕山直下)に行った時のこと。
きれいな沢にサワガニが二匹いました。
と思ったら、脱皮をした直後の本体とモトカワ(元皮?)!
どうりで似ているはずです。
しかし、うまく脱ぐものですね。細い足も眼もすっぽりと!
しかもどのパーツもくっついたままのコンプリートです。
脱皮した皮(殻か)はよく見かけますが、こんなに完全なのは珍しいです。
脱皮するってどういう感じなんでしょうね。
新しく生まれ変わった気分になるのだろうか?
古い自分からスッポリ抜け出る。なんかステキな行為ですね。
やってみたいなー!
いったいどこから抜けたのだろう?
本体は脱皮直後で疲れたのか、ボンヤリしてました。
新しい本体は柔らかいソフトシェルでした。
唐揚げにして食べたら美味しそうですねー。
(サワガニは寄生虫の宿主になるので、充分火を通さないとなりません)
(逃がしてやりましたよ)
本体の色彩は、棲む場所で微妙に異なるり、紫黒褐色、朱赤褐色、淡青灰色などバリエーションがあるそうです。
これは抜け出たばかりで半透明。
海産のカニに比べ、卵は40個前後と数がはるかに少ない。少なく生んで大事に育てるのですね。
幼生を海に放つモクズガニやアカテガニと違って、海に行くことは無く、淡水のみで暮らします。
川の中~上流のキレイな水に住むので、水質階級の指標生物とされています。
節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目サワガニ科サワガニ
Geothelphusa dehaani