「玄米の小豆粥は、
食べてハッピーになるお粥ですね。
体が喜んでいます。
言葉では表せない感動がありました」
「マクロビオテイック玄米菜食美人教室」
初級クラスで作った炒り玄米の小豆粥。
口にされた生徒さんから
嬉しいお言葉をいただきました。
小豆粥というと、
1月15日小正月(こしょうがつ)の朝、
昔から「小豆粥」をいただいて、
邪気祓いをする風習があります。
小正月は、旧暦の正月にあたり、
1年の最初の満月にあたる
1月15日とされていました。
太陽暦が用いられるようになり、
元日を中心とする「大正月(おおしょうがつ)」、
15日を「小正月(こしょうがつ)」と呼ばれるように。
古くはこの日までを
松の内としていたそうです。
古くは「土佐日記」や「枕草子」などにも、
小正月に小豆粥を食べたことが記されているとか。
なぜ、
無病息災、邪気祓いのために、
「小豆粥」を食べるのでしょう。
それは、
小豆のように赤い色の食べ物は、
邪気を祓うと考えられていた
中国の古い風習に由来しているのだとか。
実際に、
小豆の栄養価がとても高く、
デトックス作用もありますので、
食べることで健康な体(=無病息災)になっていきます。
特に・・・
/
お正月ご馳走を食べ過ぎたという方!
外食続きという方!
便秘がちという方!
\
小豆粥をぜひお召し上がりくださいね。
小豆の茹で汁には利尿作用があり、
小豆の粒は食物繊維が豊富。
小豆粥は小豆粥でも、
さらに玄米の小豆粥にすると、
玄米との相乗効果でデトックスパワーが高まります。
食べた数時間後に
便がどっさり・・・という
爽快感がある方もいるほど。
小豆というと、
小正月には、
小豆で炊いたぜんざいに
鏡開きの餅を入れて、
無病息災を願って食べる習慣もあります。
鏡開きの餅を食べることは、
神さまの力を分けていただくことに
つながると考えられています。
さてさて、小正月を前に
【炒り玄米の小豆粥】レシピをご紹介します。
炒り玄米の小豆粥レシピ
◇材料◇
・玄米 1カップ(無農薬無化学肥料の玄米がオススメです)
・小豆 1/4カップ
・自然塩 小さじ1/2
・水 6カップ
◇作り方◇
①玄米は小石や籾殻を除き、拝み洗いして、
ざるに上げて水を切って、
フライパンでキツネ色になるまで炒る。
小豆は洗ってざるに上げて、水を切る。
②土鍋(または圧力鍋、厚手のステンレス鍋、炊飯器)に
玄米、小豆、自然塩を入れ、
水を注いで、蓋をして、
玄米粥の炊き時間、炊く。
③土鍋(または圧力鍋)は炊き上がったら
火を消し、ガスコンロから下ろして、15分蒸らす。
圧力鍋は、
圧力が自然に抜けるのを待つ。
④お茶碗に盛る。
◇ちなみにマスタークックの場合は、
6倍の水を入れて、
中火で20分(木栓なし)、
とろ火で100分(ふかないかぎり木栓をする)、
火から下ろして10分蒸らします。
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玄米を煎ることで香ばしくなり、
ふっくらと炊き上がって、消化吸収がよくなります。
玄米を炒らないときは、
一晩水に浸して、水を切って、
小豆、自然塩、水を加えて炊いてください。
玄米ではなく、
白米でも小豆粥を作ることができます。
その場合は下茹でした小豆を使ってくださいね。
【Macrobiotic memo】
中医学の考え方に「類似の法則」というのがあります。
その臓器と同じ形の食べ物を食べると、
その臓器の働きを高めることができるという考え方です。
小豆は腎臓と類似した形をしていて、
利尿作用やむくみを取り除く作用があり、
昔から腎臓病の薬として用いられてきました。
玄米の小豆粥は、腎臓の働きを活性化させ、
毒素排出を促すといわれています。
著書「人生が変わる!心と体を温める料理教室」では、小豆の健康効果、ご紹介しています。(136ページ、139ページ)
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