体温を上げる料理研究家の小川原智子です。
明日は1月15日小正月(こしょうがつ)。
小正月は、旧暦の正月にあたり、
1年の最初の満月にあたる1月15日とされていました。
太陽暦が用いられるようになり、
元日を中心とする「大正月(おおしょうがつ)」、
15日を「小正月(こしょうがつ)」と呼ばれるように。
15日の朝は、
昔から「小豆粥」をいただいて、
邪気祓いをする風習があるの。
古くは「土佐日記」や「枕草子」などにも、
小正月に小豆粥を食べたことが記されているとか。
なぜ、
無病息災、邪気祓いのために、
「小豆粥」を食べるのでしょうか?
それは、
小豆のように赤い色の食べ物は、
邪気を祓うと考えられていた
中国の古い風習に由来しているのだとか。
実際に、
小豆の栄養価がとても高く、
デトックス作用もありますので、
食べることで健康な体(=無病息災)になっていきます。
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お正月ご馳走を食べ過ぎた方!
外食続きという方!
便秘がちという方!
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小豆粥をぜひお召し上がりくださいね。
小豆の茹で汁には利尿作用があり、
小豆の粒は食物繊維が豊富。
玄米の小豆粥にすると、
玄米との相乗効果でデトックスパワーが高まります。
食べた数時間後に
便がどっさり・・・という爽快感がある方もいるほど。
さてさて、
明日の小正月を前に。。。
【玄米の小豆粥レシピ】ご紹介です!!
◇材料◇
玄米 1カップ(無農薬無化学肥料の玄米がオススメです)
小豆 1/4カップ
自然塩 小さじ1/2
水 6カップ
◇作り方◇
①玄米は小石や籾殻を除き、拝み洗いして、
ざるに上げて水を切って、
フライパンでキツネ色になるまで炒る。
小豆は洗ってざるに上げて、水を切る。
②圧力鍋に玄米、小豆、自然塩を入れ、
水を注ぎ、蓋をして中火にかける。
③圧力がかかったら、
弱火にして40分ほど炊く。
④火を消し、ガスコンロから下ろして、
圧力が自然に抜けるのを待って、お茶碗に盛る。
玄米を煎ることで香ばしくなり、
ふっくらと炊き上がって、消化吸収がよくなります。
玄米を炒らないときは、
一晩水に浸して、水を切って、
小豆、水、自然塩を加えて炊きます。
圧力鍋で炊くレシピをご紹介しましたが、
土鍋や厚手のステンレス鍋でもおいしく炊けます。
◇ちなみにマスタークックの場合は、
6倍の水を入れて、
中火で20分(木栓なし)、
とろ火で100分ふかないかぎり木栓をする 、
火から下ろして10分蒸らします。
もちろん、白米でも小豆粥は作れますよ~。
その場合は下茹でした小豆を使ってね。
【Macrobiotic memo】
中医学の考え方に「類似の法則」というのがあります。
その臓器と同じ形の食べ物を食べると、
その臓器の働きを高めることができるという考え方です。
小豆は腎臓と類似した形をしていて、
利尿作用やむくみを取り除く作用があり、
昔から腎臓病の薬として用いられてきました。
玄米の小豆粥は、腎臓の働きを活性化させ、
毒素排出を促すといわれています。
著書「人生が変わる! 心と体を温める料理教室」でも 小豆の健康効果、ご紹介しています。 (136ページ、139ページ) アマゾンでも購入できます。
今日も明日も健やかな一日となりますように。
土浦・つくば マクロビオティック料理教室イエローハーモニー 小川原智子(おがわらともこ)