先月、ニールズヤードパートナーシップ講師のWSにて、
歯科の女医先生からお話を聴く機会がありました。
先生はフラワーエッセンスなど、
自然療法にも精通されていて、
ホリスティックな視点から治療にあたっていらっしゃる方。
お話の中で一番印象に残ったのは、
体に出る症状には
それぞれテーマがある。
キーワードがある。
私たちセラピストや自然療法家は、
普通に、「心と体が繋がっている」
という考え方を持っていますが、
体の症状や病気が、
何かのキーワードを示している。
という、
この「キーワード」という考え方は
新たな発見でとても興味深く聴きました。
例えに上がったのは顎関節症。
顎関節症は、
一生のうちで2人に1人が罹ると言われ、再発も多いのが特徴だそうです。
実際に先生ご自身も罹患されたことがあり、
私もあります。
顎関節症の原因は不明で、多因ですが、
ライフサイクルの変化や、
心理的ストレス、受験、転職、失恋、
などをきっかけに発症する例が多いそう。
心が健康でないとき、
体もまた何らかの症状としてそれを表す。
これはもしかしたら
全ての病気や不調に言えるのかもしれません。
先生ご自身が、
顎関節症という症状から読み取ったメッセージ、キーワードは、、
【人生が噛み砕けない】
だったとのこと。
私も自分の顎関節症を発症した時の状況を思い返してみたら、
ああ、まさにこの
【人生が噛み砕けない】というメッセージがしっくりときて驚きました。
症状が治まって消えたタイミングを思い返すと、
そのストレスが無くなったり、
現実を受け入れることが出来て納得したタイミングだったと気づきます。
あらゆる病や症状には意味がある
と言います。
もちろん化学的に説明できる原因もあると思いますが、
同時に必ずや心の問題もリンクしているはず。
もし、「なぜこの症状が出るのだろうか？」
「なぜこの病気に罹ったのだろうか？」
と思う場面があったら、
身体だけに注目せず、
あらゆる面から「痛み」や「苦しみ」を
探ってみることが大切。
そういえば、子育て中に歯が痛くて病院に行った時に、
虫歯も歯茎の炎症も何もないよと言われたことがありました。
その時の歯科医からも
ストレスなどメンタルの問題から
歯痛が出ることがある
と聞かされたことを思い出しました。
そして「ゆっくり休んだり寝たりしてみて」というようなアドバイスをもらった記憶があり、
その後、歯痛はすっーと無くなったなぁ。
他にも過去の病気や症状で、
原因がよくわからない
というものがあります。
その病気や症状が
何かのメッセージだと気付いていたなら、
もっと良い対処法が見つかっていたのかもしれないなと思うのです。
今もし、何かの体に不調や症状があるのなら、
そこから読み取れるメッセージ、キーワードは、
何でしょうか。
何だろう？と思い巡らせるだけでも、
そう思って自分を観察してみることに、
とても意味があります。
アロマセラピスト/富岡由紀子
綺麗と自信を呼び覚ます
