さて、今回は、バンカーショットが苦手だったり、打ち方がわからなかったりする時に確認するべきことのお話です。
目次:
1:なぜ、バンカーショットが苦手になるのか?
2:バンカーショットの基本的な打ち方と原則
3:バンカーショットの打ち方の注意点
4:サンドウェッジのフェースの開き方
5:力加減と距離感
6:どんなサンドウェッジがいいか?
1:なぜ、バンカーショットが苦手になるのか?
え、、、まずバンカーショットは、特殊なショットです。人によっては、アプローチをダフればいいんだよという人もいます。しかし、バンカーショットに苦手意識を持つ人は、このように言っても上達しません。苦手になる原因があるからです。その原因を究明して、原因を取り除けば、バンカーショットの苦手意識もなくなってくると思います。
それで、苦手になる理由ですが、
・絶対経験数が少ない。
・ソールができない。
・大きなミスになりやすい
だいたい、こんな理由です。ショット練習する場所はいろいろありますが、バンカー練習できるところは圧倒的に少ないです。さらに少ないうえに、ボールの横にヘッドを置いて構えることができません。そして、ミスは、バンカーから出ない、大きくグリーンオーバーみたいな形で、大たたきに繋がりやすい。
このような負の連鎖が、精神的にも苦手意識を生み出します。
2:バンカーショットの基本的な打ち方と原則
それで、まず、バンカーショットの基本的な打ち方ですが、よく言われることに、
・スタンスはオープン。
・フェースを開く。
・手首のコックを使ってバックスイング。
・ソールバンスを使ってショット。
まあ、大体こんなことがよく書かれています。これは、どれをとっても正しいことばかりでまさに、基本中の基本ですが、バンカーショットに苦手意識を持つ人は、このようにしているつもりでもうまくいかないと思っている人が多いのではないでしょうか?
そのためには、なぜ、バンカーショットの打ち方の基本として、このようなことが書かれているかという原理原則を知っておく必要があります。これが、理解できれば、なぜ、このようなことになっているかがわかります。
そのバンカーショットの原則は、フェースとボールの間に砂を挟んだ状態でショットすることです。
これが、アプローチとの最大の違いで、アプローチは、基本的に直接フェースにボールを当てるので、インパクトでのフェース面の向きに対してボールが飛びやすいです。(軌道や、フェースの開き具合でも変化はします。)まあ簡単に言えば、アプローチでフェースが開いた状態でインパクトすれば、そのフェースの向きにボールが飛び出していくということです。
しかし、バンカーショットは必ずしもそうなってはいません。それは、フェースとボールの間に砂が入るので、砂自体は、硬いフェースほど方向性を決めないからです。さらに、砂質によって、フェースの向きに近く飛び出したり、フェースの向きとは関係なく砂が飛ぶ方向に飛び出したりと一定ではありません。パッティングのように、インパクトのフェースの向きにボールが飛び出すような単純な関係ではないです。プロは、砂質の違いで、ボールの出方が違うことを経験で知っているので、その砂や状況に合わせてフェースの開き具合や、強さなどを変えてスイングします。
3:バンカーショットの打ち方の注意点
原則が理解できれば、今度は打ち方の話です。よく、フェースを開くってどのくらい開くのですか?とか、フェースは、狙うピンの右へ向いていると右に飛ばないですか?みたいな疑問点がいろいろ出てくると思います。
そして、これの答えは、先ほどの原則に照らし合わせればわかるのですが、状況によって変化するが正しいです。つまり、必ず、フェースをピンの右へ向けて大きく開くでもないですし、どのくらい開くのかも状況によって変わるが正解です。
それで、まず、アドレスからですが、この基本は、狙うピンに対して、オープンスタンスが必要です。そして、距離に応じて、スタンスの広さと膝の曲げ具合を変えます。距離が近いほど、スタンスオープン強めで、スタンス広めで、手元が低く、ボール位置遠めで、深くひざを曲げてアドレスをとります。距離が遠くになるに連れて、オープン度合いを弱めてスタンスを狭めて、手元位置も普通の高さに近づいて、膝も大きく曲げないようにします。フェースを開いても飛びすぎたり飛ばなかったりする場合は、よくフェースを開いただけで、フラットに手元を低く構えられてない場合が多いです。
次に、バックスイングですが、手首のコックを使って早めに上げるのですが、オープンスタンスで構えた方向と平行にバックスイングを上げて下さい。
ここは、かなりの重要なポイントです。大体、スライスを打っている人は、バンカーショットは大抵、苦になりません。上達の過程で、スライスからフック系に弾道が変化してくると、ここで、バンカーショットが苦手になりだす人が多数です。
インサイドにあげるのは厳禁です。大体結果として、ダフリとトップが交互に出るようになります。そして、とにかく、鋭角にヘッドを下ろして、ボールの手前に、フェースが開いたままショットできれば、ちゃんとボールは出ます。
そして、フェースを入れるところですが、この打ち方だと、ボールの手前に入れば、OKくらいです。つまり、手前3cmに必ず入れなければいけないことはありません。手前8cmでもいいです。というのは、ちゃんと上からフェースを開きながらインパクトできると、ソールバンスが聞いてヘッドが砂の中にもぐりすぎないというのと、3cmに入れば、ある程度のキャリーで程よいスピンが効いて、ボールが止まるのですが、手前8cmに入ると、ボールの勢いは砂のクッションが多くて、キャリーも少ないのですが、その分スピンも入らないので、トロトロと転がり、結果的に3cmでも8cmでも飛ぶ距離は変わらないからです。そのため、ここにヘッドを入れないとダメということもなく、ボールの手前にヘッドが入ればOKになります。
4:サンドウェッジのフェースの開き方
これも、大事なことですが、サンドウェッジのフェースを開いてというと、普通にグリップしたまま、両手を右に回転させて、フェースを開く人もいます。これは、間違いで、フェースを開いた状態で、他と同じように、グリップします。このためには、できれば、サンドウェッジに装着されているグリップは、バックライン無しが望ましいです。バックラインの引っ掛かりがフェースを開いてグリップするときに邪魔になるからです。
そして、基本は、開けば開くほどボールは飛ばなくなります。理由は、砂の飛ぶ方向とフェースの角度が一致していないからですね。つまりインパクトで砂が、ボールとの間のクッションになるのですが、その砂のクッションの後ろのフェース面が少し外れている状態なので砂の飛ぶ勢いがなくなり結果としてボールも飛ばないということになります。
5:力加減と距離感
もうひとつ、どのくらいの力で打てばいいかというところですが、アプローチよりも強く打たなければいけないことは、間違いないですが、このくらいフェースを開いて、このくらいの強さ加減で打てば、同じ距離が出るかといえば違うところがアプローチとの違いです。先ほどからの原則で、ボールとフェースとの間に砂がクッションとして入るので、砂質が硬ければ、クッションが硬いのと同じなのでボールが飛びやすいですし、砂が柔らかければ、クッションも柔らかいので、ボールが飛びにくいです。そして、フェースが開くと砂の飛ぶ勢いも少なくなるので、ボールが飛ばないですし、あまり開かなければ、ボールは、飛びます。
このフェースの開き具合と、砂質により、距離感が変わります。ただ、アプローチのように厳密に、バックスイングの高さを変えて距離感を出すよりは、同じバックスイング、同じスイングスピードで、フェースの開き加減で距離感を出すほうがやさしくなります。
そのうえで、距離を飛ばしたくないときは、インパクト以降あまりフォローをとらないというのでもボールの距離を抑えることができます。
6:どんなサンドウェッジがいいか?
バンカーショットは、打ち方によっても大きく結果が変わりますが、打ちやすいサンドウェッジを選ぶことも大事です。僕が、バンカーショットが苦手の人に勧めるタイプは、ロフト56度、ソールバンス強めのモデルです。
例えば、プロモデルで言えば、タイトリスト ボーケイデザイン SM7でもいいですし、フォーティーン FH Forged V1 ウェッジでもいいです。56度のバンス強めであればいいです。また、専用ウェッジの
フォーティーン H030 ウェッジでもいいです。
タイトリスト ボーケイデザイン SM7のお得情報はこちら!!
意外と上達の途中でバンカーショットが苦手になる人が多いので、最近ショット飛ぶようになって、ドローボールも出るようになったのに、バンカーが苦手になったという人は、ぜひ、上記の打ち方を参考にしてください。
成功体験が増えれば、バンカーショットの苦手意識もなくなると思います。
ということで、、人気ブランドが安い!OUTLET2019春夏ゴルフウェアのお得情報はこちら!!!