さて、今回は、ショットの方向性が高くなるスイングのポイントのお話です。
みなさんのスイングにおいてショットの方向性は、自信ありますか?
おそらく、ショット方向性だけは自信があると言う方も結構いると思いますし、ショットの方向性を重視した打ち方も知っていると言う方もたくさんいると思います。
それで、プロが方向性を重視するときのスイングは、知ってますか? おそらく、ほとんどの方がイメージするのではないかと思いますが、
プロが、方向性重視のときのスイング、、、、 それは、ノックダウンショットです。もしくはパンチショットとも呼ばれていました。
では、このスイングのポイントは、何でしょうか?
とにかく方向性が必要なので、出球の方向を間違わないようにしなければいけません。
そして、出球の方向性を間違わないように正しく打つためには、インパクトで、フェース面の向きが、狙う方向に向いている必要があります。
これは、基本的にボールの出球は、ヘッド軌跡の方向ではなく、フェース面の向きに飛び出すということがわかっているからです。
但し、ヘッド軌跡とフェース面の向きが 異なっていると、ボールのスピン軸が傾き、飛び出してから曲がることになります。
さて、プロが使うノックダウンショットのポイントですが、
まず、、
1:アドレスでのボールの位置は、いつもより少し右。
2:トップは、フルショットより少しコンパクト。
3:インパクトへの入射角は、できるだけ揺るやかでハンドファーストインパクトでダウンブロー。
4:フォローは小さくフェース面を変えない意識で、フィニッシュまで振り切らない。
こんな感じになります。
この方向性を出すために、プロが行っている打ち方ですが、スイング軌跡的に考えると、アマチュアの打ち方と根本的に違うのが、
1:インパクト直前までは、フェースローテーションを使う。
2:インパクトからインパクト以降は、フェースローテーションをあまり使わない。
と言う部分です。
アマチュアの場合、方向性を良くしたいと思うと、パターのスイングのように、インパクトのはるか手前からフェース面をプレーン上に向くように降ろしてできるだけ、インパクト前からフェース面を変えないように打とうとしている人が多いです。
実際、スイングスピードが遅くていいパターは、プロもこのような振り方になります。また、アプローチもこの振り方に近くなります。
しかし、スイングスピードの速いショットのスイングは、フェース面をインパクト前から変えないような振り方はしません。
ここは、理論的に考えると理解しにくい部分ですね。
理論的には、インパクトのフェースの向きの方向にボールが飛び出すことを考えれば、インパクト前の早い段階からフェース面を変えないような打ち方で、逆にインパクト以降はすでにボールが離れているので、ここで、どのような動きをしてもボールに影響を与えることはないと考えがちです。
しかし、実際にプロが方向性を出すために行っていることは、この逆に近いですね。
そして、これは、一部のプロではなくほとんどのプロの共通のスイングになっています。
これは、どういうことかというと、ヘッドスピードを出すために、インパクトの手前でフェースローテーションを使うようなスイングにしていますが、インパクトで正しい方向にフェースを向けるための動作として、インパクト後フェース面を変えない動きで実際には、インパクトで狙った方向にフェースを向けていると言うことです。さらに、ここは、手だけで、フェース面をコントロールしているわけではなく身体の体勢なども含めてフェース面をコントロールします。
これで、たとえば、林の中から20mはなれた50cm幅の木の間を通すみたいなことができるわけですね。
このノックダウンショットの難しさは、直前のフェース面のローテーションもありますが、入射角を緩やかにダウンブローに振るところが一番難しいですね。
ここの説明をすると長くなりますが、上半身の回転、下半身の回転、手の位置、フェースの向きなどがうまく動いてないとできません。
このノックダウンショットができなくても、ハーフスイングでこのような動きを練習すると、フリップなども少なくなり、方向性の高いインパクトをてに入れることができると思います。
ということで、、、様々なお買い得アイアンセットはこちら!!!