さて、今回は、深いラフからのアプローチから、寄せるためのポイントのお話です。
ということで、、、
この間、去年の日本オープンの会場だった狭山GCへ行ってきました。
ここ最近の雨で、ラフなどもあまり刈れていない状況で、10cmくらいのラフになっていました。
ここのラフは、野芝が多いので、葉が硬く太めです。
下の画像は、日本オープン開催間際のラフです。
もちろん、ここまで伸びてはいないですが、それでも十分な長さです。
そうそう、狭山GCで日本オープン用に改造されていましたが、なんと、それからまた一般用に改造されています。
バンカーが少なくなったり、フェアウェイバンカーは、小さくなったりしていました。
もちろん、狭くしたフェアウェイも適度な広さに変わっています。
短期間で、これほどコース改造が繰り返されるのも珍しいですね。
日本オープン開催の後遺症という感じです。
それで、本題ですが、深いラフからのアプローチですが、かなりテクニックが要求されます。
そして、このような深いラフの打ち方ですが、基本的にフェースを開いて打ちます。
例えば、こんな感じです。
そして、次に重要なこと。それは、フェース面を変えないようにスイングする事です。
いわゆるフェースローテーションは、まったく使わない意識が必要です。
ちなみにフェースを開く理由は、ボールを遠くへ飛ばさないためと、ボールを上げるためです。
深いラフからのアプローチで一番やってはいけないミスは、グリーンに乗らず、また、深いラフから打つことになることです。
だからと言って、深いラフの場合ピンが近いからと言って、小さく振るとラフにヘッドが食われて、ボールにうまくコンタクトできず、また、ラフからのミスになりやすいです。
それを防ぐために、クラブ自体は、大きく振りたいわけです。
クラブを大きく振ると今度は、飛びすぎるミスで、グリーンを飛び越えて、また向かい側のラフや、バンカーまで飛ぶかもしれません。
それで、強く大きく振っても飛びすぎないように、フェースを開いて、ボールを高く上げます。
そして、フェースを開いて、大きく振るというと解説なんかでは、バンカーショットのように振りますと言われますが、実際にバンカーショットのように振るよりも、もう少し違う振り方のほうがおすすめです。
理由は、バンカーショットは、ソールのバンスを使ってバンスが跳ねることで砂と一緒にボールを出す感じになります。
しかし、この深いラフからのアプローチでバンスを使って跳ねるようなイメージで打つと、フェース上部に当たって全然飛ばないか、下手すると下をくぐるようなショットになりがちです。
バンカーショットは、砂の上にボールが浮いているわけではないので、砂に当たってから砂と一緒にボールを打てますが、深いラフの場合、ラフのどの高さにボールがあるかが重要です。
ボールの位置より下のスペースに、ヘッドを開いた以上の高さがあいていたら、バンスを使ってというイメージだと下をくぐってしまいます。
そして、打ち方のポイントですが、とにかくフェースを開いてボールが高く上げる用に振っていきます。その時にフェース面を変えないことと、左ひじを抜きながらフィニッシュまで行くといいですね。
ボールを高く上げることで、グリーンに落ちてからのランも少なくなりますし、上に飛ばすので多少強く振っても上に上がるだけで、あまり、前にはいかないので、ぴったりの距離感をデリケートなタッチやスイングで出す必要がありません。
フェースの開き具合と、スイングの大きさ、スイングの強さで距離感を出していきます。
フェースを開くと実際のヘッドのスポットのエリアが狭くなるので難しくはなりますが、ここは、練習でクリアするとグリーン周りの深いラフも難しくなくなります。
練習は、本当は、深いラフのグリーン周りで練習するのが一番いいのですが、なかなかそのような環境がないので、練習場でもティーアップしてSWを開いて打つ練習がいいと思います。
ティーの高さも変えながら高く上がるウェッジショットを練習してください。
距離は、せいぜい30ヤードまで。中心は、15ヤードくらいを目安に振るといいですね。15ヤードで、3m程度ボールが上がるとokな感じです。
深いラフが苦手な人は、一度お試しください。
このような深いラフからも高重心のウェッジは、効果があります。
ということで、、、様々なウェッジはこちら!!!