
ということで、、、
最近、ルール無視の高反発のドライバーがメーカーラインアップとして増えてきました。ルール違反のクラブは、もちろん競技などでは使えませんが、一方、ゴルフを競技ではなくプレーを楽しむという観点では、高反発のクラブもいいんじゃないかなと思います。
特に高齢になってきて、以前のように飛ばなくなったので楽しくなくなってゴルフをやめるみたいな人には、高反発も選択肢に入れていいような気がします。
ただ競技ゴルフ前提の人は、もちろん高反発ドライバーは使えません。
それでもできるだけ飛ぶドライバーということで、反発係数がギリギリOKのクラブが欲しいとなるわけです。
もちろん、反発係数が飛びのすべてではありませんが、一要素は担っています。
しかし、反発係数ギリギリのクラブといっても、現在の製造技術では、すべて反発係数ギリギリに設計しても、品質のバラツキでギリギリのモノもあれば、違反になるものもあれば、少し余裕があるものまで、できてしまいます。
大手メーカーは、コストダウンのために、あえて反発係数ギリギリでは設計せず、少し余裕を持った設計にして品質がばらついても反発係数オーバーにならないようになっています。
そして、大手メーカーでもツアー支給と呼ばれるツアー用のクラブは逆に反発係数ギリギリで設計してたりして、ヘッドを計測して反発係数ギリギリのヘッドだけを選択してツアー用としています。
まあ、だから市販品よりツアー支給品が欲しいということになるのですが、、、。
一方、地クラブなどは、大量生産しないので、フェースを研磨して反発係数ギリギリにして、出荷するヘッドも出てきています。
例えば、、カムイのTP-07Sの限定品とかですね。なんと300個しかないようです。しかし、反発係数ギリギリまでフェースを削って出荷するので、ルール適合です。
これは、メーカーとしての出荷なので、もちろん適合ドライバーリストにも載っています。
ただ、これは、メーカー出荷前の加工のため、ルール違反にならないですが、メーカー出荷後、ゴルフショップなどでフェース加工するとこれは、改造扱いで違反クラブとなってしまいます。
それにこのような地クラブは手間がかかり、大量生産も見込めないため、どうしても単価が高くなってしまいます。
それで、設計自体を反発係数ギリギリで設計すればいいんじゃないかなと思ったりします。
もちろん、そうすればルール違反のクラブも出ることになりますが、それは、マーキングを変えて、高反発モデルとして売ればいいように思います。
メーカーとしては、一つの設計で、高反発モデルとルール適合モデルの2ラインアップを販売できて、いいように思います。
ただ、すべて反発係数テストを実施して選別する手間はかかります。
でも、反発係数ギリギリに設計!というだけで売れるような気がするのは僕だけでしょうか??