2012年のF1もいよいよ後半戦。舞台はヨーロッパからアジアラウンドへと移ります。今週末は、東南アジアのマレーシアに隣接するシンガポールでF1が開催されます。
シンガポールといえば、マーライオンの像が一番最初に思い浮かぶ人も多いハズ。上半身がライオン、下半身は魚という不思議な像です。そして、波の上に乗り、口からは水を吐いています。
このようなものが誕生した由来ですが、マレーシアの王族が対岸の大地を目指し航海に出ました。しかし、途中で嵐に遭います。その時、王族が被っている王冠を海に投げると、海は静まりました。そして、無事に大地にたどり着くことができました。
航海の末にたどり着いた対岸の大地で、突然ライオンが現れて、王族にその大地を治める事を許して立ち去ります。王族は、その大地をシンガプーラと名づけ、海の神とライオンを合体させたマーライオンを国の守り神として祭ったという伝説があります。
シンガポールGPが他のF1レースと異なるのは、なんと言ってもナイトレースであるということ。眩いばかりの照明の光が印象的です。
また、コースは左回りと数少ない反時計周りのコースとして知られています。
ナイトレースのため、タイヤへの負担は少ないサーキットゆえに、ここではピレリタイヤはスーパーソフトとソフトタイヤを持ち込んできます。タイヤは柔らかい方がグリップ力が増し曲がりやすくなりますが、反面耐久性に劣ります。固いタイヤだと耐久性に優れていますがグリップ力で不利になります。
このタイヤ選択もレース結果を左右する要因となるので見逃せないポイント。
あとは、エンジンの負担ですが、このコースは全開率が45％と低いサーキットのため、高速サーキットに比べて負担はかなり低いコースとなります。ただし、ストップ＆ゴーのレイアウトであるがゆえ燃費が悪いので、各マシン燃料を多めに積んでくることの考えられるコースです。
予選はマクラーレンのハミルトンがポールポジションを獲得。フェラーリファンのマーヴェリックとしては、5位スタートのアロンソが決勝でどこまで追い上げるかに期待しています。13位スタートのマッサは見捨てました。あとは、フェラーリの黄金時代を築いてくれたシューマッハももちろん応援！
【第14戦シンガポールGP 予選結果】
1 L.ハミルトン (GBR) マクラーレン 1'46.362
2 P.マルドナド (VEN) ウィリアムズ 1'46.804
3 S.ベッテル (GER) レッドブル 1'46.905
4 J.バトン (GBR) マクラーレン 1'46.939
5 F.アロンソ (ESP) フェラーリ 1'47.216
6 P.ディ・レスタ (GBR) フォース・インディア 1'47.241
7 M.ウェバー (AUS) レッドブル 1'47.475
8 R.グロージャン (FRA) ロータス 1'47.788
9 M.シューマッハ (GER) メルセデス -
10 N.ロズベルグ (GER) メルセデス -
11 N.ヒュルケンベルグ (GER) フォース・インディア 1'47.975
12 K.ライコネン (FIN) ロータス 1'48.261
13 F.マッサ (BRA) フェラーリ 1'48.344
14 S.ペレス (MEX) ザウバー 1'48.505
15 D.リカルド (AUS) トロ・ロッソ 1'48.774
16 J.E.ベルヌ (FRA) トロ・ロッソ 1'48.849
17 B.セナ (BRA) ウィリアムズ -
18 小林 可夢偉 (JPN) ザウバー 1'49.933
19 V.ペトロフ (RUS) ケータハム 1'50.846
20 H.コバライネン (FIN) ケータハム 1'51.137
21 T.グロック (GER) マルシャ 1'51.370
22 C.ピック (FRA) マルシャ 1'51.762
23 N.カーティケヤン (IND) HRT 1'52.372
24 P.デ・ラ・ロサ (ESP) HRT 1'53.355
【第14戦シンガポールGP テレビ放映スケジュール】
フジテレビNEXT(スカパー!)
20:50～23:50（生放送）
BSフジ
23:00～24:50 （録画）
【ブログの更新情報が届きます】
