クレカ、デビット、プリペイド。借金するか?持ち金を使うか? | Mr.ICのCard Payment & System Labs

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カードのあれこれ、決済の世界のあれこれ。
語りたいままに語ります。不定期更新ですが。
元カード会社システム企画や銀行のカードの経験から業界を俯瞰します!

こんばんは。
お盆を迎えて、お休み?なんて方も多いことでしょう。
私は、あんまり関係のないことですが。
さて、今宵のテーマ。
こんなんしましたけど。

良くも悪くも一番は、クレカであることは、言うまでもないことですが。
マニアな方なら、還元率とか、自分の利用シーンでメインとサブは大方決まるかな?と思います。
しかしながら、クレジット会社も利用動向は、ビッグデータとして保有しているから、お得なとこと、そうしちゃマズいとこは、把握しては、規約を変えているのでありまして。

その際たる例が、電子マネーのチャージ。
こと、Suica、nanaco、楽天Edy、WAONが、標的ですよね。
多くのクレカがチャージしてもポイント対象外とか、還元率がかなり悪い。
還元率が良い!と噂になると、みなそちらに走るから、自分の首を結果締めてるようなものでして。
結果、Suicaならviewカード、nanacoなら、セブンカードプラス、WAONなら、イオンカードセレクト(☆イオンカードセレクトの場合には、クレジットチャージではなく、銀行チャージでのポイントですが)、に落ち着く。
漢方スタイルや、リクルートカードは、この手で荒稼ぎをしていた方は、リストラなことでしょうね。

上記の電子マネーのチャージは、クレカだけではないです。
ブランドデビットカードでもできる場合があります。
ここで、注意なのは、
1)JCBデビットでokidokiポイントなデビット。
電子マネーのチャージはポイント対象外。
2)楽天銀行デビット。(VISA,JCBとも)
確か9/20~ポイント対象外。
3)イオン銀行キャッシュ+デビット。
デビットチャージをすると、WAONは、ポイント対象外、Suica等は、イオンカードに準じる。
但し、キャッシュカード一体型ということで、イオンカードセレクトと同じく、銀行チャージということなら、ポイントが付きます。
という制約は、あります。

その中でも、動きがなく、実は逆に利便性が上がったデビットカードがあります。
それは、「りそなグループ」のVISAデビット。
WAONは、チャージできませんが。
その他の電子マネーのチャージでは、力を発揮するのです。
つい、先日までは、本人認証サービス(3Dセキュア)に非対応でしたが、対応しましたことで、UCカード扱いということで、nanacoのチャージのカードに登録ができるようになりました。
Suicaも楽天Edyも従前と変わらず通常に、りそなポイント、もしくはJMB提携の場合にはJALマイルが付与されますので。nanacoも登録時に本人認証サービスが必須になる前に登録してたのですが、マイルは、通常に付与されてました。
ここで、変更のお知らせというのもないので、りそなポイント、もしくはJALマイルは、通常に付与でしょう。
でも、あそこはダメ、ここもダメ、と縛りが多いことも事実で、特に継続課金の加盟店は、限られます。
【公式より引用】
NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イーモバイル、ウィルコム、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズの各加盟店につきましては、平成26年6月2日よりご利用できるようになりました。

ということです。
何故に私がりそなさんを推すのか?理由?一応あります。
通常の支店で口座を開設しても良いですが。
キャッシュカード機能に係るATM手数料は、りそなクラブのステータスに依存します。
ところが。
最近始めた、ネット口座。店頭では、受付してない支店で、スマホなどで申し込みから、管理までするというもので、対象も「全国」を視野に作られたものなので、コンビニATMの入金が「無料」なのです。
【公式より引用】
スマート口座をお持ちの方すべて、りそなグループATM(バンクタイムおよびココニモを含む)はもちろん、コンビニATMでの入金手数料が0円。回数制限なし。

但し、注意しないといけないのは、
コンビニATMはセブン銀行・ローソン・イーネット(ファミリーマート等)が設置するATMです。
ミニストップなど他行ATM(ゆうちょ銀行を含む)を設置しているコンビニATMは除きます。
ということ。

ちなみに、出金は、手数料が通常の口座と同じなので、ご注意ください。
この、スマート口座。
もちろん、JAL提携でマイルとりそなポイントのW取りの口座とりそなポイントのつく通常の口座の2種類があります。
年会費も「年に1度以上のデビット利用で無料」となるので、お得ですよね。
支店で作るデビットだと、年会費は、一度落とされますが、それに相当する分のJAL提携ならマイル、オリジナルならりそなポイントが付きますから、取られ損とはならないです。

もちろん、楽天系のサービスを良く利用する方は、楽天銀行デビットカードが間違いなく、お得、特にJCBブランドが。

イオン系のお店やWAONを良く利用する方は、イオン銀行キャッシュ+デビットがお得ですね。

今まで触れてませんが、BTMUのVISAデビットカードは、還元率こそ、0.25%の毎月キャッシュバックで継続課金もありますが、比較的使えます。
BTMUさんより制約は、ありますが、還元率が、0.5%固定という意味では、Sony銀行さんのデビットカードもおすすめ。セブン銀行さんとイオン銀行さんのATMに強く、外貨預金にお金を入れておいて、海外旅行などで引き出しをすると、VISAの手数料がかからない、という技もあります。

原則、継続課金も許します!と寛容にしている、という点では、スルガ銀行さんと住信SBIネット銀行さんのデビットカードが便利。
こと、スルガさんは、コンビニさんとゆうちょさんのATMの入金は無料だし、出金は、時間内は無料ですから使い勝手に定評はあります。
住信SBIネット銀行さんは、ランクを上げないと、その点は厳しいですね。

他にも多くの銀行さんが出しておりますが、それぞれに特徴はありますから、ご自身に合う商品を選択してくださいね。

デビットで凄いボリュームになりましたが。
ブランドプリペイドカード。
様々ありますが。
いくつかポイントは、あります。
リアルのカードか?バーチャルなカードか?
携帯のキャリアさんのか?他の流通さんとかLINEさんとかか?
VISAなら、海外専用か?国内/海外の両方で使えるか?
携帯のキャリアさん系は、お得かな?と思いますが。
ドコモさんは、バーチャルながら、入金の方法とか、還元率とか割合良いと思ってます。
例えば、nanacoにチャージをりそなさんのデビットでして、nanaco払いでドコモ口座にチャージ。
りそなさんのチャージポイントがもちろん付きます。
そして、ドコモさんのVisaプリペイドカードでオンライン支払いで、デフォルトで1%のキャッシュバック、キャンペーンには、5%とか10%になるので、良いかもしれません。
auさんもソフトバンクさんもそれぞれお得な加盟店さんがありますから、活用しない手はないですね。

今日は、そんな話題でお送りしました。
クレカもデビットもプリペイドカードもそれぞれの個性がありますので、一度比較してどの組み合わせがライフスタイルに合うのか?を見てみるとよろしいかと。

2015.08.15 終戦の日に平和に願いを込めて。
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