鉛筆+消しゴム=億万長者
すぎやまです、「メンターになってください!」たまーに、メールやSNSのメッセージでそんなことを言われます。正直なところ、メッセージのやりとりだけでメンターと弟子の関係になるのはありえません。メンターと弟子の関係性はDMひとつで完結するほど簡単ではないと思っています。メンターとは...あなた『以上』にあなたを成功させることに必死になってくれる人のことです。あなたがサボって家でゴロゴロしていたら家のドアを蹴りやぶって勝手に入り込んであなたのケツを思いっきり蹴り飛ばして「テメーこの野郎、いますぐ 行動しねぇとぶっ殺すぞ!」とあなたを成功させることに命をかけてくれる人です。また『メンターを持つ』ということは『あなたが弟子になる』ということでもあります。弟子はメンターが足りない部分を全力で補って全生命をかけて丁稚奉公(でっちぼうこう)します。これが本来の師匠と弟子の関係じゃないかなーと僕は思っています。「すぎやまさん。そんな武士みたいな 古臭いこと言って... 今どきそんなの流行りませんよ?」という意見もあると思います。が、「流行る」「流行らない」ではなく、それが僕が考えるメンターと弟子の関係です。「正しいのか」「正しくないのか」わかりません。でもメール1本で「すぎやまさん、 メンターになってくださ~い」という関係性ではないことは確かだと思います。その上で意見というか考えですが『メンターがいたほうが成功は早い』...が、絶対に必要ではない。とも思っています。メンターがいなければ成功できないワケではありません。ただ『モデリング先』は絶対に必要だと思います。モデリング先...これは字のごとく真似する人や物のことです。ビジネスモデルをモデリングするライフスタイルをモデリングするなどなど。目標や参考にする人や物です。僕はたくさんのモデリング先を持っています。何かを新しく始めるときは、まず最初にモデリング先を探します。何かしたの目標が出来たらまずその分野で成功している理想のモデルを探します。そして、その人を徹底して真似して真似して真似しまくります。その人のセミナーに出たり教材や本を買ったり、真似しつつ段々近づきます。そうして近づいているうちに段々とその人物の人間性が見えてきます。良い面だけじゃなくて、悪い面や汚い部分、弱い部分や足りない部分が見えてきます。その上でまだ「この人みたいになりたい」と思えるようであれば弟子入りします。「でも、すぎやまさん。私は新しいものが 好きなので真似なんてせずに 自分でやっていきたいです」なんでモデリング先が必要なのか?といえば、僕たちはゼロから何かを生み出す能力がないからです。エジソンやアインシュタインか誰かが言っていましたが「私たちはゼロから創造する力はない」と豪語しています。つまり「ゼロから作るのは無理なので 何かと何かを足したり掛けたりして 新しいものを作りましょう」ということです。彼らのような大発明家が言っているのでたぶんそうなんだと思います。前にIQが高すぎる人は成功率が低いという話をしましたが彼らは頭が良いので素直にモデリングが出来ないことが原因だと僕は思っています。彼らのような天才が素直に真似し始めたらとてもじゃないけど僕のような凡人は太刀打ちできません。『発明』とは既存の何かを足したり掛けたり引いたり割ったりすることです。小学生のころに「鉛筆と消しゴムをつけて億万長者になった主婦」というテレビを見ました。「鉛筆に消しゴムをつけただけで億万長者?」とかなり興味を持った記憶があります。今でも記憶に残っている過去の話は僕たちにとって何かしらの意味があります。『鉛筆+消しゴム=億万長者』これは僕のビジネスの原点になっています。ゼロから何かを生み出そうとするのではなく今あるもの同士を合成したり分解したりして新しい価値を生み出すことがビジネスです。そして素直にそれができる人が世の中では成功者と呼ばれるんだと思います。例えば、ヤフーオークション。インターネット+競売です。ここ最近までは『古くから残っている伝統』に『インターネット』を加えるだけで大発明となってお金持ちになれました。「じゃあこれからの時代は なんなんですか?」はい。あくまでも僕の予想ですが、スマホが高齢者用にシンプルになってきているようにこれからはもしかしたらスマート、シンプルの時代が到来するかもしれません。ネット疲れしている人も多いので今ある当たり前の中らネットを省いたものが流行るかもしれません。「ゼロから創造する」というお恐れた考えは捨てて今ある何かを組み合わせるか分解して新しい価値を創造すると考えることだと思います。パン+ソーセージ+ケチャップ=ホットドックです。すごくシンプルです。すぎやまてつや