すぎやまです、
運って信じてますか?
成功者のインタビューなんかを聞くと
「成功できたのは運がよかったからです」
なんてよく言っていますよね。
僕も
「すぎやまさんの成功の要因はなんですか?」
と聞かれると
「そうだなぁ、運がよかったからですかね?」
といつも答えています。
「でも、すぎやまさん。
その裏には秘密の特訓とか、
感動の成功ストーリーとか
あるんじゃないですか?」
と言われることもありますが、
謙遜ではなく本当に運がよかったと
思っているんです。
なんで僕が成功できたのか?
実は僕自身よくわかってないんです。
ギャンブル依存症で
漢字もろくに読めないバカ。
親や友達にもウソをついて
借金しまくり。
借金しては情報商材を買いあさって
一度も封を開けない商材が
ベッドの横に山積み。
テレビゲームをやり始めたら
3日くらい徹夜。
甘い話にホイホイと付いて行って何度か
詐欺師にも騙されています。
昔から僕を知っている友達なんかは
未だに僕が経済的に小さな成功をしたことを
信じてくれない始末。
親も未だに半信半疑です...
預金通帳や確定申告をみせても
「これがお前のものなわけないだろ!」
と言われました...
ようは成功とは懸け離れた人間だった
ってことです。
どんなにひいき目で見ても
成功する要素のかけらも
なかったと思います。
でも...
いまの小さな成功を手に入れています。
月収で100万円を超えたのは
ビジネスを始めてから1年後。
スカウターで見たら僕より
戦闘力が数倍高い人や、
僕のような小さな夢でなく、
坂本龍馬のように日本を変えてしまうような
ビックなビジョンを語る人も
たくさん知っています。
でも、そんな人たちより比較的
早いスピードで成功を手にすることができました。
「やっぱり運がよかった」
としか思えないんです。
ただ1つだけ、
借金まみれだったころと
成功し始めた頃を比べると
違う点が1つだけあります。
それは
「なぜ稼ぎたいのか?」
が超明確になったということです。
「なんで稼ぎたいのか?」
「なんでその金額が必要なのか?」
「なんで成功したいのか?」
借金まみれだった時にはわからなかった
『なんで』が理解できてから成功が
スタートしていきました。
『なんで』がわかれば人は成功できます。
あなたは
「なんで成功したいのですか?」
と質問されたときに、具体的に明確に
ハッキリと答えることができるか?
多くの人は
「なんとなく成功したい」
とか
「なんとなく年収◯万円になりたい」
とか
目標が曖昧なんです。
目標設定が
「誰かがやっているから」
っていう理由がほとんどなんです。
「有名人がフェラーリに乗ってるから」
「金持ちが六本木ヒルズに住んでるから」
「誰かさんが成功してるモデルだから」
...
と、他人の夢を追っかけているんです。
他人の夢を追っかけている限り
それらが手に入ることはないと
思っています。
逆に言ってしまえば、
僕らは本当に心から「欲しい!」
と思えるものであれば
なんでも手に入ると感じています。
『なんで』が明確で具体的になったとき
人は初めてそれを手にすることができます。
僕は月収が100万円になったとき
「なんで100万円必要なのか?」
がはじめて明確になりました。
高級車を乗り回したいとか
愛人を複数はべらかしたいとか
社員を数百名雇いたいとか
そんな目標ではありません。
「メンターに会いたい」
それだけが目標で、生きがいでした。
メンターのセミナーは高額で
最低でも50万円だったんですね。
当時の僕としては
破格のセミナー費用でした。
それで50万円とは別に旅費とか交通費
なんかもかかってきます。
旅費とか仕事ができない時間とか
セミナー費用を計算すると月収で最低でも60万円必要
ということがわかりました。
まずこれで60万円稼ぐ具体的な理由が
見つかったんです。
そしてそれとは別に
他にもささやかな夢がありました。
それは「同級生よりも稼ぎたい」
というエゴまみれの恥ずかしい夢でした。
借金まみれで同級生の飲み会に参加して
恥ずかしい思いをしました。
好きだった女の子からも相手にしてもらえなくて
居酒屋の隅でポツンと座っていました。
しかもその状況に
同級生がボディブローをかましてきました。
「いいよな、すぎやまは。
無職で暇人で...
俺なんて毎日忙しくて大変だよ」
若干バカにしたような表情で
言われてしまったんです。
そのとき、ムカッときて
「絶対見返してやる!」
って本気で思えました。
それから「同年代より高い収入をとる」
という強い感情が生まれました。
彼らの月収は平均20万円くらい。
「じゃあその倍の40万円は欲しい」
と思いました。
『メンターのセミナーに必要な60万円』
+
『同級生を見返すための収入40万円』
これを足したらちょうど100万円でした。
僕はこれらの目標が具体的になった
数ヶ月で、月収100万円になりました。
「なんで」が具体的になった途端
夢でしかなかった月収100万円以上に
なることができたんです。
つまり成功のためのステップ1は
『欲を具体的にする』
ことです。
「すぎやまさん。僕は欲しいものは明確です。
アレもコレも欲しいです!」
こんな意見も聞こえてきそうです。
「なんで稼ぎたいのか」が具体的なのに
叶わない人も中にはいます。
たぶんそれは
『想いが弱い』
からじゃないのかなと思います。
例えば、僕の目標は
「メンターのセミナーに出たい」
「同級生を見返すくらいの収入が欲しい」
でした。
これって、たいした目標では
ないと思わないですか?
正直、ショボいですよね。
社会貢献とか他人を幸せにするとか
そんな大それた目標ではありません。
でもこのときに気づいたことは
目標の『大きさ』とか『偉大さ』は関係なくて
大切なのは『欲の強さ』なんじゃないか。
ということでした。
成功は『想いの強さ』に比例します。
あなたにもたくさんの欲とか解決したい
問題とかありますよね。
その想いが強ければ強いほど
夢が叶うスピードは早くなります。
夢に良いも悪いもありません。
強いか弱いかだけです。
もしあなたがまだ満足する結果を
得られてないとしたら、あなたの
欲への想いが弱い可能性があるかもしれません。
「すぎやまさん。そんなことはありません!
僕は借金をドカンと返済したいという
ものすごく強い欲があります!」
と反論があるかもしれません。
でも、
「借金をドカンと一撃で返したい」
とマジで思っていたとしても
スマホでラインポップをしていたり
友達と毎晩毎晩、居酒屋で愚痴を言い合っていては
目標は叶いませんよ。
わかりやすく言うと
『借金を返済したい』
という欲と
『友達+居酒屋』
という欲があるときに、後者の方が
強いんです。
友達+居酒屋に負けているんです。
借金返済 < 友達+居酒屋
だから叶わない。
僕の夢はショボいですが、他の
どの欲よりも強く、その時期は
それだけに集中していました。
テレビもスマホも寝る時間さえも
捨てました。
あなたはいくら稼ぎたいですか?
なんでその金額が必要なのですか?
その目標は他のどの欲よりも強いですか?
もし、これらの質問に1つでも
即答できないようだったら
どこかに問題があると思いますよ。
1:真の目標を発見する時間を作る
2:目標を超超超具体的に明確にする
3:欲を強化するために写真などを利用する
...
目標はどんなに強くても油断すると
忘れてしまうことがあります。
短期的な他の欲に負けてしまうことも
あります。
だから僕は目標を紙に書いて
仕事机の前に1年以上貼っていました。
毎朝パソコンに向かうたびにハッと
させられて、気が引き締まるんです。
よく受験生が
『目指せ東大!』
なんて紙を貼っているのを見て
昔はバカにしていたんですが。
今になってとても大切なことだと
思い知らされてます。
もう一度質問します。
『あなたはなんで成功したいのですか?』
『その欲は他のどの欲よりも強いですか?』
人は「なんで」がわからないと動けません。
そして「なんで」がわかった途端...
モチベーションや行動力は
自然に湧き出てきて成功から
逃げられなくなります。
すぎやまてつや