マカティにある京兎さん、去年の訪問(の記事はこちら)の際良かったので今年も訪問しました。
因みにお題に料亭とあり、料亭の定義は曖昧だと思いますが、一応お店側がそう名乗っておられます。
まぁ、名乗りは難しいでしょうね。「和食」ではありきたりだし、私的には「懐石・割烹」あたりがしっくり来ますが、それだとフィリピン人には理解されにくいでしょうし。
ま、それはそれとして、会席コースはこんな始まりでした。↓
北海道の蟹と雲丹、宮城産キャビアの3重奏。
余計な味付けなしで、キャビアの塩味でいただきます。キャビア通ぶれるほど食べつけてはおりませんが、日本産キャビア秀逸です。
そう言えば前回の訪問で、お酒の持ち込み歓迎(1本1000ペソの持ち込み料)だと伺っていたのでグアムから秘蔵のお酒を持ち込ませていただきました。↓
向かって左は普通に関空(成田かも)で手に入る日本酒。右側が秘蔵品。大七酒造の「梅酒 極上品」です。
大七に箕輪門という大吟醸銘柄があり、それで造った贅沢な梅酒です。ま、それだけでは秘蔵なんて偉そには語れないのですが、これは初めて梅酒極上品をリリースした年のモノ。数本購入して、飲んでみて、これは熟成するなと思い残りはその後の特別な日の為にとっておいたのですが、どうやらその特別な日は来ないようなので、そろそろ飲もうと思っていました。折角なので美味しい和食と共にと思っていたのですがグアムではその機会もなく。今回わざわざフィリピンまで持参したという次第です。因みに、グアム全体が酒持ち込みが不可になってしまった昨今。実はもともとそうなのですが数年前はもう少し緩め、持ち込む品や理由によっては大抵許可が出たのに。個人的に非常に馬鹿らしい法律だと思います。
ま、それはそれとして、8年ほどの熟成を経た梅酒がこちら。(右手)↓
梅酒なのでもともと色味はありましたが、日本酒ベースの梅酒なので色調は非常に軽目だったと記憶しています。
それが月日が流れ、こんなに色付きました。香りも熟成香が足され、風味にも深いコクが生まれていました。例えるならトゥニーポート。しかしながら、そもそもの吟醸系を思わす清廉さや梅の風味も残っており、大変な逸品に成っていました。
この8年、自分の人生は思い通りにはいきませんでしたが、このお酒は予想以上な仕上がりになっていました。
さてお料理です。カマス、梅肉とおろしポン酢で。↓
梅酒と素晴らしい出合いだった江戸前アナゴ。↓
鯛の骨をじっくり煮たお出汁。
長崎産の大トロとサバ。↓
ノドグロとタタミイワシ。↓
「これだけ日本産ではないのですが」と言うボストン産の新鮮ロブスター。↓
ロブスターはあまり好きではないのですが、これは非常に美味しかったです。
ロブスターは身質と鮮度が肝心だな、と。
シメの日本和牛と炊きたてご飯。↓
水物。↓
これだけで5300ペソ、1万円ちょっと。
もっと高級な和食屋さんは世界には沢山ありますが、値段と質を考えたコスパの意味で、こちらのお店は世界トップクラスの海外和食店だと思います。そしてそれがフィリピンにある。
今回の旅はフィリピンの料理屋さんのレベルの高さに本当に驚かされました。
吉兆系ご出身、大使付き料理人も務めたご主人が作る料理をカウンター越しに見るのも楽しみですが、店主さんと商売の話も私的には楽しみの一つ。確か去年は
「(オープンから2年目で)ようやく軌道に乗ってきました」
と。そして今年は
「従業員の生活にゆとりが出てきました」
と。
事業主として本当に誇らしい事ですね。
お酒を届けに利用前日に、それと利用当日、共に平日でしたが集客も上々なようで。
来年訪れる頃には、飛行機チケット購入と同時に予約を入れないと間に合わないかもしれませんね。










