マカティにある「京兎」(きょうと)。
マニラにおいて、かなりイカした店構えです。
店内はこんな。↓
お店のタイトルとして色々あるようですが
私的には、京料理・カウンター割烹なイメージ、
京都のたん熊さん的かな、と。
ちなみにこちらのご主人、
元々吉兆(どこ系かは失念)で修行されていたらしく
フィリピンの日本大使付き料理人を務めたりもしたそうです。
そしてフィリピンの実業家の出資を受けて出店。
一応完全予約制、メニューはお任せのコースのみ。
一人5200ペソ、1万円ほど(税サ別)って感じです。
一品目。↓
ジュレでいただく蟹の酢の物。
洒落オツです。
2品目。↓
1本食べてしまっていますが、早松(さまつ)の揚げ物。
実は私、この早松茸のことを知りませんでした。
食べた感じで松茸だな、と思い、
でも時期的にやけに早いな、と。(この時8月中旬)
でもLA在住時、確か8月頃からカナダやメキシコ産が出てきてたな、と。
そんなことを思っていたら「長野産です。」と。
それでも解せないので帰って調べましたよ。
するとこの早松茸、
松茸に似てはいますが全く違う種族だそうで。
秋と同じような天気の6〜7月頃生えてきて
見た目と味が松茸に似ていることから
地域や人によっては珍重され高値で取引されるとか。
なのでどちらかというとこの時期で既に「名残」でした。
いやぁ、世の中知らないことはまだまだ山ほどありますね。
暖かいもの。↓
ノドグロだったかな。↓
素材の質が海外とは思えなかった造り。↓
アワビ。↓
(日本の)和牛とお米。↓
ここでふとした一言から
海外での飲食店経営の苦労話など、
カウンター越しにご主人と話し込んでしまいました。
日本人が海外で飲食店を開ける時、
誰が勝手なことを言うのか、
誰が本当のことを言うのか、
お客として誰を排除しなければならないか、
お客として誰を相手にしなければならないか。
実際やった人でないと分からないことなので
お互いに意見が一致しやすいのでしょう。
コースのみのスタイル、加えてこの値段設定、
マニラにおいてこのスタイルの和食は前例がなく、
オープン当初外野から勝手なことを色々言われたそうですが
今では自分の進むべき道が見えたそうです。
カウンターで同席だった隣のグループは
フィリピンでは有名な実業家の方と
取引銀行の面々だそうで。
そんな方々をがっちり掴んで客入りは上々だそうです。
前例のないことをするのは大変です。
しかし、
今この世の中にあるもの全て
元を辿ってスタート時には前例はなかったわけで。
外野で悪口言ってる人は
大概にして前例できたら飛びつく人達。
時としてフォロワーでいる方が簡単ですが
前例を創った人は生きるうえでの強みが備わります。
っと、思わず
話し込んだ以上に書き込んでしまいました。
で、デザート。↓









