CREDO⑥
第6回 『CREDOの浸透 ~リッツ・カールトン・ミスティーク~ 』
クレドを取り入れ、
顧客からの高い満足度を得ている企業としてまず挙げられるのが、
ザ・リッツ・カールトン・ホテル
である。
顧客の感動を呼ぶ満足度の高いサービスは、時として
「リッツ・カールトン・ミスティーク(リッツ・カールトンの神秘性)」
と言われている。
このようなサービスを可能にしているリッツ・カールトンの秘密は何か?
これから数回にわたって見ていきたい。
現在のリッツ・カールトンがスタートした1984年、
創設者であるW・B・ジョンソンのほか、5人のホテリエたちが、
「リッツ・カールトンは、お客様や従業員にとってどんな存在であるべきか。
そのために、私たちは何をすべきなのか?」
について徹底的に話し合い、一枚の紙にまとめた。
それが「クレド」である。
現在、世界中にあるリッツ・カールトンでは、
「クレドカード」と呼ばれるラミネートカードが
全従業員に手渡されており、常に携帯されている。
このクレドカードには、クレドのほか、
モットー/サービスの3ステップ/従業員への約束
サービス・バリューズ/第6のダイヤモンド
が書かれている。
最初から現在まで不変なのは、モットーとクレドの本文だけである。
一方、
従業員への約束/サービスの3ステップは、のちに追加されたものであり、
サービス・バリューズは、表現を変えたり、新たに項目を追加したりなどして
書き換えられているものである。
これらは、意識の高い現場スタッフから出される様々な意見の結晶である。
そして、
最近になって新たに追加されたのが、第6のダイヤモンドである。
リッツ・カールトン・ホテルでは、
クレドカードに記載されたこれらをまとめて
「ゴールド・スタンタード」と呼んでいる。
これから、数回にわたって
ゴールド・スタンダードについて詳しく書いていくことにする。