ドクダミの観察日記③ ドクダミからのメッセージ | Creative.Aroma(element)

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精油の香りは「魂の栄養」そのもの。
やさしく、繊細なアロマテラピーは
私たちを包み込み、自然と私たちを調和させてくれます。
本当の健康は「自然の循環に沿った生き方」をすること。
そんなきっかけをあなたにお伝えしたいと思っています。

(最初に。ここに書くことは植物観察から感じた私の個人的な洞察で、人によっては当然違う洞察や認識をお持ちのことと思います。
何か、植物や自然との関わり方が深まったり、これまでと違った視点で植物と関わることのお役にたてれば幸いと思っています。)

 

時々、とある植物と出会うことや、触れること、じっくり観察することなどによって、内的な気付きを得たり、洞察を得ることがあります。

 

出会うべく植物とは、出会う前から何らかのシグナルが発せられているようです。

 

私にとって、植物はただの物ではなくて、何か必要なことを伝えてくれる身近な存在であり、完全に統合された師でもあります。

 

いつも必要な答えや、私達を本質的に金に変える万能薬(エリクシル)は、すぐそばにあって、特別な何かを探し求めることではないと感じています。

 

今回、ドクダミをじっくり観察しているけれども、そこにも私の中で、万能薬を作る必要なメッセージがあったので、少しだけシェアできればと思います。

 

植物を観察するとき、その植物の中で、何が一番印象に残るだろうか?という視点で観ることがあります。

この時期のドクダミの場合、私はやはり花の部分に引き寄せられ、白い4つの十字の総苞と、その中心からまっすぐ光に向かってのびる黄色い穂状の花の集まりが、印象に残ります。

 

白は、純粋無垢なイメージ。黄色は光のイメージです。

 

十字型は、完全なバランス、4つのエレメントの調和や力を示すように感じています。

この世に存在するものはすべて4つのエレメントから作られているという古代からの叡智があります。

 

実際、ドクダミは4つのエレメントがそれぞれに特徴的です。

火:強い香り
風:白い十字の総苞と黄色い穂状の花
水:日陰を好む 余分な水をとるという薬効 梅雨の時期に花期を迎える
土:強い生命力、ランナーを増やす力
そして中心の花、空気。

 

中でも、ドクダミの中の火のエレメントは面白く、深いと感じています。

太陽があまり当たらない日陰に育ちながら、あれだけ強い香りを作ることができるのはなぜなのか、不思議です。

ドクダミの火・熱の力は、真っ赤な熱を帯びた炎というよりは、青い炎(強い香り)で余分なものを溶かし、抑えてきた、純粋無垢な自分や、本来誰もに備わっている才能や力、それらを表出させるような植物だと個人的にイメージしてます。

 

余分なものとは、感情的な毒。余分な水や熱でしょうか。皮膚トラブルは自分への拒絶や抑圧によって出てくることも多いので、ドクダミが持つ薬効にもつながるよう。

陰を陽に転じる力、極に振れ切った後に起こる、目覚め、覚醒の静かでクールな青い炎。

 

暗闇の中を模索し続け、これまでの生き方とは反対の極に触れ、受け入れたからこそ、見えてくる自分の本質や、新しいステージがあります。

そんなメッセージを受け取りつつ、ドクダミの花のティンクチャーを作り、エナジェティックに自分に取り込みたいと思います。

 

☆☆☆お知らせ☆☆☆
植物療法家 土屋いづみのオリジナルレッスン、「アルケミーな植物観察会」を開きたいと思います。

植物の名前を知ったり、薬効を知ったりという、知識や情報を得るのが目的の観察会ではありません。そういった情報は、植物図鑑やインターネットなど、どこからでも入手できると思います。

ここでは、一つの植物をじっくり観察します。

花の姿、色、形、香り、質感、関わる数字、4つのエレメント(火、風、水、土)などから、その植物が持つエナジェティックな作用や、薬効、その植物が与えてくれるメッセージを受け取り、感じていきます。

自分が「感じる」「観る」ということを大切にして、植物からの声を聞く力を思い出すのが目的です。

そうすることで、自然や植物との繋がりを深めることができますし、新しい視点で植物観察することができたり、植物を観るという行為を通じて、洞察力を高め、私達の内的探求にも役に立つことと思います。

また、どのような性質・心理状態の時に、このハーブが必要になってくるのかが自然とわかります。

第一回目は、エキナセアがテーマ。地球のお庭のエキナセアをじっくり観察します。どなたでも参加可能。

7月10日10時から12時。詳細は近々ご案内しますので、お申込みはしばらくお待ちください。