亡くなり方があるという。
心疾患などを引き起こして急死してしまったり、自ら命を終えてしまうなど
世間や社会や人間関係やあらゆることに
追い詰められてそんな悲しい結果になってしまうのかもしれません。
長年日本を離れて英語圏の国に
住み着いている私は、
日本に行くことが
もはや外国に旅するような感覚なのですが日本の勤勉であらゆることが整然としている真面目な国民性にいつも感動することばかりです。
そういえば子供の数が多かった私の昭和の青春時代は物心つく頃から競争社会でした。いい学校に進学する受験勉強も
良い会社に就職するための就職活動も
一定のレールに乗っていかなければと
焦る気持ち。
適切な年齢で恋愛して結婚して安定した家庭を築き、年相応な格好で周囲に溶け込んで行く。出る杭は打たれると言われるし
人と変わったことをすると人生のレールから堕落するのではないか、そんな不安。
因みに私はそんな中でも日本の規格外。
子供の頃からアメリカ開拓民の物語が大好きで人生は冒険だ!と思っていたし
20代の頃から見聞を広めるために
さっさと外国へ旅立ってしまいました。
外国に旅したり住んでみて感じたことは、
日本はとっても素晴らしい国だけど
自分が住む国は日本じゃなくてもいいんじゃない?という選択肢でした。
パワハラ
セクハラ
マタハラ
そんなことで追い詰められて
心身ともに病んでしまう前に
ちょっと日本以外の世界を
みてみたらいいよ。
誰かのせいで病気になってしまうなんて
本当に変。絶対に変。
スペインでは昼食時間後に2〜3時間も
お店を閉めて昼寝する
シエスタという時間があります。
日本なら営業時間真っ只中、
ありえない!と思うけれど、
お客さんはそれに合わせて戻って来れば?という感じ。
オーストラリアでは、
休日出勤は時給が2倍になるので
それじゃ日曜はお店閉めるわ。
というところが多い。
用があるなら平日出直して、
ということで
日曜のショッピングモールは
夕方4時頃には店じまいになる。
だって週末だし、だから何?
という感じ。
アメリカではサービス業は個性の勝負。
時給よりチップの収入の方が
圧倒的に多いウェイターさんは才能。
マニュアル通り接客しなくてもオッケー。
というより接客マニュアル
が必要なのは日本だからかな。
ネットで読む日本の新聞記事には
日本では飲食業も
流通も小売も広告業も
ブラック企業なんて呼ばれてている
一流企業がたくさんあるという。
お客様は神様という考え方は
素晴らしいけれど
お客様側は利便に
麻痺しすぎて本当に必要な事以上の
便利さを求めてしまっているのでは。
そのしわ寄せは、
勤務時間や仕事の人間関係に歪みを生んで優しくていい人にどんどん負担が増えて多くの人が病んで行くように思えるのです。
日本では常識なこと
外国では全然常識ではないことが多い。
誰かに追い詰められるストレスではなく
自分を追い込むことの負荷の方が
絶対自分の人生は楽しくなる。
だからもし今、
社会や世間や会社や人間関係など
誰かに追い詰められて寿命が
縮っている方は
それはすごく変なことと早く気がついて
今までと違う世界をふらっと
命の洗濯に出かけてみるといいですよ。