ソウルメイト（運命の人）
この広い世界からたった一人の運命の人を探すにはどうしたら良いでしょう？
職場での出会い？ 友人の紹介？ もしくは街角で偶然に？
けれどもしその運命の人が地球の反対側に住んでいたとしたら？
私は悲惨な離婚をしたあと、それでも結婚は良いものと信じていました。
誰にだってボタンの掛け違いはあるものです。
けれど運命の人に出会って
本当に好きな人と人生を共に幸せに歩んでいけたら人生はバラ色です☆
だからその夢は簡単にあきらめるわけにはいきません☆
けれど現実の私は幼い子供を抱えた３０代シングルマザー。
しかも言葉も不自由な外国に住んでいました。
フットワーク軽い２０代の独身女性ではないのでした。
自分の幸せだけではなく幼い娘と共に幸せなることが不可欠でした。
離婚直後、新しい住まいを探さなくてはならず
新聞の空き室情報を見たときに私は小さな広告を目にしました。
ソウルメイト・COM
不動産情報とは全く関係ないインターネットのサイトを
見つけました。
当時インターネットで出合うことはまだ珍しい時代で、
親しい女友達は口をそろえてそのサイトの信憑性に疑問でした。
ページを開くとそこには年齢、地域、国籍などの項目から
自分の希望するパートナーの条件を絞り込む事が出来、
友人関係から真剣に結婚を前提にしたお付き合いまで
相手がどのような交際を求めているのかも一目瞭然で
わかる仕組みになっていました。
そこで私は未来に出合う運命の人に手紙を書く事にしました。
Dear. My Soul Mate. (私の運命の人へ）
私は正直に自分のことをつづりました。
そして私が望む理想の人生やその人と過ごす
幸せで楽しい生活について思い浮かんだビジョンを
その手紙に込めました。
運命の人へ。早く私を見つけてください。
そう締めくくりセルフタイマーで撮影した自分の写真を添付しました。
そうして運命の人へ宛てた手紙はインターネットにのって世界に
発信されました。
やがて私に数え切れないほどの返信が届き始めました。
英語圏はもちろんの事、ヨーロッパ諸国、アラブ首長国連邦、
韓国、中国、インドネシアナ等など。
運命の赤い糸がインターネット回線に乗ってオーストラリアに住む
私の元までやってきたのです。
彼は当時地球の反対側、ロンドンに住んでいました。
そして現在私は当時運命の人に宛てた手紙の通り
自分が理想とする幸せな結婚生活を送っています。
さて。皆さん。
準備はよろしいですか？
あなたの運命の人は近くにいるとは限らないのです。
運命の扉はこちらです。
いつの日か皆さんからのサクセス・ストーリを聞ける日を
楽しみにしています。
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