第43回 シャインの「キャリア・アンカー」 | 人事戦略コンサルタントの栃澤ブログのブログ

◆第43回目のブログ更新になります。



【シャインのキャリア・アンカーについて】




おはようございます。



株式会社クリエイトストラクチャー、



人事戦略コンサルタントの栃澤 幸孝です。




本日は、シャインの「キャリア・アンカー」について解説します。




前回はホランドの「6つの性格」を採り上げましたが、



今回はシャインの「キャリア・アンカー」です。





まず「キャリア・アンカー」とは、



直訳すると「キャリアの錨」を意味します。





概念的に言えば、



「個人のキャリアのあり方を導き、方向付ける錨」



「キャリアの諸決定を組織化し、決定する自己概念」。





要は、長期的な職業生活において「拠り所となるのも」であり、



船で言えば錨にあたるものと考えられています。






「キャリア・アンカー」の構成要素は以下の3要素。



①才能・能力



②動機、欲求



③価値、態度




この3つの要素が統合された「自己概念」によって、



キャリア・アンカーは組織化されるとしています。






具体的なキャリア・アンカーは以下の8つです。




①専門コンピタンス



企画・販売・人事・エンジニアなどの特定の分野で



能力を発揮することに幸せを感じる。




②経営管理コンピタンス



組織内の機能を相互に結びつけ、対人関係を処理し、



集団を統率する能力や権限を行使する能力を発揮し



組織の期待に応えることに幸せを感じる。




③安定



仕事の満足感、雇用保険、年金、退職手当などの経済的安定を得ること、



1つの組織に勤務し、組織への忠誠や献身などが見られる。




④起業家的創造性



新しいものを創りだすこと、障害を乗り越える能力と意気込み、



リスクをおそれず何かを達成すること、



達成したものが自分の努力によるものだという欲求が原動力。




⑤自律(自立)



組織のルールや規則に縛られず、自分のやり方で仕事を進める。



組織に属している場合、仕事のペースを自分の裁量で自由に決める事を望む。




⑥社会への貢献



暮らしやすい社会の実現、他者の救済、教育など価値あることを成し遂げる事、



転職してでも自分の関心ある分野で仕事をする機会を求める。




⑦全体生と調和



個人的な欲求、家族の願望、自分の仕事などのバランスや調和に力を入れる、



自分のライフワークをまとめたいと考えており、それができる仕事を考える。




⑧チャレンジ



解決困難に見える問題の解決や手ごわい相手に打ち勝というとする、



知力、人との競争にやりがいを感じる、目新しさ、変化、難しさが目的になる。






なおシャインは個人のキャリア・アンカーを探ることは、



キャリアにおける個人ニーズを明確化し、



自分の方向性を明らかにすることができるとしています。





また自分の「キャリア・アンカー」をよく知っていれば、



職務の機会や選択肢から決断を迫られたとき、



適切な選択を行い組織とも納得がいくように話し合い、



交渉ができるようになります。





前回、採り上げたホランドの「6つの性格」



今回のシャインの「8つのキャリア・アンカー」を参考にすれば、



就職活動や転職の際に適切な判断ができる可能性を高めたり、



仕事に対してのやりがい等を見つめ直す判断材料として有効です。




何かの参考になれば幸いです。




株式会社クリエイトストラクチャー

人事戦略コンサルタント

栃澤 幸孝

http://www.create-structure.jp