◆第41回目のブログ更新になります。
【キャリアカウンセリングの理論②】
おはようございます。
株式会社クリエイトストラクチャー、
人事戦略コンサルタントの栃澤幸孝です。
本日は、キャリアカウンセリング理論②という事で解説します。
前回はクランボルツの意思決定を解説しましたが、
今回はジェラットの意思決定です。
なおジェラットは、肯定的不確実性として、
不確実なキャリアの未来に対しても肯定的に認知し、
ありのままを受容することの重要性を唱えました。
さらにクランボルツは、以下のように発言しています。
■「心の目」(認知構造):
『 それぞれのキャリアの未来は、
個人が未来をいかにとらえられるかにかかっている。
人々が生涯成長、発展し続けるためには、
たゆまぬ学習し続けることに、未来への最大の戦略がある 』
(* クランボルツの社会学習理論と考えは似ています。)
しかし、ジェラットの意思決定プロセスは、
クランボルツの意志決定プロセスとは少し異なります。
■ジェラットの意思決定プロセス
1、明確な目標を設定する
2、情報の収集を行なう
3、選択肢の明確化を行う
4、選択の根拠を評価する
5、選択肢の中から最終選択する
6、実行・行動に移す
7、決定と結果の検討を行う
クランボルツの意思決定プロセスとどこが違うのかは、
是非、前回の第40回のブログをご覧下さい。
さらにジェラットはキャリア計画についても体系化しています。
■キャリア計画と意思決定のプロセス
1、意志決定の必要性
クライエントの状況確認をまず行うこと。
2、自己概念の明確化
アセスメント・自己分析で明確化する。(興味・関心・能力・価値観)
3、職業・職務を特定
2つ以上のリストアップする。
4、情報の収集
比較検討し、選択肢の優先順位を決める。
5、選択
仮の決定でよい、選択が困難な場合(環境・給与・安定など)
項目を付け比較する。
6、教育・訓練の支援
訓練・学校の紹介する。
7、求職活動の支援
具体的な就職活動支援をする。
特にキャリアについての意思決定プロセスは、
個人の人生に大きな影響を与える選択になるので、
妥協はせず、しっかりと自己理解や自己概念を持った上で
判断する必要があります。
ちなみに 「職業の選択」 で有名なパーソンズは、
以下5つの事を述べています。
①職業は手当り次第に探すのではなく、選択することがよい
②選択する時は、自分に正直、慎重に自己分析し、
かつ指導を受けることが望ましい
③幅広く多くの職業分野を調べ、就きやすい職業や偶然みつけた仕事
で妥協しない
④職業情報を有し研究している専門家の助言を受ける事が望ましい
⑤自己分は紙に書きだすことが必要
これらのサポートやお手伝いをするのが、
キャリアコンサルタントの仕事になります。
特に学生や転職を考えている方には、
キャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントに
一度ご相談されてみてはいかがでしょうか?
ご自身では気がついていない特性や欲求、自己理解が深まり、
最終的には人生にも良い影響を与える事もあります。
何かの参考になれば幸いです。
株式会社クリエイトストラクチャー
人事戦略コンサルタント
栃澤 幸孝
http://www.create-structure.jp