なので、お部屋が空いたら必死に入居してくれるように不動産屋さんに働きかけるわけです。
そうすると、立地条件であったり家賃であったり、部屋のグレードなどなど条件は有ると思いますが、お部屋がキレイになっているという事が基本条件です。
掃除はもちらんですが、壁紙クロスがヤニだらけだったり破れていたりというのは問題外になります。
最近は、賃貸契約のガイドラインが厳しく入居者に簡単にクロスの張替え費用を負担させられないようになってきています。
なので、よほど特別に汚したり破れたりするような事情がなければ大家さんがクロスの張替え費用を負担しなければならなくなっています。
そうすると、ちょこちょこ入退去が繰り返されるような物件だとその度にクロスの張り替えしていたのでは経営が成り立たなくなってしまいます。
かといって、ひどい汚れでないにしても汚れが有る状態で契約しようとすると、礼金や敷金を下げるとか家賃を下げるとか何か条件をつけなければ難しくなります。
そこで、最近大家さんに大人気なのがクロスメイクという手法でクロスを張替えずに新品と見間違うくらいの仕上がりにする工法です。
予算的には、クロス張替え費用の半額程度でスピードは3倍です。
但し、これはクロスの上に特殊な染料を施す作業なので、もともとのクロスがあまりにも傷んでいれば対応できません。
数年前にクロスを張替えてそれほど傷んでなく汚れが気になる程度であれば、数回はこの手法で対応してクロス自体が傷んできたら張替えという運用がお得かと思います。
また、これにはお掃除とのセット割引もあるので、ワンルームなどちょこちょこと入れ替わる物件であれば、お掃除費用に少し上乗せでクロスもキレイに仕上がるという事が可能なのです。
しかもお掃除とセットで頑張れば1日、普通で2日有れば対応できるのでタイミングを逃さないで入居者の需要に合わせることが可能です。
この特性を考えると、クロスメイク工法はワンルームや1Kなど単身者用のアパートやマンションのオーナーさんにおすすめです。
また、中古マンションや戸建てを購入された方からの問い合わせも多くよ寄せられています。
ご自分で長くお住まいになるのであれば、クロスを新品に張替えるというのも良いと思いますが、予算の関係で費用を押さえたいというのであれば検討の余地が十分にあります。
いずれにしても、通常の塗装と異なりクロスの模様がそのまま残り、新品に張替えたのでは?と見間違うくらいの仕上がりなので、TPOに合わせてご検討頂ければと思います。

