🏫25_北海高等学校説明会②
北海高校説明会の続きです。前回は↓をご覧ください。
●推薦入試が今年から変わります
昨日も紹介して、推薦入試の変更について。
推薦Ⅰ(学力推薦)は来年度入試からは2/17(火)の一般入試も必ず受験することに変わりました。
ただし一般入試の結果は合否判定には使用しません。こちらは奨学金に関係するそうです。
(入試成績が30位以内でA特待、100位以内でB特待)
B特待でも入学時費用約25万円が免除ですから、推薦出願でも全力で勉強してほしいですね🔥
ちなみに推薦Ⅰのハードルは高めです。
・特進Sクラス…内申Aランク
・特進、進学…内申Bランク以上
が推薦出願の基準です。
部活関係の推薦Ⅱにおいては、これまでどおり一般受験はありません。
(北海高校デジタルパンフレットよりお借りしました)
1999年に男女共学になりましたが、1983年生まれの僕は、中3受験生でした。
共学効果でとんでもない数の入学者が発生したと話題になっていました。ちなみに僕は男子校時代の光星を受験しました🏇
制服は共学になってから25年変わっていないそうです。当時はキラキラ✨な感じに見えていましたが、今の時代だと他の高校に比べてとても落ち着いた印象を受けます。
●希望する学問領域にこだわるので
昨日の記事で、今春の国公立大学者数が前年よりとても多くなったと書きました。
ただ、何か国公立合格に向けて特別に取り組んだことはあるかというと、無いそうです😅
Sクラス、特進クラスは国公立大学を目指すというコンセプトではあるものの、
高校として国公立受験を促すということはしていないそうです。
むしろ希望する学問領域の大学受験をしっかり受けさせることを優先にしています。
例えばこんな感じ…「北大総理は厳しいから水産を受けてみたら?」
合格者数にこだわる高校になると、こういう誘導をかけるという話は結構聞こえてきます。
※しかも私立高校よりも公立の中堅高校で聞く話です。
当ブログをご覧になられている皆さんですから分かると思いますが、高校によっては塾予備校みたいに「数字」にこだわるところも少なくありません。
北海高校は、そういう指導はしないとのことです。
行きたい系統をしっかり進んでいくため、結果的に国公立や私立にこだわらない感じになっていくと言っていました。
例えば理工系の場合。
ベネッセマナビジョンによると、北大工学部(総合理系)の偏差値は64、
道内国公立の理工学系統だと、千歳科技大52、室蘭工業大48、北見工業大47と差が大きいです。
道内私大だと北海道科学大(情報)が54ですが、科学大(工)は45、北海学園大(工)は43とやはり北大との差があります。特進以上だったらね…と。
そこで北海高校は芝浦工業大学と高大連携をしていまして、推薦枠を中々一杯持っているわけです。
芝浦工業大学はご存じでしょうか。高校生ならどの問題集にも[芝浦工大]って見たことあると思います。[電通大][奈良女子大]みたいな感じ。関東では有名な理系私立です。
ここの偏差値が高いわけです。低くても56、建築だと69。関東にあるため就職もめっちゃ良いですし、理工学系統で北大総理が危うかったらこっちの選択肢もアリだよねっていう指導なのです。
※イメージ的にはこれで合っていると思います。違っていたら教えてください😸
こういう進路指導は、同じレベルの他の私立高校とは少し違うように思いました。
「合格者重視」の高校なら、何でもかんでもコッコーリツを勧めるよねって思いませんか。
でも北海の進路指導こそ「普通の進路指導」にも見えてくるわけです。
皆さんはどう思いますか。
●特進コースの生徒さんが増えてほしい
その他の取り組みも他の私立高校に比べたら「いたって普通」です。
・放課後に「セルフラーニング(セルラー)」という3時間自習や講習を行っています
・北海学園大との系列連携
・成城大、成蹊大、道医療大など高大連携
・ネイティブの先生による英語授業
・カナダ、NZへの研修留学制度
という…いまでは多くの私立高校でもやっている取り組みです。特別な目玉商品!ってのはありませんでした。
ただこれまで書いたとおり、進路状況や成績向上についてはしっかり出しています。
僕が説明会を聞いて「普通に良い」と思ったのは、こういうことだなあと。
ホント、普通に良いです(表現力😸)
「特進、Sクラスの生徒さんがもう少し増えてくれれば…」と言っていました。
B日程の高校は札幌第一がトップ高校併願の独占状態が続いています。
正直、他の私立高校と比べてアピール力かなー😅と僕は思います。
普通に良い高校ですので、頑張ってほしいです。
●全校応援はやっぱり魅力/部活との両立は…
最後に部活のこと。
やっぱり北海といえば部活動です。野球やサッカーは全校応援が盛り上がります。
2年前に高校野球を見に行ったときにも、北海の応援圧をめちゃくちゃ感じました笑
保護者の熱もすごかったです。歴史があるので北海4世代というのもあるのだとか。
サッカーも全校応援、ここは他の高校がうらやましがる学校イベントです。
さて受験生の中には「部活と勉強の両立は可能か」という質問もよく出るそうです。
説明会ではこの質問に対して「厳しいです」と言っていました笑
これは無理だと言いたいわけでは無く、両立をするなら覚悟をもってやってほしいという話のようです。全国常連の部活ですから、練習はやっぱりハードです。限られた時間と体力を勉強に費やして、諦めないこと、最後まで粘ってがんばる…こういう覚悟を持ってきてほしいと言っていました。
「素晴らしい選手である前に素晴らしい人間であれ。」
と書かれています。そういうことです。
そのためにも、中学校のうちから部活見学に来てほしいそうです。
北海で文武両道を達成したい人は、ぜひ行きましょう。
Sクラスは運動部と吹奏楽部には入部できません。
特進クラスは部活動の制限がありません。
というわけで北海高等学校の塾対象説明会でした。
特に進路指導についてはとても興味深かったです。ただ「合格者数は気にしていない」といっても、これ国公立が100人超えたら大々的にアピールするんでしょ?とは思っていますけど🥰
まだ書いていないことあるのですが、ここから先は小出しで紹介します。
今回は以上です。