🏫25_北海高等学校説明会①
昨日3(火)、北海高校の説明会に行ってきました。
北海高校の説明会は初めてです。
実はここ数年、札幌創成高校の説明会と日時が重なっておりまして😅創成さんは5月にも進路報告会があったことと、鷹取先生や高塚先生(創成に参加)と説明会後に情報共有しようということで、僕と土谷先生は北海組で参加しました。
先に結論を書くと、北海高校に対するイメージが変わりました。
「普通に良い」高校(意味はあとで分かります)。
同時に、光星・第一・日大などライバル私立に外部アピールで圧倒的に負けているなあと…もう少し工夫すれば第一ではなく北海を受験する生徒が増えるだろうに(同じB日程)
せめて来年は創成さんと日程調整して両方参加できるようにしてほしいです🐄
というわけで今回も他の高校同様、ポジティブに紹介していきます🤗
初めての参加なので(自分の整理のために)2回に分けて書きます。
●やっぱり大学併設は良いですね
場所は北海学園大学の8号館でした。さすが北海、設備はやっぱりすごい。
高校生も授業で使うらしく、内部進学の試験会場にもなっているということで、高校のうちから「大学というもの」を身近に感じられるのは素晴らしいと思います。
高校が定期考査日だったからか、高校内の見学は出来ず…次は授業見学をしてみたいです。
というか大学もちょうど夏休み期間なので、日中も静かなキャンパスでした。
北海学園の目の前にはファミマやセコマがあり、東光ストアやゲオ、飲食店やマージャン屋さんもたくさんあります。北海きたえーるも近いです(北海きたえーるの「北海」は北海学園のネーミングライツだってことを最近知りました🏀)
地下鉄学園前を降りてぐるぐる探索してみと楽しいです🐏
●生活指導・生活習慣や態度の指導を土台にする
(北海高校ホームページよりお借りしました)
建学の精神は「質実剛健」「百折不撓」です。140年経っても変わらないテーマです。
また1年生はまず生活ルール、学習態度などガッツリ鍛えるそうです。半強制でも入念に指導することで、粘り強さ、体力、向上心などの非認知能力を高めることに注力すると。
教科指導は部活動は土台が出来てから。土台が広く堅くなれば、積み上げるスピードは早い。3年になれば「自走」していくということを言われていました。
部活推薦も多いし、入学時点では比較的中間層が多い高校ですが、こういう指導をしていることで成績は着実に上がっているそうです。模試のデータ推移を見ても伸びていることが分かりました。
正直この話を聞いたときに「当塾に似ている」って思ってしまったのです。
指導方針が似ているとホッとします😊
当塾も中1で厚く鍛え、中2中3は何も言わなくても勉強し出すというのをコンセプトに指導を続けています。今の公立学校は自主性重視が強すぎて、小学校や中1で「鍛える」を行っていないのです。だから弱い生徒も多いし、進路も親や学校任せっていう生徒が増えています。
「子どもヒヨヒヨ問題」は社会でも話題になっていますし、あと数年で「鍛え直し」が戻ってくるでしょう。「古風かつ新しい指導」だと思ってくれれば🧸
出身中学校はこんな感じです。西区からも多い通学しています。
(北海高校ホームページよりお借りしました)
●コースは3つあります
北海高校は特進Sクラス、特進クラス、進学クラスの3クラス制です。
今年の1年生は特進Sが8人(1クラス)、特進が96人(3クラス)、進学が281人(8クラス)の計385人です。特進Sは少人数ですが1クラス作っています。
ちなみに道コンSSランキングでは、特進SはSS61くらいの位置だと書かれています。これは結構気にしているようで、入学者の実際の平均はSS64くらい、札幌西より高いはずと言っていました。要は入学直後に行うスタディサポートの結果がその辺の位置なのだということみたいです。
道コンSSは合格者の平均を出していて、私立の場合は合格者と入学者で差がある場合があります(公立上位高校はほとんどありません)。B日程なので第一を受ける人が多いのも原因だろうと。
・特進Sクラスは北大や難関大を目指す生徒が多い
・特進は国公立を目指す生徒が多い
・進学は北海学園大や指定校推薦を選ぶ生徒が多い
とのことです。ちなみに高校としては北大や国公立に生徒を意図的に誘導することはないと言っていました。だから国公立の数はブレるそうです。
それを踏まえて次の項目を見てください。割と驚くかも知れません。
●今春の国公立合格は相当すごい
ここから数字のことを書きます。
今春ですが北海からの国公立合格は83名、現役は75名だったそうです。
そして共通テストを受けた生徒は100人強、そこから共テを使って国公立に合格したのは70名だったそうです。
ということは7割ぐらいが国公立に合格しているのです。この割合は相当高いと思ってください。
上にも書いたとおり、そもそも国公立を目指す生徒はSクラスと特進の約100名です。もちろん進学コースからも国公立合格はいますが、大半はSクラスと特進から。そう考えるとこの結果はすさまじいものかと。
・札幌西で現役国公立が181名…6割くらい。
・札幌新川で現役国公立が117名…4割くらい。
と比べるとどうでしょう。質の高い指導ができていると感じます。
Sクラスは今春卒業が13人
北大4名、弘前2名(うち医学科1名)、国際教養大1名、東京外大1名、教育大2名が国公立。
つまり76.9%が国公立合格でした。
大学レベルも非常に高いです。最初の方でSクラス=西高くらいと書きましたが、それ以上の結果になっていると思いませんか。
ちなみに北海は女子6:男子4と、元男子校なのに女子が多い高校になっています。
さらに特進以上は女子が圧倒的に多いそうです。
●推薦入試が今年から変わる
最後に入試方式の変更を。ここは次回記事でもお知らせします。
推薦Ⅰ(学力推薦)について、これまでは面接だけ実施だったものが、来年度入試からは2/17(火)の一般入試も必ず受験することに変わりました。
ただし一般入試の結果は合否判定には使用しません。こちらは奨学金に関係するそうです。
(入試成績が30位以内でA特待、100位以内でB特待)
B特待でも入学時費用約25万円が免除ですから、推薦出願でも全力で勉強してほしいですね🔥
ちなみに推薦Ⅰのハードルは高めです。
・特進Sクラス…内申Aランク
・特進、進学…内申Bランク以上
が推薦出願の基準です。
部活関係の推薦Ⅱにおいては、一般受験はありません。
次回も北海高校の記事を書きます。何気にまだ内容の紹介ができていません笑
面白かったです。
今回は以上です。
まさに「土台を鍛える必要性」を感じたニュースです。
無理矢理卒業させない競馬学校の対応は正しいです。
ただ特殊な学校ですから、入学前にもっと詰めておくべきじゃないかとも思いました。
個人的には高校受験も「必ず受かる」みたいなシステムはやめたほうが良い考えです。
推薦でも不合格出るように変わってほしい(札幌第一は推薦不合格普通にあります)
「入ったけど合わないから辞める」ってのは、誰も幸せにならないと思うんですよ。