札幌開成中の適性検査です
本日14(火)は札幌開成中の適性検査(一次)です。一次検査を通過すると25(土)に二次検査があります。受験生の皆さん、頑張ってください!
適性検査というのはどんな入試?ってよく聞かれますが、
入試というか素養素質を測るものだと思ってください。
外国の学校はこういう形式の入学試験が多いです。
勉強は入学後にできる…まず適性があるかを測る入試へ
たとえば「医者になりたい」という生徒がいる場合、
試験問題対策をして医学部に入る…という前に、
そもそも医者としてふさわしい性格かという「適性」をまず見ようという感じです。
状況把握とか判断力とか、そういったやつです。
医者とかパイロットとか、人の命を預かる仕事とかでは古くから重要視されているようです。
ちなみに医師国家試験では「禁忌肢(選んだら一発アウトの選択肢)」があります。
これを大学医学部など入試前にやっちゃおうと。
勉強は合格した後からできるでしょう、まずはその仕事にふさわしい人間かどうか。
全ての可能性は無限に広がっているといっても、それまで生きてきた環境や精神の発達などで
将来の仕事に対する素養は磨かれるものです。
最初に適性があれば勉強は合格した後からバンバンやれば良い。
適性があれば知識もスラスラ入っていくだろうし、適性がなければせっかくヤングな時期に勉強したことを、社会で活かせることができない人材になってしまう。
これが人間社会ではもったいない。つまり「適材適所」を判断する場なのです。
もし適性検査が合格しなくても落ち込まないでください。
札幌開成中は国際バカロレアの教育なので、その適性に自分が合っていないというだけです。
日本古来の、試験を受けて点数が高い順から合格していく形式の入試に合っているのでしょう。その程度の感覚で良いと思います。
逆に「適性」があっても、その世界で頑張るかどうかも自分次第です。
だから海外の大学は「入るのは簡単、出るのは難関」と言われているのです。
日本でこのような形式の入試は、今後確実に増えることでしょう。
入試じゃないから楽とか、デジタルで勉強するモノではありません。
「その学校でその分野を学びたい」という意欲が一番の適性なのかと思います。
来年以降、こういう入試に挑戦したい人は是非思って見てください。
あと医者やパイロット、弁護士や看護師などはこの辺の素質素質を鍛えましょう。
もちろん素養や素質は学校や日常生活で鍛えられます。そういう意味でも普段の勉強から東西南北を目指す進む意味は非常に大きいのです。
今回は以上です。
札幌市小中学校は明日から3学期が始まります。宿題関係は大丈夫ですか??