💯もちろん高校入試に関係あります
西野中では昨日、副教科(技術家庭・保健体育)の前期テストがありました。
副教科もきちんと評定がありますし、ランクに関係します。
主要5科目=国数社理英がオール5でも、副教科=音・美・保体・技家がオール3なら、その生徒はギリギリCランク(259)です。
主要5科目がオール4でも、副教科がオール5なら、その生徒はBランク(280)です。
札幌圏の私立高校は内申ランクで合否決まるところが多いですし、公立も中堅以下だと内申ランクが大事になってきます。副教科を甘く見てはいけません。
🤔副教科の勉強は入試に関係ないと思っていませんか
というか、副教科は内申のことばかりでもありません。
「自分は東西南北を目指しているから、副教科の勉強は不要」とは思っていませんか。
例えば技術、電気のところで回路計算が出てきます。これは理科で勉強する内容と重なります。
等角図とかキャビネット図とかは、数学の空間図形につながる単元です。
数学で図形苦手っていうやつほど、技術や美術を一生懸命取り組まないんですよ。能力あげられるのに。
家庭科ならクーリング・オフとかクレジット払いとか。社会(公民)でも同じことを学びます。
保健体育も、からだはたらきや動きは理科の勉強につながります。特に看護や医療を夢見る生徒の皆さんは絶対にやらなきゃダメでしょ。
西野中ではテストありませんが、音楽や美術は、作品や作者の名前は地理歴史の勉強でも出てくることがあります。
副教科の勉強は、そのまま入試5科目の内容に結びついているのです。
というか、内容だけ見たら副教科のほうが実践的だしコミュニケーション能力も高まるし、
これからの入試では大事な科目でしょ?って思っています。
主要5教科って言われていますが、高校(大学入試)では情報が新教科として誕生しましたし、
高校は地歴と公民で教科が違っています。
そのうち中学校でも、国数社理英の区割りが変わるかもしれません。
・言語…国語と英語
・理論分野…数学と情報
・地理歴史…社会と音楽と美術
・公民…社会と家庭
・生命科学…理科と技術と保健体育
みたいな感じで(↑は僕の想像上の科目です)
🏫教科も国際化するんじゃないかと
というのは、札幌開成中や札幌日大にある「国際バカロレア(IB)」コース。
プログラムは6つ(母国語・外国語・個人と社会・理科・数学・芸術)に分かれています。
21世紀型、国際化の流れですから、そのうち公立の小中高もIBに合わせた学習プログラムになっていくんじゃないかなあって思うのです。
もちろん来年再来年の話ではありません。でも、今の中高生が大人になって、自分の子どもが学校に行く頃にはそうなり始めているかもしれません。
学習指導要領は10年単位で大規模改訂があります。
(中学生は来年が教科書改訂ですが、指導要領は変更せずマイナーチェンジの年)
あと2~3サイクルの指導要領改訂で、科目の変更とか、技術家庭の重要度が増すとか、もしかしたら何かあるかもしれないですね(という妄想です)
というわけで生徒の皆さんには、
副教科も国数社理英につながるんだからちゃんと勉強しろ
と言っています。内申だけじゃない。
今回は以上です。
「ABC学力テスト」と空目しました。
高校別でも出してほしいです(どこかにあるかもしれないから探してみます)