【道コン】98%や2%の高校を受ける意味 | ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

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💯数字(%)を気にしすぎる人へ

このブログを長くご覧の方はご存知かと思いますが、

僕は道コンの合格判定はあまり気にしない考えを持っています。

 

というのは生徒や保護者の皆さんは「98%でないと不安過ぎて夜しか眠れない」という方が結構多く、95%でも80%でも安易に志望校を下げてしまったり、

数字に踊らされて挑戦できるものも挑戦しなくなったりするのです。

 

合格可能性が98%だから絶対合格ではありません。

だって2%は不合格になるわけでしょ。

正直98%でも90%でも80%でも、形勢はあまり変わらなくないですかって話。

判定は50%くらいで「過去に合格/不合格の人数が同じ」だと多くの模試では言われています。

東西南北でも高くて1.5倍くらいですから、合格可能性70%もあれば優位で良いのではと思うことは多々あります。

 

あと道コンの合格判定は内申点も影響しています。

そのため育伸模試の判定や、高校の全国模試判定とは若干異なります。

道コンは同じSS(偏差値)でもランク1個違ったら20%くらい変わったりするので、特に東西南北など上位高校を志望する生徒はご注意ください。


僕は合格可能性より志望校内順位を見ています。

ある程度全志望者の数が多い高校なら、全志望者で上位3分の1にいれば大丈夫でしょうと生徒保護者に話しています。

 

⚠️98%と2%には気を付けて!

合格可能性(%)はあまり気にしない僕ですが、それでも2%と98%は気にしてしまいます。

2%はそれ以下も2%と書かれますし、98%はそれ以上も98%と書かれるからです。

ABCDE判定だとA判定とE判定も。A判定はどこまでAなのか、E判定はどこまでEなのか分からないので、損をしているかもしれません。

 

2%はそれ以下が無いわけですから、もう全然足りていないでしょ?っていうイメージでも2%で収まってしまうのです。

絶対はありませんが、今の時点で2%ってのは遠い目標な気がしています。

または本気で変わらないとダメです。2%でも行きたいっていうのなら、周りが「変わったな」と感じられるくらいの変化を起こさないといけません。

E判定はだいたい20%未満と言われていますが、

どこまでがE判定か分からないので一般的には「変われ!」という言葉だと思ってください。

 

98%はよほどのことが無い限り合格するとは思いますが、

自分の成績が他の生徒よりも大きく離れているのも、自分を高めるという点で果たして適切かどうかと考えてください。逆に不安になってほしいです。

どうしてもその高校で勉強したいのなら良いのですが、周りの生徒とのレベルに差がありすぎて辛くなるかもしれません。

 

…というのも首席で高校入ったけど周りの生徒と感覚が合わなくて、学校行けなくなって通信制に変えちゃったという話は、札幌市内でも2年に1回くらいのペースで流れてきます。

これは東西南北ではあまり聞かないけど、中堅公立や私立で聞く話です。

高校3年間は勉強だけでなく精神も鍛えられる時期なので、ある程度自分を高められるレベルを選ぶのが良いんじゃないかなあというのが僕の考えです。

 

高校生なら全国模試でA判定のところは、に行くの勿体無いでしょ?っていうのと同じです。

A判定もどこまでA判定なのかは分かりませんということです。

 

個人的にはB判定C判定あたりを受けるのがちょうど良いと思っています。

道コンに直すと70%前後になると思うので不安かもしれませんが、十分勝負できるしある程度のトップ高校なら勝負すべきだと思うんですよね。

安定志向過ぎると、国公立大受験で勝負ができなくなりますよ。

 

🏇公立高校の序列がハッキリしています

これは覚えておいてください。

東西南北が2%でも新川手稲だと98%になる場合があります。

新川手稲が2%でも、稲雲だと98%になる場合があります。

稲雲が2%でも、西陵だと80%を超えることがあります。

 

公立高校は上下階層がハッキリしてきています。

あと東西南北は大半がAランクなので、基本は当日点勝負だと思ってください。

 

★参考:中3夏道コンの第一志望者平均SS推移

(2018→2021→2024の順。SSと内申点です)

・札幌西  61.8→61.2→61.3 288→291→289

・札幌東  61.5→60.4→60.3 291→293→293

・札幌旭丘 59.3→58.4→58.1 281→286→284

・札幌月寒 56.4→55.4→55.8 271→274→274

・札幌新川 52.5→52.3→53.2 257→262→262

・札幌手稲 54.8→53.4→51.6 264→262→254

・札幌平岸 47.3→46.1→47.9 232→231→233

・札幌稲雲 44.8→43.8→42.4 221→217→211

 

実は最近6年間での傾向はあまり変わっていません。

ということは過去の先輩方の成績推移を参考に、今年の受験生の志望校合否を予測できるということです。もちろん生徒ひとりひとりで性格や性質は異なりますが、特異でない限りは変わらないでしょう。

 

ただし手稲と稲雲が6年間でSSも内申点も下がっています。これは考慮しなければいけません。

私立高校の躍進もあると思いますが、少子化で中堅公立高校は相当入りやすくなっているというのが原因でしょう。あとは科学大や創成の単願が増えてきているというお話も聞きます。

この辺のデータはまた今度。

 

今回は以上です。

小中学校は明日からいよいよ2学期です。

夏休み最終日の夜にアップする内容かってくらいのボリュームだったので、明日のブログは夕方に一言だけ書いて終わると思います🙇