💯内申ランクがどれだけ大事なのか
(今日は3年前の記事を一部改変しています)
北海道教育委員会のホームページに、道立高校入学者選抜の手引というのがあります。
(画像の一部は北海道教育委員会ホームページよりお借りしています)
🌸定員の70%は相関表で選抜します
「入学者選抜の手引」には、合格者の選抜方法(入学者の決定方法)が書かれています。
定員の70%はいわゆる内申点と当日点を合わせた選抜です。
「同等に取り扱う」と書いていますが、これは「相関表」というのを使用して選抜するということです。
内申点(ランク)も、当日点も20点刻みの枠になっています。
内申と当日を合わせて815点満点で勝負!ではありませんのでご注意ください。
⚾公立入試はドラフトと同じ
実は入試選抜方法はブラックボックスで、塾の先生でも詳しい人はほとんどいないと思います。
門外不出と言われていましたが、最近は諸方面でお漏らし情報がチラチラありまして。
でも高校によって全然違います。
道立高校は相関表方式を使用するということ(70%枠)
そして細かいところは校長先生の判断で決まること。
これはほぼ決まりで良いです。
そして相関表選抜は、ドラフト会議みたいな感じになります。
(エクセルで適当に作ってみました)
ここに生徒の成績に当てはまる人数を入れて、ドラフト会議が始まります🥰
【問題1】定員30名の高校です。
枠内の数字は人数です。
70%枠で21名を選抜するということなので、ほぼ全ての校長先生がこうするでしょう。
青色の14名は合格。
そして黄色の9名については、校長先生の判断で決まります。
・内申と当日点の合計から上位7名を選ぶ
・当日点を315点満点に換算(0.63倍)してから上位7名を選ぶ
・「定員の70%程度」なので、この9名は全員拾うことにする。
・または全員漏れにする。
ここは校長先生の判断で決まります。
【問題2】定員30名の高校です。
現実的にあり得ないですが😅
選抜方法は同じになると思います。
【問題3】定員30名の高校です。
皆さんが校長先生なら、どう選抜しますか。
21名を選ぶ場合・・・
青の3人は確定でしょう。
さて次はどうしましょう。
例えばこういうパターンの選抜が考えられます。正方形ぽく区切る。
そうすると次の黄色で21名を超えるので、黄色の14名から7名を選ぶって感じかと。
一方でこういうパターンも考えられます。
階段ギザギザパターン。
この場合だと、次…
ここで21人超えてしまいます。黄色13人から12人選ぶ。
この場合はBランク④の生徒6人が弾かれてしまいます。
421点でも内申A296なら黄色枠。
440点でも内申B295なら赤色枠。
皆さんが校長先生ならどうしますか。
あとは最初の枠でDランク①の生徒が2名いた場合。
70%枠で取れるかなこの生徒。皆さんが校長先生ならどうしますか🤔
こんな感じで合格者を選抜していきます。
僕ら塾講師は合格発表後に開示得点の調査をしているのですが、
ときどき枠で拾われた、弾かれたなっていうデータを見ることがあります。しょっちゅうではありませんがごくたまに。
やはり内申点は高く持っておいたほうが良いです。
高校からしたら、やっぱり高ランクの生徒が学校に来てほしいと思いますよ。
内申が良い=学校からの評価が高い=信頼・推薦と考えていいでしょう。
生徒にとっても「心の保険」です。
3年前は一度きりの記事だったので、今年は続きをちゃんとかきます(笑)
今回は以上です。
西野中は定期テストまであと1週間。
そして中3は明日から修学旅行です🚄もうテストの準備はバッチリですね。
帰ってきたらクタクタで勉強できませんからね。早めに声援をおくりますガンバレ🤗