⛄冷静になる週末
学校の三者懇談の様子をいろいろ伺っているのですが、
同じ公立高校でも、学校の先生によって「合格点に50点足りない」と言われたり、それより内申もABCの点数も低いけど「出願してOK」と言われたり…
中学校の進路指導って案外バラバラなんだなあと思いました。そうなると塾に通っていない生徒保護者の方は、もう信じるしかないんだあって。
中には「その成績でこの高校GOサインだすの?」って驚くことも。
先日、志望校について中学校は絶対合格できるレベルを提案しやすいって書いたばかりですが、中には強気な先生もいるんだなあって感心しました。生徒やご家庭の性格を読んで対応を変えているのなら、さすがです。
🎂SS(偏差値)を混ぜてはいけません
僕は基本的に道コン事務局がホームページや冊子で公開しているデータを基準に進路判定をしています。SS(偏差値)も道コン事務局基準。
「高校受験ナビ」などを見ると、高校偏差値が道コンと全然違うことが分かります。高校受験ナビが何を基準にしているのかは分からないのですが、少なくとも道コン偏差値ではありません。
ところが生徒保護者の方は道コンや塾内模試のSSを見て(基本的に学習塾の模試はSSが低めに出ます。塾に通っている生徒だけで模試をするので)「受験サイトのSSより低いからダメ」みたいに感じてしまう場合が多いです。
正直あの高校が道コンSS50な訳ないでしょうって…ですがたまにお問い合わせTELでそんなこと言う保護者は多いです。結構損している方は多いと感じています。
そんな進路懇談の時期ですが、中3生はいよいよ受験高校を決めなければいけません。
そうなるとちょっと暴走傾向に入る生徒や親は少なくありません。
特に志望校に対して全然足りていないのに特攻する場合。
別に高校を受けることは自由なので何も言いませんが、学校の先生も塾の先生もどちらも厳しいって言われているのなら、本当に厳しいということは認識してください。
そこを分かっていながら突っ込むのであれば、保護者はある程度先回りして「準備」しておくべきだと思います。
⚠️「今から頑張れば合格圏に届く」は危険
これは毎年全国各地に出現するので書いておきます。多分後日この項目だけ抜き出してもう一回書くと思います。
これまでの点数がボーダーに全然届いていない生徒が、それでも志望(受験)するときには必ず「今から頑張れば合格圏に届きますか」みたいなことを言います。
親もこの時期になると、つい子どもの可能性や頑張りを信じたくなってしまいます。
もちろん悪くないですが、生徒も親も大事なことを忘れがちなことがあります。
それは、「受験は相対評価」であるということです。
入試の合否は上からの順位で決まります。定員が320名なら320位に入れば合格です。
何点取れば合格ではありません。ただSSは相対評価なので、どのくらいのSSまで上げられれば合格という目安は分かります。
そして、たとえ自分が頑張ったとしても、周りが頑張れば順位は上がりません。
自分だけが頑張っていると思わないでください。
道コンの個人帳票では「志望者順位」を見るようにしています。
この順位がずっと続いているのなら、全く問題ありません。
この順位でそこそこの人気高校なら、おそらく厳しいでしょう。
周りも合格に向けて必死に頑張りだす冬に、どうやって順位を上げますか。
マラソンで周りもラストスパートするときに、どうやって何十人も抜きますか。イメージできますか。やれますか。
そこを忘れてはいけません。
ライバルも一緒に努力することを忘れるな。
今週来週と三者懇談シーズンです。学校の無い週末は、少し冷静に考えてみましょう。
今回は以上です。
昨日納車のはずだったのですが、直前でアクセサリのトラブルがあったらしく、納車が延びてしまいました😥残念💦
僕も冷静になる週末です⛄