小学中学で塾でガンガン受験勉強のドーピングをしてきたのに、
「高校に行けば塾に行かなくても良い」という発想が出てくるのはなぜなのでしょうか。
野球やサッカーで例えたら、小学中学でクラブチームでバンバン鍛えていたのに、
高校は地元公立の部活だけで上位大学やプロ目指します!って発想になれますか。
北海道の公立高校で全国大会、プロ選手輩出常連の部活ってほとんど無いでしょう。
勉強も同じように考えてみると良いですよ。
もちろん塾無しサークル無し外部活動無しで良いところに進んだ生徒や選手はいます。ただ最近のトレンド、一般的な話として認識してほしいのです。
そもそも何で「塾に行かなくても良い」という発想が生まれるのかというと、
おそらく高校の学習量が中学の学習量を遥かに上回るからというのが第一なんだと思います。
たいてい(中学校の勉強量)+(中学の塾の勉強量)<<(高校の勉強量)となる場合が多いです。高校の予習復習で精一杯、さらに今までになかったバス通学、地下鉄通学が入ってくるので、物理的な余裕のある時間が削られて「塾に通えない」っていうのが本音なんだと思います。
さらに高校では土日の講習が入ってきたりします。夏休みや冬休みにもありますね。
「高校でも講習をやってくれるから塾は要らない」という理論が出るのは自然ですが、はたして中学時代の塾の講習と同じように考えて良いものなのでしょうか。
期間も2週間ビッチリのところもあれば、2~3日だけというところもあります。数日勉強するだけで学習効果はどれだけ上がるでしょうか。
また塾や予備校みたいにガンガン大学受験のことをする高校もあれば、平常の延長、またはやりなおし授業をしている高校もあります。
私立の中高一貫はその辺が上手なので、近年数値を伸ばしているのでしょう。
皆さんの高校はいかがでしょう。
「トップ高校に行けば塾に行かなくても良い」のなら、東西南北の北大現役者数はもっと増えているはずなのです。現実は札幌西や札幌東ですら50名行かないのです。
一方で大手予備校が100名単位で合格者を出していて、それでも気づかないのかなあと。
それこそ夏休みとかに予備校の無料講習に一度行ってみて、自分の高校講習と比較してみるといいですよ。自分の高校の「井の中の蛙度」が分かるかもしれません。
🐏高1の全国模試案内リンク
そうそう、予備校の模試案内をリンクします。
高1に高校で受ける最初の模試は7月の進研模試が最初かと。
正直に書くと、東西南北の生徒はまず7月の進研模試で良い結果が出てしまうので、余裕ぶっこいて勉強のペースが落ちてしまうのです。
進研模試は北大以上を志望するなら弱い模試です。それなら河合塾全統模試や駿台模試などを受験することをおススメします。
ただし7月は高校で行うところが少ないので、自分で申し込みをして予備校に受けに行かなければいけません。
駿台模試。6/18(日)に実施するそうです。
駿台はアタマプラスのCBTテストもありますが、駿台模試のほうが今のところはオススメ。
そして河合塾の全統模試。おそらく7月頃実施かと思います。
駿台はちょっとハイレベルすぎるかもしれないので、西東~新川手稲ラインであれば全統のほうが良いと思います。
高校でやるわけではないので自分で受験しなければいけません。
ちょうど西高2の生徒が3月に行った全統模試の帳票を持ってきました。3月は外部受験です。
札幌西ですら高1の3月時点で50人くらいしか受けていない模様。意識。ぬるい。
外部模試を生徒が積極的に受けるようになったら、北大の合格者数ももっと伸びるんじゃないかなあと思うのですがいかがでしょうか。
この話題は永遠に続きそうなので、明日はいったん他に切り替えます。
今回は以上です。
でも模試は受けに行ったほうがいいですよ!