一昨日発表された、道コン事務局による予想最低点。
世に出ているボーダーラインの中では一番信頼度が高いものです。生徒の自己採点結果をもとに算出したものなので、かなりリアルな数字です。
ただし今日は注意点を。
①「自己採点」なのでそもそも点数が正しいとは限らない。
よくあるのは国語や英語の記述に関する採点。
当塾みたいに自己採点会を行って、生徒の答案についてこれは何点これは何点というパターンもあれば、完全に生徒にお任せして点数報告のみという塾さんもあります。
また緊張で自分の答えを忘れた生徒もいますし、特にトップ高校受験の真面目な女子など、記述を全部カウントしないで報告するケースも考えられます(真顔)
トップ高校についてはかなり近い数値にはなると思いますが、現実は少し下がるかもしれません。
②スライド合格の罠
分かりやすい例が旭丘。普通科は結構な倍率になっているのに対して、数理DSは定員割れを起こしています。
じゃあDSを受けた生徒は全員合格なのかというと、そうではありません。
普通科受験者の中では願書に第2志望を書いた生徒がいるだろうと思います。普通科不合格の生徒はその得点を持って第2志望での判定に進むことになると思うのですが、
そのときに数理DSを第1志望の生徒よりも点数が高かったら、学校はどちらを選ぶでしょうか…という話です。
入試の手引きにはこんなことが書かれています。
「できるだけ第1志望を優先して」って書いてあります。「できるだけ」の解釈をどうするかは校長先生の判断でしょう。
定員割れをおこしているのに道コンの予想最低点を書くということは、その点数を下回ったら普通科の生徒に押し出される危険はあるよってことなんだと思います。
これは国際情報や清田、琴似工業などでも同じです。第2志望まではスライドの押し出し可能性があると思ってください。
長くなったので今回はここまでです。
次回は最低点をSSに換算してみて、各高校の状況を載せたいと思います。
一つだけ。
手稲高校はSS換算するとBランク…SS43、Cランク…SS47、Dランク…SS48というのが予想最低です。
びっくりするほどめちゃめちゃ低いですが、だからといって手稲の全員のレベルが低くなったというわけではありません。
SS60オーバーの生徒もたくさんいるでしょうし、合格者平均はSS55前後になると思います。
SS40台でも合格は出来ますが、入った生徒は相当苦労すると今から思っておいたほうが良いです。せっかく入った高校を辞めるなよというレベル。
今回は以上です。
学びやむげんの鷹取先生が、昨日で教室をクローズしました。
お疲れ様でした🙇
このお仕事を辞めるわけではなく、いちどフリーの講師として動くとのこと。身一つでそこまでできるのすごいと思います。
そして4月から1年間、当塾高校生のご指導よろしくお願いいたします。