昨日、中間倍率が発表されました。
そして昨日は途中まで書いていた記事が消えてしまったので🤤今日はその続きを書きたいなぁと思っています。
(昨日の記事です)
(北海道新聞社ホームページにリンクします)
道新記事によると、「新しい入試」で問題の難易度が読みにくく、安全志向で南と北は伸びなかったということが書かれています。僕もそう感じています。
でも西や東、旭丘までしか下げない。それより下の公立までは変えたくない…という考えが多いのか、そこが心理的な節目で高倍率になっている流れでしょう。
平岸高校は心理的な節目なのか
平岸高校の1.91倍もそこがストッパーとして働いているのでしょう。
平岸は2018年から2022年(今年)までの中間倍率が1.79→1.44→1.58→1.70→1.91と推移しています。
当塾エリアと少し離れるので最近見ていなかった藻岩高校もソコソコ高倍率です。ただここは昨年から2クラス減になっているので、
ここ5年間の出願人数は372→372→415→341→341(今年)と人数的には減少傾向。まあそれまで藻岩をチャレンジしていた層が平岸に降りてきたと考えることもできます。
新川高校は心理的な節目ではないのか
気になるのは手稲と新川です。
手稲は例年それほど高倍率ではありませんが(今年も割れたし)、新川はこの地区では「心理的な節目」とされている高校ではあるなあと思っていたのですが…
新川のここ5年間の、推薦を除いた実質倍率は、
1.52→1.85→1.51→1.27→1.27(今年)
推薦を除いた実質出願者数は、
401→473→430→334→350(今年)
と減少傾向にあるのです。
この周辺は国際情報や北陵もありますが、こちらもそれほど伸びている印象は無く…🐢
ちょっと表現が悪いかもしれませんが、
公立トップ高校志望者は「手稲新川ラインまでは下げたくない」
中堅層は「手稲新川ラインはちょっと厳しいので下げるor私立単願にする」
という動きがあるのかもしれません。
特に中堅層は「手稲新川ラインはCランクでも厳しい」という印象があるのかもしれないですね。
じゃあ行き先は…公立なら平岸ってことになるかもしれません。
道コンの成績分布はライバルの成績のヒントになる
道コンの個人成績表には志望校の成績の散らばりが載っています。
平岸はCランクが増えてきています。Cランクで学力に自信があまり無い生徒は平岸という流れが強まってきているので、Dランクでも当日点勝負…という形になるかもしれません。
新川はBCランクが大半、AとDがそこそこ、Eランクはほぼいない状況です。Cランクの生徒がちょっと減り始めている気がします(※もう少し調べてみます)
新川は今年の倍率なら、DEランクにも十分チャンスはあるんじゃないかなあという感想です。
東西南北は例年とあまり変わらず、Aランクたくさん、Bランクから少ないっていうイメージです。
札幌西はやっぱり10:0の印象が強いのか、DEランク以下も結構第1志望に書いていたりします。内申のバラツキは東や旭丘より大きいです。
旭丘は西東に比べるとBランクの割合が少し多いです。でもSSがそれほど高くは無いので、やはりAランクが優位なのに変わりは無いでしょう。さらに今年は普通科が80人定員減なのでその影響はどうでしょう(市立高校なので選抜方法がまたちょっとアレ…という噂もちらほら聞きますし😐)
生徒に配られる総合資料の冊子には各高校の細かい散らばりまでは見ることが出来ないので、個人成績表は是非見ておくことをおススメします。
特に生徒(や保護者の皆さん)は自分のSSばかり気にしがちです。よく「何点取れば合格できますか」「SSどれくらいとれば合格できますか」という相談を受けますが、
入試は「絶対評価」ではなく「相対評価」であることを忘れてはなりません。周りの受験生の成績が高ければ、合格条件は高くなるのです。
上から定員320人に入れれば合格だということをお忘れなく。
今回は以上です。
明日からは出願変更について、賛成の立場と反対の立場で2つ書こうと思っています。

