良い子の皆さんは去年の目標を覚えていますか。
サラリーマン講師時代、偉い人から「目標は他人が評価可能なモノにした方が良い」と言われ、なるほどなーと感じたことがあります。
「一生懸命がんばる」はダメ、「毎日机に向かう」はOKみたいな。
確かに他の人が評価できる目標ってのは良いのですが、一部は大人向けかなあと
小中高生の皆さんはそれを少し変化させてみてほしいのです。
「やれば必ずできる目標」を立てる
最近当塾では「やれば必ず達成できる目標」をオススメしています。
例えば「毎日本を読む」とか「毎日お手伝いをする」とか…これはやれば必ず達成ができます。
小中学生はこういうので良いのです。
たとえば「次のテストで90点以上取る」という目標…これは○のように見えて△(または×)です。
テストの点数や学年順位などの数値目標は、他の人が評価しやすいものなのですが、
もしそのテストが普段より超絶難しかったらどうでしょうか…学年トップの点数だけど89点ならどうでしょうか
「難しくても90点以上は目標なのだからダメです」とか「難しいなら…学年トップだし、89点でも仕方ないよね」とか意見が割れるかもしれません
こういう不確定要素が混じりやすいものは、小中高生は目標にしないほうが良いと思うのです。
「失敗の原因が分かりやすい目標」を立てる
「やれば必ず達成できる目標」は、やらなかったら失敗ですからとても単純です。
そして失敗の原因が分かりやすく、改善もしやすいです。
今日は本を読まなかった→原因は何か(時間が無かった、忘れていた、疲れてしまった、テレビを見過ぎたなど)→じゃあ次どうする?という感じで、テキパキ動くことができます。
さっき書いた「90点以上が目標」とかの場合、目標点にたどり着かなかったときの原因が分かりにくく、分かったとしてもその改善点も難しく、動かなくなる場合が多々あります。
小中高生の皆さんは、もっともっと身近なところから目標を組んでみるといいでしょう。
「達成グセ」をつけてほしい
つまり不確定な目標は、「目標」ではなく「夢」と言いかえるべきかと思うのです夢を達成するための目標であり、目標は達成できるものだと。
子どもたちには小さな目標を超え続けて、「達成グセ」をつけてもらいたいです
そして目標の先に夢があるというイメージ。
「達成グセ」がつくと、少し高めの目標を立てても乗り越えやすくなります。
もしテストの結果が悪かったとき(夢に届かなかったとき)は、立てた目標を振り返って、夢を達成できる目標になっていたかを確認してみましょう。小さな目標が甘すぎるかもしれません。そこを次は直していく…それを繰り返すことで夢に近づくという経験をするべきかという考えです
現実は…①
ここまでずっと「小中高生の皆さんは」と書いていたのですが、現実社会は「不確定な目標」をバンバン出してくるところが多いのではないかと
先に書いたテストの難易度においては、「難しくても90点以上が目標なのだからダメなものはダメです」という日本のブラック企業の典型がほとんどでしょう
これが日本の産業をダメにしているのですが、子どもたちの大半は将来そういうところに勤めることになるのですから、個人的には今から「理不尽な目標に対するプレッシャー」にも慣れておいた方が良いんじゃないの?とも思います。郷に入っては郷に従え的な
現実は…②
そんなことを書いていますが、私のダイエット目標…
×「かっこいいスタイルを目指す」
△「今年は10キロ落とす」
ではなく、
「夜22時以降は食べない」「コンビニで買い食いしない」「外食時に大盛にしない」
とか、そういう小さい目標を立てなければ…ということですね🐖🐖🐖
昨年は1年間でマイナス3キロ減らしました(中学生は意味分かるよね🐖)
体重以外には…目標というか「今年1年やることリスト」を作りました。
ここには書きませんが、今年はコロナも落ち着きそうだし、もっともっと動こうと思っています
今回は以上です。
箱根往路をずっと見ています。沿道応援多いなあー