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昨日の🌝
スマホじゃ上手に丸くならなかったけどいいお月さまでした。
妻の話によると、昨夜はたくさんの親子が外に出て月を眺めていたそうです。
夜空にきれいな月を見つけると思わず電話をされる方が東京やアメリカのほうにはいらっしゃるそうですね。私もそういう雅な人間に、または月のように静かに見守る存在になりたいものです(遠い目)
志望校を決めるタイミングはいつか
さて中3受験生は今週から保護者懇談を行います。学力Aが終わり結果が返ってきて、今後の受験方針などについて確認したいと思っています。
中学校ではC終了後の11月~12月に3者懇談があり、また冬休み中に第5回道コンがあったりしますが、ここ数年の様子を見ると、ABCや冬道コンの結果で志望校を変える生徒は少なくなってきている気がします。トップ高校を目指すなら早めに方向性を定めた方が良いというのが最近のトレンドです。
高2だと遅すぎる、中3だと早すぎる
先日の北嶺中・高等学校の見学で伺った話。
北嶺さんでは高1時に「東大ツアー」というのをやっていまして、みんなで東京に行って現役東大生や卒業して社会に出ている先輩、また東京の大学に進んだOBと交流をすることで、「自分も東大に行きたい!」という意識付けを行っているようです。
学校見学やオープンキャンパス後にやる気が上がり成績が伸びるのは高校生も中学生も同じです。
以前は高2時に東大ツアーを行っていたのですが、それだと少し間に合わなかったらしく…そこで1年早めて高1生を対象に行ったところ、動き出しが早く良い結果につながったのだとか。
おお、それじゃあもっと早くと今度は中3で東大ツアーを行ったそうです。学校側としても東大や医学部の準備は出来るだけ早く、北嶺入学後の中1から見学させても良いのではと考えていたらしい。
ところが、中3生の反応は高1生とはちょっと違い、あまり響きにくかったらしいです。中高一貫とはいえ同世代の公立中生は高校入試に力を入れている時期、もう大学大学と意識させるのはちょっと早かったみたいです。
そういうこともあり、現在は高1生で東大ツアーを行っているという話を聞きました。なるほどね。
中学受験は遅くとも小5から…
ちなみに北嶺中を受験するならいつから勉強始めたらいいのかという質問もしてみました。
谷地田校長先生、「子どもの性格や学力によっても違うけれども…」と言いつつも、札幌圏なら小5からは塾に通っておいた方が良いそうです。首都圏の勉強熱は非常に強いので、それに比べると北海道の小学生はまだまだのんびりしているかなと。カギになるのはやはり算数。ちなみに英語は入試に入らないので不要。算数でかなり差がつくそうです。
北嶺さんに限らず、レベルのある私立や札幌開成中などは、小5からきちんと対策を始めなければいけないと私も感じています。付け焼き刃の対策では受からないです。
では公立高校入試に関してはどうでしょうか。
私立や大学受験と違い、公立高校は「学校によって問題が異なる」わけではないので、テクニカル的には南でも西でも一般高校でも、開始時期は基本的に同じで良いと思います。
ただ意識的な問題では、トップ高校=「受験レベル4」の高校は、中2の秋~冬くらいから本気で勉強をし始める生徒が多いかなという印象です。
同じ「受験レベル」の中で志望校が変わることはあると思いますが、中3のABC後や冬道コン後に手稲新川から旭丘や西に上げるという生徒は少ないですし、さっきも書きましたが最近では秋以降に受験レベルを下げる生徒も減ってきているように見えます。
高校受験を本気で意識するタイミングは中2のこれから…
ちなみに当塾は中2から応用と標準の2クラスに分けていますが、中2生はだんだん顔つきが変わってきています。トップ高校を本気で意識し始めるのは、やはり中2の秋冬なのかな。勉強面で「仕掛ける」のもこれからだと思っています。
当塾で中1応用が無いのもこの理由です。中1からトップ高校目指すっていっても、生徒と親の優位感覚を刺激するくらいしか効果はないと思うんですよ正直。附属中なら応用クラスがあってもいいと思うけど、公立中1年の志望校は基本的にあてになりませんし、その前にもっとやることがあるでしょうって感じです。
この辺北嶺さんも中1中2時から東大東大とかは言っていないそうです。「それよりも…」と言っていましたが、ここが僕の考えと一致していたので、間違っていなかったと自信になりちょっと嬉しかったです。
というわけで中3受験生は志望校について色々考えてもらいます。親としっかり相談して決めましょう。高校受験は「生徒5割、親5割」です。
今回は以上です。
雨が降ってきた☔☔☔