ただしんどいという意味では無いですよ…
30km過ぎ、3周目の北24条通り「最後の宝来ゾーン」で、大迫選手が2位集団を捉えているときのアングルが好きでした。
結局あと15秒は追いつけなかったけれど、心打たれました。
さて「入試はマラソンに似ている」と、今日は全国の学習塾で言われるんじゃないかなあと
生徒の皆さんは塾の先生がドヤ顔で言っていても、にやけちゃダメですよ
というわけで僕も便乗しようかと…似ているところをいくつか書きます。
先頭集団にいる方が有利
マラソンは道中、グループでまとまって走ることが多いです。先頭集団にいる方がトップを取りやすいというのは勉強でも同じだと思います。高いレベルの仲間、同じ目標の仲間が近くにいることは、スポーツも勉強も良い結果を生み出しやすいです(集団指導塾のメリットでもあります)
自分が頑張っても順位が上がるとは限らない
頑張っているのは自分だけではありません。ライバルが止まってくれることはありません。テストの点数が上がっても、周りがもっと上がっていたら順位が下がることもあり得ます。動いている中で順位を上げるというのは、とても難しいのです。
その位置を保つスタミナも大事
よくマラソン中継で、初めの10キロくらいは無名の知らない選手が先頭を突っ走っているのですが(通称:テレビ馬🐴)、20キロを過ぎるといなくなるという光景をよく見かけます。
別にそのチャレンジが無謀ということではありませんが(私もテレビ馬的性格ですし🐎🦌)、その位置、ペースを保ち続けることはとても大変です。
勉強もそうですね。
そういえば高校1年生の皆さん、入学したての頃のやる気って、まだ維持できていますか
他にも夏期講習から塾に通い始めた中学生とか…初めの1~2週はやる気があっても、そろそろたるんでくる人もいるかもしれませんね。
中3受験生はこれから学力ABCがありますが、9月10月の勉強習慣や勉強意欲が大事です。テンションを維持できるスタミナや度胸、メンタルは、トップ高校合格の見極めポイントだと思っています。
周りが脱落して順位が上がることもある
マラソンがトラック競技と違うのは、周りが脱落していって、相対的に順位が上がるケースが多いことです。無理にペースを上げようとしなくても、頑張ってグループについていけば自然と良くなることは入試でもよくある流れです。
だからレース終盤、創成川の藤女子あたりで大迫選手が前にいる2人を抜き去って6位に順位を上げたときはビックリしました。すごいことだと思います。
ザックリ似ているところはそんな感じでしょうか。
あとは給水かな…受験勉強に休みはありませんが、定期的に自分のフォームを見直すことは必要かなと。模擬試験の結果反省が一番良いと思います。そういう意味で、模試は給水のようなものだと思います。受験生は定期的に模試を受けるべきだと思います。
でも、マラソンと高校入試、大学入試の大きな違いは、
合格ラインが低いこと(メダルとらないと)
脱落する割合がとても多いこと
です。
入試は上位320人に入れば合格なのです。1位を狙わなくたって合格できます!1位も320位も合格の価値は基本的に変わらないのです。
オリンピックはキプチョゲ選手が強すぎてドン引きしました。多分あのまま函館まで走りそうな気がします。でも入試はそういう異次元の選手が1人2人いても大丈夫!たとえ札幌南でも320人のうち大半は「一般人」です。楽な気持ちで勉強しましょう、走りましょう。
そして高校入試や大学入試はプロじゃないのですから、成績を伸ばす生徒よりも脱落していく生徒の割合のほうが圧倒的に多いです。
もちろん志望校にもよるでしょうが、今からある程度先頭集団に位置しておいた方が良いのは札幌南や札幌北くらいじゃないでしょうか。
西や新川なんか、今の時点でまだ1000人近くが志しているはずです。ここから入試まで500人が「脱落」します。
仮に入試倍率が1.5倍で約160人が不合格になるとしても、夏から出願までの数ヶ月間で、400人500人の生徒が「脱落」しますから、オリンピックのマラソンに比べると入試なんてチョロいですよ。
中3受験生は夏期道コンまであと3日。
当塾では夏期道コンから入試までの約200日を「入試ロード」と呼んでいます。
長い道のりが始まりますが、「テン良し、中良し、終い良し」を目指して頑張りましょう。
今回は以上です。
宝来といえばC定食大盛が好きです。学生時代はお金無くて中々食べられなかったのですが、結婚前に北24条に住んでいた頃はよく行っていました。また行きたいです🍜