※問題というのはproblemではなくquestionです。
昨日記事を書こうとして道教委のホームページを見に行ったら、衝撃が大きくてクソ記事を書いてしまいましたすみません。
夜にアップしようと思ったのですが、石狩のコストコに行ったら疲れてしまいました。
さて北海道公立高校入試のシステムが来春から変わります。
「令和4年度以降入学者選抜について」の概要を見に行ったのです。
時間やリスニングの配点が変わるなど、色々ありますが、一番の目玉は
300点満点から500点満点に変更
ということでしょう。
この変化、本家厚別クリエイトの太田先生が先月ホームページで、
大山鳴動して鼠一匹
と書いていましたが、私もそう思うのです…
実際、500点満点に増えるから当日点が優位になるのでしょうか。
一般的には相関表で選抜する
ここで「概要」に載っている入学者の決定方法について説明します。
(北海道教育委員会ホームページより)
いわゆる「70%枠」…評定と当日点を同等に取り扱うということについては、相関表を使って選抜をしなければいけません。
これは昨年度の概要ですが、「相関表を用いて適正を図ること」と書かれています。
今年から300点満点から500点満点に変わりますが、学力検査の「枠の区切り」が12点から20点に変わるので、25段階は維持されます。
公立入試はドラフトと同じ
入試選抜方法はブラックボックスで、塾の先生でも詳しい人はほとんどいないと思います。
門外不出。
ただ、相関表方式があるということ、
そして細かいところは校長先生の判断があるということ
これは決まっています。
そして相関表選抜は、ドラフト会議みたいなものなのです。
(エクセルで適当に作ってみました)
ここに生徒の成績を入れてから、ドラフト会議が始まります
では問題です。
【問題1】
定員20名、全て相関表で決めるとします。
枠内の数字は人数です。
皆さんが校長先生なら、どう選抜しますか。
青セルの13名は合格。これは全員同じでしょう。
【問題2】
現実的にあり得ないでしょうけど笑
このパターンも問題1と同じかと思います。
黄色セルの選抜をどうするか
さて、黄色セルの選抜はどうするか。
定員まで残り6名。
まず、黄色の9名から6名は、「細かい点数」で評価すると考える人が多いと思います。
しかし、「細かい点数」といっても、
・内申点と当日点を純粋に足す
・当日点と内申点を同じ点数に直してから足す
・当日点だけで判断する
色々判断材料が異なります。そしてこれは各高校によって変わるとか…んー。
あと、70%枠は「70%程度」ということだから、
・黄色セルは全員合格
ということも可能性もあります。
皆さんはどうでしょうか。
ということで今日の最後です。
【問題3】
定員20名、全て相関表で決めるとします。
枠内の数字は人数です。
皆さんが校長先生なら、どう選抜しますか。
今回は以上です。
GW中にいくつか問題を出します。
あ、私の主張は
内申点はこういう変化のときこそ重要です
評定を甘く見たら後悔しますよ
です。このシリーズは続きますが、先に書いておきます。