新学習指導要領は教科書改訂だけではありません
中学校では学習指導要領の改訂に伴い教科書内容が変化することはご存知かと思いますが、
評価の仕方についても大きく変わっていることを、保護者の皆さんはチェックしてほしいと思います。
◆学習評価の在り方ハンドブック(※pdfファイルです)
文部科学省のホームページより。

「みんなの教育技術」ホームページより。この解説は結構分かりやすいです。
今までの評価の観点は
「関心・意欲・態度」「「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」の4つ
新しい評価の観点は
「知識及び技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つに変わるそうです。
観点ごとにABC評価が付けられ、中学校ではそれをもとに5段階評定「54321」付けられます。
今までは4観点だったので、「AAAB」でも評定5がついていたことは良くありますが、
これからはおそらく評定「5」になるためには「AAA」は必須だと思います。もちろん「AAA」でも4になる可能性はありますが。
◆学習評価の現状と課題(※pdfファイルです)
中央教育審議会の資料がありました。
(これを書いた髙木さんという方は、おそらく学習塾に批判的な立場なのかなと…苦笑)
じゃあ何が変わるのか…正直よく分からないのですが(笑)。
素人目で見ると、「主体的に学習に取り組む態度」、つまり昔の「関心・意欲・態度」の割合が多くなったということなのかなという感じです。
まあ文科省の資料や中学校のオリエン資料を見る限り、
「ペーパーテストで85点以上取ったから評定5」という目安は、ちょっと変わるかもしれないです。
塾としては、定期テスト対策だけに力を入れるよりも、日々のレポートや小テストできちんと評価を付けられるように指導したほうが良いのではないかと思っています。
土曜授業でサポートを強化
そこで今日から始まる土曜授業です。
今まで当塾は週2回の授業+個別トレーニングという形で行っていました。
応用クラスは昨年度から「土曜応用特訓(英数)」を行い実質週3回授業となっていましたが、
今年から中1や標準クラスも、変則週3回授業を行うこととしました。
(3週に2回は週3回授業です)
平日の塾授業の復習サポートとともに、学校の課題やワーク指導を強化して、
新しい評価システムを、少し大事に見ていこうと思っています。
新学習指導要領で、塾だって指導方法をアップデートしていかなければならないと考えています。
応用クラスは昨年度と同じ応用テキストを使った授業です。
公立トップ高校に行きたいなら、内申点対策くらいは自分でできでしょう。というかできないと受からないですからね。
私は、ここ数年で内申点が相当インフレしていますので、
今年はそれが大きく変わるんじゃないかなーって予想しています。
新中1生は、ABランクの割合が大きく減りそうな予感です。
北海道は公立高校入試も新しくなります。
こういう変化の時は、内申点が高い生徒ほど優位なのは間違いありません。
今回は以上です。
周りは学力点が大事という風潮なのでちょっと逆張りな印象を持たれるかもしれないですが、
私は絶対に内申点が大事だと思っています。
北海道で生きていくには内申点をもっと大事にしないと。